先月の WOWOW がマイケル・ムーア監督特集だったので、そのとき録画したもの。

これは企業が利益の追順だけでいいのか、そのために従業員の生活を全く省みなくてもいいのか、というムーア監督の訴えを、彼の本の売り歩きツアーと合わせて紹介したもの。

相変わらずのムーア調といいますか、彼が世の中に率直に問題を投げかけ、そして行動するその力は見習うべきものがあると感じた。

しかしちょっと問題が拡散としていたような気もする。
前回みた「ロジャー&ミー」と違って、一つの企業に絞った行動じゃないので、いろんな場所にいっていろんな会社に訴えているので、一つの大きな成果を出したというように見えないからだと思う。

とはいえ、彼の行動し続ける姿はしっかり見ることができるわけで、それだけでも勇気づけられる。

●妄想代理人

2004年2月7日 アニメ
http://www.mousou.tv/

WOWOW で始まった連続アニメ。
先日、同じ監督の「千年女優」が、地味ながらも丁寧に作られていたのが気に入ったので、今度の話はどうかな、と様子見ということで録画してから、鑑賞。

まあ、まだ第一話ということで、プロローグみたいなものだけど、ちょっと気になる感じかな。
次も見てみましょう。

本棚

2004年2月7日 日常
引越ししてから書庫の間取りについて、相棒と意見が衝突し、それ以降妥協点が見つからないまま、ダンボールに本をつめたまま。そのまま、そろそろ二年が経とうとしているところ。

今は引越し前から使っていた本棚を1セット使っているのだが、所有する本の量はそれだけでは全然足りなくて、買い足す必要があるのはわかっている。

だが、その本棚の形と部屋での置き方について、相棒との間でかなり意識が違っていたことが、引っ越してから明らかになった。

とはいえ、いつまでもダンボールにしまったままじゃ、本の痛みも早くなるし、第一気軽に気に入った本を取り出せないのは不便この上ない。

そういうわけで、とうとう私が折れることにして、新たな本棚を購入することにした。
とはいえばやっぱり何となく気に入らないので、費用は向こう持ち(笑)。

ということで、本日は片道一時間ぐらいかかるホームセンターまで遠出。
先日チラシが入って、目的の形のものが安くなっているのを発見したから。

オープンのときにちょっと寄ったことがあるだけだったので、広いお店の中で売り場を探してうろうろしてしまったけど(笑)、なんとか目的のものを発見。
しかしどうも購入予定数分の棚がその場になく、店員を探して在庫をチェックしてもらう。

結局取り寄せになってしまうことが判明し、注文だけして後日取りにいくことにした。

ああ、それにしてもこれでようやく書庫の整理ができるかと思うと、嬉しい。

はやく連絡がこないかなあ。

夜はTVで指輪の一部をやっていたので、ちょこっと見ようかなと思ったものの、ここ最近映画はノンストップで見慣れていたので、途中挟まれるCMに我慢ならなくて、最初の15分ぐらいで挫折(^^;。
ま、ホンキで見たかった自分のDVD見返せばいいんだけどさ(笑)。

その後、今週から始まったアニメの一話を眺めて、ドキュメンタリー映画を消化して、邦画も一本みて、なんとか映画のストックを消費。

では、また。
DVD ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2003/06/20 ¥2,500
ボサボサヘアにメガネのイケてない女子高生ミア(アン・ハサウェイ)は、ある日、初めて会った祖母のクラリス(ジュリー・アンドリュース)から、自分はジェノヴィア国のプリンセスで唯一の王位継承者だと告げられる。ミアは、女王であるクラリスの元、プリンセスになるための厳しいレッスンを受けることになる。

途中から見たんだけど、かなり最初のほうだったらしく、面白く鑑賞。

主人公の少女がかわいかったのはよかったけど、やっぱり注目は女王様役のジュリー・アンドリュース。
彼女の顔と声がすっごく好き(笑)。

女王のお付きというか、主人公の運転手をやってる紳士が、また格好いいんだよねえ。

最後のほうで、女王との秘密のダンスシーンが、雰囲気がいいんだよ〜。

最近、年寄り俳優好みになってきたかも…(笑)。

玉転がし(笑)

2004年2月6日 日常
10年ぶりぐらいでしょうか。ボーリングにいってきました。

会社のイベントで、特に気合が入っているわけでもなく、ダラダラと(^^;。

帰りが遅くなるので、今日の夕飯は各自ってことにしておいたので、帰り道どこかで食べてこうかなと思ったのだけど、なんだか疲れてしまって面倒になり、コンビニで適当に買ってきて、すませることに。

こういう時の食事は飢えを満たすための餌みたいなものなので、美味しさは特に求めないんだけど、そう思って食べたら意外に美味しかったから得した気分(笑)。

帰ったら相棒が映画を見てたので、一緒に眺めた。

小国の女王様役が、ジュリー・アンドリュースでびっくり。

「サウンド・オブ・ミュージック」は私が大好きなミュージカル映画で、その主人公マリアをやったのが、彼女なのです。

マリアの時は若い娘さん役だったけど、この女王様は主人公のおばあさん役でしたが、とても美しい年のとり方をしているようで、うらやましく思いました。

では、また。

未来予想図

2004年2月5日 エッセイ
計算尺という言葉を知ってる一般人って、ほとんどいないんじゃなかろうか。
単語という点では、古典SF読みなら、言葉は知っているかもしれない。

自分でSFを読むようになった頃は当時の新刊翻訳ものを主に読んでいた。古典SFの翻訳ものを読みはじめたのは、ここ数年のことだ。
で、数年前に「レンズマン」を読んだ時、計算尺なる意味不明な単語に遭遇することになる。

ああ、丁度いまレンズマンシリーズは新訳版が刊行中だけれども、計算尺が登場するのは旧訳版のほうの話。

レンズマンが単身、宇宙艇に乗り込んで敵の惑星まで偵察にいくというシチュエーションがある。
その航行中、敵惑星の位置を計算するために、彼が利用するのが計算尺、なんである。

計算尺は、計算用の道具だ。

一般的には横長の長方形の物体で、物差しみたいな形状をしている。日本では竹製のものが最初に登場したらしい。

で、その面の部分にはびっしりと数値が刻印されていて、それら数値の組合せで乗算や平方根などが計算できるらしい。

実物をみたことはないのでイマイチうまく説明できないのだが、ともかく現在では関数電卓を使って行うような計算をするのに、当時使われていたそうだ。

そんな原始的な(失礼!)道具を使って、宇宙船の進路を飛行しながら計算していたというのが、もう驚きだ。
だって、宇宙船の創造技術のある世界観で、計算尺!!!(笑)

現代の小説だったら、レンズマンのこの1シーンは全く違うものになっていたと思う。
計算は当然コンピュータが担当しているだろうし、そもそもそういう計算自体を宇宙船の頭脳コンピュータが自動で制御していて、人間がそういう部分に関わることはない。
…といったところか。

古いSFを読むと、当時の作家たちが考え出した未来予想図に出会うわけだが、それらの中にはすでに現在実現してるものもあるし、途方もなく空想的で現在でも実現不可能なものもある。

21世紀には月旅行は気軽にできるとされていたり、宇宙人とコンタクトをとって友好関係を築いたり戦争したり、ロボットは当然二足歩行できて人間の奴隷になっていたり人間に反乱をおこしたり知性を獲得したり、いろんな物語がある。

そんな物語を読んで、夢見る未来。
とりあえず自分が平均寿命まで生きるとして、「海外旅行に行くレベル程度に気軽に月にいけるようになる」「二足歩行ロボットが誕生し、一般家庭に普及するようになる」程度は目にできるのかなあ、いや、できたらいいなあ、なんて思っている。

どうかな(笑)。

では、また。

ドラマ

2004年2月4日 日常
今クールのドラマは、結局ちゃんとみてるのは「乱歩R」だけという我ながらちょっと意外なチョイスなんだけど、なかなかに楽しんでみています。

毎度依頼人がピンチになる程度にはへなちょこ探偵なわけだけど、そういうところが藤井隆に合っているっていうか(笑)。

ただ、やっぱり一時間のドラマで1エピソードを扱うのは、無理があると思う。せめて二時間ドラマになってれば、もうすこしマシになりそうなのになあ。

今週は「黒蜥蜴」でした。こちらも未読なんだけど、以前美和明弘のインタビューかなにかで、ざっくり黒蜥蜴ってどういうキャラクターなのかってのを聞いたことがあって、それで今回の松坂慶子を楽しみにしてたのでした。

だから余計に今週のアレは、ちょっと黒蜥蜴のレベル低すぎっていうか(爆)。
いや、松坂慶子は巧かったと思う。ただ、美少年…があの程度なの?とか(^^;、海辺の建物が小さいっていうか、なんかスケールが小さい印象アリ(笑)。

黒蜥蜴って、もっと格好いいキャラだという印象があったんだけど、ドラマ版ではちょっとチープだったのよね(笑)。

これもやっぱり一時間枠のせいなのでしょうか(謎)。

ともあれ、ちょっと面白そうな感触はあるので、そのうち江戸川乱歩の本でも読んでみようかなとか思ったり。
ただ今またSF熱がぶりかえしてるので、すぐには手をだせなさそうなのよねえ。

では、また。
ジャンルとしてはアダルトなので、お子様はご遠慮ください(笑)。

アダルトとはいっても、おそらく男性の嗜好を満足させる類のものとはちょっと違うような気がします。
近いところでは、榎本ナリコの『センチメントの季節』とかかなあ。

榎本の場合は、少年少女の葛藤だったりするけど、羽央さんの場合はもうちょっと大人だというのが違う部分。
どちらも、人を愛することに不器用な主人公たちが性を通して成長していく姿を描いているのが特徴かな。

物語も結構好みだったけど、個人的にはこの著者の絵がすっごく好きだなあ。
とにかく人物が綺麗。

ジャンル上どうしても裸の絵が多かったりするけど、そのときの絵のバランスがいいんだよね。
なかなかイイです。
型破りな才覚を持ち、労働者階級を自認するマイケル・ムーア監督自身のナレーションによって語られる『ロジャー&ミー』は、自由奔放で痛烈な皮肉を込めたドキュメンタリー作品である。生まれ故郷の町がアメリカの巨大企業ゼネラル・モータースによる工場閉鎖で大打撃を受けると、この人騒がせで政治には一家言を持つ監督は…

タイトルのロジャーは、当時のGM社の社長ロジャー・スミスのこと。
GM社の工場によって繁栄してきた街フリントは、この工場の撤退とともに衰退していくこととなった。
路頭に迷う住人、利益の追求だけに突き進む企業、それらの姿を克明に描いていったのが、本作。

監督は去年のアカデミー賞のドキュメンタリー部門で賞を取った映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』の監督マイケル・ムーア。
この「ボウリング〜」は私がはじめて見た彼の映画だったのだけど、その視線の鋭さとシニカルさとコミカルさが、とても印象的でよく覚えている。

ちなみに、「ボウリング〜」はコロンバイン高校でおきた高校生二人による銃乱射事件を発端として、アメリカの銃社会を考えるものだ。

で、本作。
とにかく終始一貫としてマイケルはロジャーに面会を申し込み、突撃インタビューを試み、あらゆる場所で彼を待ち伏せするなどして、会話する機会を作ろうとする。
それに対し、最後まで彼を拒みつづけるロジャー・スミスの姿は理性的であり、怜悧なのが苦々しい。

それにしても、やっぱりスゴイと思うのは、このムーア監督の行動力でしょう。
そして、このような人が存在し、またこの映画が作成・上映されるというのが、アメリカという国の大きさであり多彩さなのかもしれない。
久しぶりにクリームシチューを作ったのはいいんだけど、例のごとくまたもや大量に作ってしまった…(^^;。
カレーとかシチューとかって、なんか大鍋に作っちゃうのよねえ。
まあ、美味しい食べ物だったら同じものを何日か続けるのが苦痛にならない方なので、別に困りはしないんだけどさ。

夜は、細切れにみてきた映画を一つ見終わったところ。
ドキュメンタリー映画って、いままでちゃんとみたことがなかったけど、今回は最近注目のマイケル・ムーア監督のものだったので、みてみたのでした。

彼の作品は、よくも悪くもアメリカの象徴にも見えて、まだ日本にはこういう人が現れないという意味で未熟な国なのかなあとか思ったり。

その後、つらつらと漫画を眺めて、就寝。

では、また。

読書記録

2004年2月2日 日常
読んだものメモを書きはじめて、そろそろ2、3年ぐらいたった。

ほとんどアドレス帳とメモ帳にしか使ってない PDA に、作者名と作品名を書くだけ。あとは、読みはじめた日と読み終わった日か。

読んだもののうち、とても気に入って紹介したいような作品は、自分の Web ページの読書感想文(笑)のところに書くようにしているから、PDA には本当に履歴しか残してない。

ここの日記を書くようにしてからは、Web のほうには作品のあらすじと見どころの紹介文を、ここの日記には自分の感想メインでだらだらと、というようにかき分けるようになった。

昔から日記が続いた試しがなくて、自分は毎日コツコツというものがとても苦手なんだという自覚がある。

だから、この読んだものメモも、こんなに長く続けてこれたのが不思議だ。

自己分析してみるに、多分手書きではないこと(手で文字を書く時間を自宅で確保するのは今ではかなり困難)、PDA にちょろっと入力するぐらいなら仕事の合間など何処ででも可能であること、が長続きの理由ではないかと推測する。

去年の一年分のメモから、ざっくり計算してみたら、読んだ活字本は102冊でした。
ちなみに漫画は42冊。

これが多いのか、少ないのかわからないけど、去年は自分としては結構読んだ印象があります。

で、今年の一月は小説漫画混みで、16冊。
さて、この勢いのまま、いけるかな?

では、また。

>> こーき さん
リンクさせていただきました。最近ゲームしてないので、いいなあと思いながら読ませていただきました。それから、年間100冊。結構意識しないと私には難しいかも…(笑)。
よろしくおねがいします。
コミック 宮崎 駿 徳間書店 全七巻

久々に読み返し。

ナウシカっていうと、一般的には映画のほうを指すんだろうけど、原作…というか漫画版は、映画よりも深く厳しい物語です。

最初の二冊が映画相当ですが、この物語の軸をしめるのは、なぜ世界に腐海が存在するのか、人間たちに未来はあるのか、という哲学的な問いなのだ。

とにかく、重いテーマをはらんでいるうえ、宮崎さんの細かな書き込みが重なって、読むのがすごく大変。
普通のコミックスの倍ぐらいの時間をかけて、丁寧に読むのがいいですな。

映画をみて満足するだけじゃなく、是非漫画版のほうも読んで欲しい作品です。
(上)ISBN:4150114633 文庫 田中 一江 早川書房 ¥700
(下)ISBN:4150114641 文庫 田中 一江 早川書房 ¥700


前作「エンダーズ・シャドウ」では、エンダーの話の対をなす裏側の物語としてビーンを主人公に据えていて、本書はその直接の続編。

前作の最後で、ビーンには一応の幸せがもたらされていたけれども、かれの遺伝子に関する爆弾は解決しないまま。他にも小さな謎はそのままだったので、きっと続きが出るだろうと思っていたら、案の定。

とはいえ、その物語にピーターが出てくるのは意外でした。ロックであり、デモステネスでもある彼も、ついに正体を表す必要に迫れられ、そして彼がどうやってヘゲモンとなったのかも合わせて知ることができる、シリーズ読みには美味しい物語でした。

そして、ビーンの時限爆弾についても彼の知るところとなって、ますますその行く末が気になります。

この話で終わりかなと漠然と思っていたのだけど、最後にあった著者あとがきをみると、どうやら続編があるらしい。
これはまた楽しみですな。

いつもの日曜日

2004年2月1日
ハラヘッタ攻撃にさらされて、泣きながら起床。
チビの暴れん坊っぷりにはもう負けっぱなしなのが悔しいところ。

それでもその後は気になっていた本の続きを一気に読んで、満足の読了。

午後は一週間分の家事をこなしてから、まったりとネットで遊んだり。
ここのサイトが落ちてたので、とりあえず書き溜めておくことに。

さて、次は何を読もうかな。

では、また。

さらに映画(笑)

2004年1月31日
昨日の続き。
映画を一本見た後、続けて別の映画を。
そこで二本同時上映をみて、明け方帰宅。
さすがに眠い〜ってことで、即就寝。

目が覚めたのはおやつの時間(^^;。
しばらくしたら出かけていた相棒が帰ってきたので、一緒に買い物。

夜はTVでドキュメンタリー映画を半分ほどみて、読書に戻る。
もう少しで終わりそうなのよね。

●「リクルート」
CIAにスカウトされた青年が、研修をうけて、任務につく話。
ただし、これは騙しあいの話。

どこまでは本当に任務なのか、誰が彼をはめているのか、彼は本当に仕事についているのか、最後まで欺かれてしまった。

最初から、誰も信じるなと主人公を教える教官の言葉通り、観客もこれは仕組まれたことなのではないかとずっと疑ってみてしまう。
このコン・ゲームが階層をなしているからややこしい。

主人公の青年がなんだか照英に似ていた気がしました(笑)。

●「タイムライン」
偶然できたタイムマシンで過去へと旅し、主人公たちが戦争に巻き込まれる話。彼らは無事帰ってこれるのか。

二時間に丁度よくまとまったエンターティンメントでした。

タイムパラドックスとか、パラレルワールドとか、まあとにかくSF的にはツッコミどころ満載だと思いましたけど、こういう映画はそういう些細な部分はすっかり流して、主人公たちの苦難とアクシデントにハラハラドキドキしながらさらりと楽しむのが吉。

まあ、二本同時上映でレディースディという出費だから許せたけど、これを1800円で観たらちょっと腹がたったかもしれないのも事実(笑)。

では、また。

久々の映画

2004年1月30日
ほとんど昼間は暇で、今日は予定通り定時に上がれそうな予感だったのだ。
が、こういう時って狙ったように、定時前に飛び込み仕事がくるんである。

それでもなんとかやれることはやって、ギリギリ八時には終了。
一旦家に帰る予定だったのだけど、時間がなくなったので、そのまま直行することに。

久々に映画を見ようと思ったのでした。

●「ラスト・サムライ」
ずっと気になっていたんだけど、ようやく観てきました。

トムの日本語セリフは、シリアスなシーンほど腰くだけしそうな感じだったけど、まあ全体に雰囲気が出ていてよかった。

印象的なのは、トムと小雪さんのラブシーン。最近のハリウッド映画っていうと大抵ヒーローヒロインの濃厚なキスシーンから始まって即ベッドというのが多いように思っていたので、このシーンはすっごく雰囲気が出ていてよかった。
実際、着物を着せるのって、エロティックだよねぇ。

気になったところも少しはあった。

山村の風景が、どうしても日本に見えなかったのよね。
山間なのに、あんなに低い緑(草地)がなだらかに広がった風景は、日本のようには見えなくて。

それとか、トムが日本で初めての戦闘となったときなんか、あんな林間であの人数で戦いはじめるって、戦術的にそもそも失敗だろうに、とか(^^;。

横浜港から見た富士山が微妙に形が違うとか。
あの方角からだと、左のほうに宝永山が見えるはず。宝永山は、富士山が一番最近噴火したのが1701年で、そのとき南側にできた出っ張り部分。

まあ、でも、基本的にはそういうのもあとから思い出して突っ込み処かななんて思えるだけで、全体にはとても楽しめた映画でした。

観終わって思ったのは、こういう映画をハリウッドに先に作られてしまうのは、日本人としてちょっと悔しいって思うべきなのかな、と。
細かな差異があるのはある程度仕方ないんだけど、あれだけ真正面から侍とか武士道なんかを取り上げられちゃうなんて、ねえ。

もともと真田さんは好きだったんだけど、今回意外に気に入ったのは、トムの見張り役をやってた俳優・福本清三さんです。
いやぁ、渋い!格好いい!!!
最期のシーンもグっときました。

パンフを読んだら、どうも斬られ役として有名な人らしいです。

指輪の時もガン爺に惚れ惚れしちゃったし、なんだか最近の映画ではジジイにやられっぱなしかも(笑)。

では、また。
珍しく早く帰宅したので、食後に映画を。
ここのところ纏まった時間がとれなくて、映画がHDDに溜まりっぱなし。
さっさと消化しないと、たしか今月末日には大量の録画予約があったような…(^^;。

映画のあと、残り数ページとなった文庫を消化。
さて、明日からは何を読もうかな。

●「トランスポーター」
フランス映画。でもちょっと雰囲気は地味なハリウッド映画(笑)という感じ。

トランスポーターって、運び屋、のこと。
主人公は、人間の輸送、荷物の配送、なんでもアリで、「名乗らない」「契約内容は絶対厳守」「荷を開けない」などを自らにルールをかしている、元軍人。
その彼が、自分のルールを破って荷を開けてしまったことから、物語は動き出す。

多少、細部が甘い脚本だなあと思ったけれども、この映画の楽しみ所はそういうところじゃないから、問題なし。

主人公のドライビングテクニック、サバイバル的な体術などなど、アクションとスピード感でジェットコースターのように眺めるのがいいんだと思う。

およそ二時間弱の、イマドキでは短いぐらいの物語だけど、とてもサックリと楽しめました。
主人公格好いいし(笑)。

いいねえ。

■「恋ヶ淵 百夜迷宮」たつみや 章
たつみやさんの角川ビーンズ本ということで、ちょっと不安を抱えながら。
だって児童書で活躍しているたつみや名義で、ビーンズだもんなあ。あちらの名前じゃ駄目だったのかしらん。

物語は、今市子さんの「百鬼夜行抄」みたいなものでしょうか。
あやかしが見える体質の金貸屋の若旦那と、自覚がないもののあやかしから嫌われる体質をもった奉公人の竹二が、若旦那のお付きに抜擢されたところからはじまる事件簿、といったところか。

全体に主要キャラの造形がたつみやさんらしく、素直で実直で正義感のある好青年だったのは、毎度気持ちのいいものでしたが、ちょっと物語の構成がヘタれていた気がします。

前半、事件が起こる手前での花魁のエピソードはちょっと余計じゃないかなあ。
若旦那と奉公人との経済感覚の差、ひいては江戸時代っていう時代と職業の説明みたいなのを書きたかったのかなとも思ったけど、この部分、お話としては余分に見えました。

そのせいか、クライマックスで竹二たちがある場所に乗り込んでいったところから、事件の顛末までが駆け足になっていて、残念。

もう少し蕎麦屋の事件を主体に、梅さんやおこいさんの側を前面に出して、クライマックスの騒動後、彼らがどうやって納得して一緒になったのかを書き込んで欲しかったなあ。

うーん。ちょっと勿体ない気がする。
それに、イラストは波津彬子だし、なんだか狙いすぎな気が…(って、このあたりは作者ってより編集側の思惑なのかな)。

しかし軽い話なので、さっくり読めるのは、ビーンズ文庫として正解なのかも。

では、また。

初物

2004年1月26日
お弁当箱を買い換えた。

毎日作るわけじゃないし、どっちかというと作らない日のほうが多かったりするのだけど(^^;、それでもないのは困るし…。

それまで使ってたのは、小判型の一段のもの。ちょっと深めなので、親子丼みたいなご飯の上におかずをのせたりすることもできて重宝していた。

これを、落としてひびをいれてしまったので、同じ形のものを探したのだけど、これが意外に売ってないのだ。

大抵のものは、上下二段になったタイプで、これだと当然とても浅い。しかも、パーツが増えるから、洗う手間が面倒に思える。

だからひび割れをだましだまし使っていたけど、とうとう寿命がきてしまったのだ。

そんなわけで、新しいお弁当箱は細長い感じの小判型二段式。

使い慣れないお弁当箱は、ご飯やおかずなどの配置、いれ方、分量がイマイチ分かりづらく、入れるのに手間取ってしまった。

まあ、だんだんと慣れていくのだろう。

--

帰りに本屋でぶらりと。

月頭にいつも立ち読みしている雑誌(笑)が、付録付きになったせいでゴムがかかっていて読めなくなっていてショック…。だったのですが、偶然今日寄った本屋では、中がチェックできるようになっていたのを発見。早速、立ち読み(笑)。

丁度お目当ての連載が先月終わっていたことに、このときになってようやく気がつく(^^;。んが、同じ作者が新連載をはじめたことも発覚し、早速読む。

そうだよなあ、雑誌の表紙がその作者の絵だったから、連載が終わってたのをすっかり忘れてたんだわ。

で、新連載はまた女性の自立の話か〜…。なんか、最近この人の漫画って、全部同じテーマで新鮮味がないんだよね。話の種類も、バレエか料理かTV業界に限られてきてるし…。
とかいいつつ、立ち読みしちゃうんだけど。買う程でもないし。

またまた時間を忘れて立ち読みとかしてたら帰宅が遅くなってしまった…。
しかし今日は家族も遅くなるって話だったので、のんびり支度。

食事って、少ない種類で沢山食べたい場合と、ちょっとずついろんな種類を食べたい場合ってのがあるよね。

今日はメインに手がかからないので、サイドでいろいろと野菜を加工してみました。丁度、常備菜もあったし、なんだか食卓が賑やかになって嬉しい。

普段、朝は適当にご飯かパンを詰め込んで、昼は大抵食堂のコッテリメニューなので、夜はできるだけ野菜や魚をとるようにしたいんだけど、これが意外に大変なんだよねえ。

ぐうたらだから、余計にそう思うんだろうなあ(^^;。
先週からの本が読み終わったから、次の文庫を用意して、就寝。

■「英語屋さんの虎の巻」浦出 善文
「英語屋さん」の第二弾。

最初の本は、ソニーの井深さんの通訳を努めたという著者の経歴にちょっと興味をもって手にした。キーワードは「ソニー」「井深さん」という部分だったので、読んでみたら実は英語を操るということ、通訳の仕事などの話題も多くて、半分は期待ハズレ。

とはいっても、期待とは違っていただけで、それはそれで結構楽しめました。
というわけで、第二弾も一応読んでみようかと。

この本は、英語を勉強する人への勉強方法などを教える、という形になってました。

今更あまり勉強する気もなかったんだけど(笑)、とにかく英語を覚えようとおもったら自分を英語漬けにする覚悟で挑むのが吉、というのはよくわかった(^^;。

あとは、文法などでつっかえてる時間があったら、とにかく耳に洪水のように英語を流して慣れることのほうが、よっぽどいいとか。

今から生きた英語を操ることを目指す人にはもちろん、勉強中の人ににもなかなかいい読み物だと思います。

では、また。

ベストCD

2004年1月25日
修理に出していた掃除機が帰ってきました。
結局部品の交換などはなく、細部の掃除だけで戻ってきたのですが、やはり調子がいいのは嬉しいですねえ。

気のせいか、ゴミの吸出しもちょっと強くなったような感じで、綺麗になっていくのが目に見えて嬉しい。

その後、ひたすらCD焼き作業。
ハードが古いせいで、書き込み速度が×4程度なので、すっごく時間がかかるのだ。

なんとか4枚のCDからお気に入りを数曲チョイスして、ベスト版を一枚作成。これだけで半日作業…。
DVDマルチドライブを買ったほうがいいのかなあ…。

夕食後、畳作りを眺めて、ああいう生活にちょっとだけあこがれたり。

でもあこがれるだけなんだけどね。虫も砂も汚いのが駄目な私は、多分本気で田舎生活はムリだと思う。そりゃ、一週間とか一ヶ月とかぐらい期間が決められてれば、レジャー気分で楽しめるとは思うのよね。そういう生活への好奇心はあるんで。

でも、実際の「生活」ってのは、そう甘いものじゃないだろうから。

久しぶりにパソコンを長くいじっていて、BGMはCDの入れ替えが面倒だったので、エンドレスで宇多田ヒカル。なんだか洗脳されてきた感じ(笑)。

では、また。

はじまったようです

2004年1月22日
リニューアルのページが触れるようなので、ちょっとずつ文章を書いてみたりしてます。
http://diary.note.ne.jp/d/33654/

でも、どの程度いじれるのか、まだよくわかってないのよね。
あと、来月統合されるとき、今の試運転のとこの文章とこちらの文章はどうやってマージされるのかなあ。

--

ページのカラーを変えたりしてたのだけど、これって一回変更した値を覚えててくれないのね。

しかもヘンな色指定が強制的に入ってしまったりして、値を変えないまま何度か変更ボタンを押すと、そのたびに違う色になってて、笑える。…というか、すごく不便(^^;。

まあ、そのうち治るんでしょうけど。

閑話休題。

森博嗣の四季が順調にノベルスで刊行中ですが、これ、来月四冊分(まだ冬は出てないけど)まとまった単行本が出るそうです。

うーむ、そうきたか…。

--

清水玲子の本を衝動買いした。
ま、もともと気になっていた作品だし、作者も好きだからいいんだけど。

それで、何故か昔立ち読みかなにかして、ライオンが「自分は猫なんだ〜」と思い込みながら日本の民家で飼われてた(のかなあ?)みたいなコミカルな話のタイトルが、たしか「秘密」だと思っていのです。

で、そのタイトルを背表紙で見つけて、表紙を手にとってみたらなんかシリアスな顔をした男の人が書いてあって、?????状態。
タイトルは「秘密 トップシークレット」となっていて、なんだか真面目(?)な話らしい…。

結局よくわかんないけど、ま、清水玲子ならハズレはないし、と思って購入したのでした。

■「秘密 -トップ・シークレット- (1)」清水 玲子
人間の死後、その人の脳に保存されたデータを読み取ることが可能となった世界での話。

清水さんは、とても人間の肉体というものにクールな視線を持ってる作家だと思う。だからこそ、こういう物語を発想できるのだろう。
それは、22XX のときにも思ったし、今連載中の輝夜姫のドナーたちの生い立ちからも伺えると思う。

それにしても、少女漫画とは思えないぐらいの精密さと着想だよなあ。
少女漫画でSFっていうと、私は「OZ」(樹なつみ)とか好きなんだけど、清水さんのほうが骨太な感じがする。

うーん、好みだ(^^)。

ところで、上にも書いた猫(いや、ライオン)の話、調べてみたら「WILD CAT」という本だったらしい。
この本の同時収録作品として、「秘密」の最初のエピソードが含まれていたようだ。それで、タイトルを混乱してたんでしょう。

「WILD CAT」も古い話ですが、軽く読めてオススメ。

では、また。

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