蝸牛

2017年2月2日 エッセイ
幸せ、と書くと、何となく大仰な感じがしてしまうので、満足、と言い換えてもいいかもしれない。

こういう感情は、結局のところ、自分で生み出すしかないと思っている。

どんな環境でも、状況でも、他人との関係性でも、現象として同じことが起こっても、それをどう感じるのか、という個人の部分で、随分と気持ちや印象が変わる。

そうであるならば、自分が幸せになるために、いや、満足するためには、現象を受け取った自分がどうその感情を消化させていくのがいいのか、その答えは、たぶん、単純だ。


そういう考え方は、多分、独りよがり、と言われるかもしれない。
でもだから、何?

自分の気持ちいいことを欲して、他人に何を強制するでもなく、感情を処理することは、…少なくとも悪いことじゃないよね?


きっと、私が、「閉じて」いるからこその、対応、方法、考え方なのだろうとは思う。


他人と積極的に交流したい人には、向かない方法。



でもね、私は極端な宗教家に見られるような、絶対正義という主観は信じてないから、自分の満足のためにも、「閉じて」いる姿勢が常になってる。
と自己分析。



普段はかたつむりのように中に浸ってることが多いけど、それでもたま~に外気に触れて、面白そうな人に相当な勇気とエネルギーを使って接触して、その結果に幸福を感じる、っていう生き方も、そう悪くないって思うのさ。


では、また。
朝刊を読んで、「そうだ、技能五輪を見に行こう」ということになった。
現在、地元では技能五輪国際大会が行われているのです。

大会初日の15日の新聞では、競技種目とかいくつか目にしたのよね。
で、なんだかちょっと面白そうだな〜と思っていたのでした。

付近の駅からは無料シャトルバスが出ていて、五分間隔程度でマイクロバスが出てました。
この田舎町で、これほどの外国の方を見たのも初めてだったかも(笑)。
インフォメーションで、会場地図をもらって、バスの中で観たい種目を探したりして、順路を考えてました。

会場はもの凄い人。結構広い場所なんだけど、そこが人で一杯なので、目に迫力があります。
一部会場制限などもありましたけど、基本的に立ち止まって待つということは少なく、一番混雑していてもゆっくり歩いて移動が出来たので、それほど待ち時間へのストレスはなかったですね。

最初のお目当ては、料理関係。洋菓子製造、パン製造、レストランサービス、西洋料理のホール。

しかし、洋菓子以外は、調理競技は既に終了していたのがほとんどで、完成品が展示されていただけだったのは残念。前日だったら違ったかも?
レストランサービスは、外側からの見学だと、その面白みがわかりづらいですねえ。でも、さすがに仕草や物腰が様になってました。

次は、隣のホールは配管と冷凍技術。たまたま空いてたようなので入ってみた。

入ってすぐは「冷凍技術」。冷凍技術って何だろうと思ったんですが、どうやら冷蔵庫を作ってる…のかな?
昔の冷蔵庫の後ろ側って、銅線みたいなのがクネクネはってたりしたよね、あの冷やす部分(ようは、冷蔵庫の主機能)を作ってるっぽかった。あとから気がついたけど、エアコンも作ってたみたい。
丁度昼時で、選手が不在のブースが多くて、その点は残念でした。

同じホール内のもうひとつ「配管」。これが意外に面白かったです。
どうやら課題は設計図として受け取り、それを見ながら実際に配管していくという競技みたい。
壁となる木の板に、プラスティック管や銅管などを指定された位置に指定された大きさで固定していく、という技能を見るのかな?

今日は大会三日目ということで、競技も半ばを過ぎた頃です。
壁板に、いまだ補助線を引いただけの人だったり、かなりの数の管を固定し終わってる人がいたり、進捗はまばらな感じ。
作業の進め方も、人によるのか国によるのか、微妙に違いがあったりして、そういう部分が見えるのも楽しかった。

次にみたのはタイル張りとれんが積み。…地味な競技が続いております(笑)。

こちらも三日目ということで、かなりの進捗具合。ここでも進め方の違いが結構大きくて、壁のタイル絵と足元のタイル敷き部分のどちらから手をつけるのかとか、ちょっとずつ違うのが面白い。
タイル職人さんたちのほとんどは床の作業板にタイルを並べて作業をしていたようなんですが、一箇所だけ(…ああ、国を見るのを忘れた)床の作業板を自分の持参した?作業台の上に乗せて作業をしていた人がいて、「ああ、あの国では机の上で作業するのが普通ってことになってるのかなあ?」と思ったりしました。
おそらく基本的な工具は自分のものを持参するんでしょう、工具箱の側面にエアラインのシールが張ってあったりして、何となく雰囲気があるなあとか思ったり。

レンガ積みも、見所たっぷりでしたよ。
ファサードを模したスペースにレンガで綺麗な壁や床を作っていて、綺麗でした。職人さんたちは、ひたすらレンガをカットしたり、モルタルを練ってつけて積む、という地味〜なことの連続に没頭してましたけど、そこから作り出される作品はさすがなものです。
競技ということで、皆同じもの(デザイン)を作っているのですが、そこにやはり技が出るんでしょうね。
レンガの景観が微妙に違ってみえたり、とっても綺麗に見えるものがあったりして、そこがきっと評価ポイントになったりするんだろうなあと想像しました。

三つ回って、大体一時間半ぐらい…かなあ?
その後、もう一箇所ぐらい見たけど、こちらは丁度選手が休憩に入っていたので、つまらなかった…。残念。

まだまだ気になる業種もあったんだけど、とてもじゃないけど全部は回ってられませんでした。
自分が疲れたのもあるけど、相棒も久々の歩きで足が悲鳴を上げてるようだったので、このあたりで退散することに。

いやあでも、思ったよりすっごい楽しかったなあ。

競技による大まかな国の方向性…っていうのかな?、そんなのも見えるのも発見でした。
料理関係はヨーロッパあたりからの参加が多かったんですが、配管やれんが積みなんかはヨーロッパでも北欧のほうが多かったりしました。
あと、ウェブデザインとかグラフィックデザインなど、IT関係部門ではインドやシンガポールのアジア地区や南アフリカなんかが多かったです。

珍しくいろいろ歩いて楽しんだので、気分は結構よかったのだけど、とにかく疲れた(笑)。
普段あんまり動かないからねえ(^^;。

でも、こういう国際大会が日本で行われるってそうそうある機会じゃないから、億劫がらずに出かけてよかったです。

では、また。

お仕事本

2007年10月29日 エッセイ
先日、よしながさんの対談本で、BL本が仕事(職業)を扱った少女漫画の一形態だ(かなり要約)というようなことを読んで、目から鱗がおちました。
私、ずっと過激ポルノ系恋愛ものだとばっかり思い込んでいたよ。

で、対談本でも話題にあがっていた新田祐克の本を手にいれて、読んでみました。
(対談では、別の作品がとりあげられていたけど、そちらは長編だったので、まずは二冊本屋にあったコレを)

それで、納得。

お話はBLなんで、もちろん男性同士の恋愛が描かれているわけですが、その背景として、キャラクターたちの仕事がちゃんと描かれてるんですね。

このリンク先の本『僕の声』は、主役たちが声優なので、声優ってのはどういう職業なのかが結構ちゃんと描写されてました。
多分ちゃんと取材とかしてるっぽい。

青年誌では、男性向けにお仕事漫画ってジャンルは確立されているらしいけど、女性向けだと確かに少ないかもねえ。
漫画女性誌とかは、仕事ってよりも、職場における恋愛のほうがクローズアップされすぎてる感があって、その意味で仕事そのものの比重が少ないようだし。
ああ、だから『働きマン』は青年誌掲載なのかも。

BLって、らぶらぶエロ路線だけではないという発見がありました(笑)。…いや、私は別にエロも好きだからそれはそれでいいんだけどね。

というわけで、面白いお仕事BL本のご紹介、どなたかよろしくお願いします(笑)。

では、また。
ひたすら一日読書の日。
丁度面白い話を読んでいる最中だったので、思わず集中してしまった(笑)。

普段は会社の昼休みとか、出張時の移動とか、ちまちまと読むのだけど、やっぱり面白い部分はのめりこんで読みたいもんね。

結局この日に読了。ふふふ、堪能した〜。

しかし、夕方になってショッキングなことがあった。
それからはもう気分が全然浮上しなくって、最悪。

--

個人の嗜好とか性癖とか、どこまでを許容するべきなのかなあ。

家族として暮らしている人間が、各自それぞれに好き勝手にしていたら、生活は成り立たないと思うのね。

大人同士である場合、お互い相手に対する尊重や尊敬があれば、自然と自己中心的にはならないはずだし、私は理想としてそうあるべきだと思う。
そして、相手に対する尊重や尊敬がないのであれば、そもそも他人同士の大人が家族としてあろうとする必要はないと思うし。

ただ、一方がとても強い欲求とともに一つの性癖(と、ここでは書いておくけれども)を持っているとして。
もう一方がその性癖に、どうしようもなく許容できないという感情を持っている場合。

落としどころは、どのあたりにあるのだろう。

お互い、それを相手に強引に認めさせる。というのは、結論としてはナシだと思っているのね。
家族としてあろうとするならば、一方の意見の押し付けって、してはいけないことだと思うから。

では、両方を成り立たせるには…?

本当に答えがあるのかどうかもわからないけれども。
関係を解消してしまうのも一つの手ではありますが、そうしないですむならそうしない道を探したいんです。

では、また。
家族を養ってこそ男だ、とか。
男のほうが収入が低いなんてありえない、情けない、とか。
弱音を吐く男なんて男じゃない、とか。

なんだか本気でそう思っている(らしい)女性がいるのを目の当たりにして、激しい違和感を感じた。

そうあって欲しいという理想を抱くこと自体は、まあ、その人の自由だとは思うけれども、その思想を他人に(特に自分のパートナーである男性に)押し付けるのって、…違うんじゃないかなあ。

こういうのもモラルハラスメントの一種でないの?

しかも、そう声高に言う女性が、何故そういうことを言うのかというと、たぶん、自分の生活の安泰を崩されたくないから、ではないかな。そんな風に見える。
だとしたら、余計にその女性の姑息さが感じられて、気持ちが悪い。

きっと言ってる本人は、自分の意見の酷さを自覚できてないんだろうなあ。
そんなの当たり前じゃん!、ぐらいに感じてそう。
そういう鈍感さって、なんだか怖いぐらいだよ。

こんなにも想像力のない人たちと付き合うのって、…シンドイよなあ。

では、また。
逃避したかったので、拾ってきました。

□強制バトン

■ステータス
HN:曽我部 砂姫(そがべ・さき)
職業:会社員
病気:風邪…ぐらい?
装備:メガネ
性格:我侭。わが道を行く。
口癖:とりあえず

[靴のサイズ] 24.5
[兄弟] 妹ひとり。
[ペット] 猫

■好きなもの
[色] 黒、青、藍
[番号] 10
[動物] 哺乳類は大抵好き。一番身近なのは猫かなあ。
[飲み物] お〜い お茶
[ソーダ] ペリエ
[本] SF、ファンタジー。
[花] 白木蓮

■質問
[髪染めてる?] 今は黒い。
[髪の毛巻いてる?] 先日巻いてきました。
[タトゥーしてる?] してません
[ピアス開けてる?] あけてません
[カンニングしたことある?] 結果的に(笑)したことない
[お酒飲む?] それなりに
[ジェットコースター好き?] 好きー
[どこかに引っ越しできたらな〜と思う?] 都会に住んでみたい
[もっとピアス開けたい?] いいえ
[掃除好き?] たまにするなら。
[丸字?どんな筆記?] ヘタ。漢字知らないコンプレックスあり
[ウェブカメラ持ってる?] 持ってない
[運転の仕方知ってる?] 当然
[携帯何?] auのW41SA
[コンピューターから離れられる?] ま、なければないで。
[殴り合いのケンカしたことある?] 子どもの頃に
[犯罪犯したことある?] 軽犯罪なら過去に(^^;
[お水/ホストに見間違えられたことある?] ないない
[ウソついたことある?] もちろん(笑)
[誰かを愛したことある?] 多分
[友達とキスしたことある?] いいえ
[誰かの心をもてあそんだことある?] ない、つもり
[人を利用したことある?] …過去に。
[使われたことは?] 自覚はないけどなあ
[浮気されたことは?] ない。と信じてます。
[何か盗んだことある?] …実は…時効ってことで。
[拳銃を手にしたことある?] あります。重かった。

■今現在
[今着ている服] Tシャツにジーンズ
[今のムード] だらだら
[今のテイスト] …ん?
[今のにおい] 自分のヘアムースの香りが気になる…(慣れてないので)
[今の髪型] 塗らしてムースばりばりしてきた
[今やりたいこと] 帰って遊びたい
[今聞いてるCD] 最近は車で陰陽座のヘビーローテーション
[一番最近読んだ本] O.S.カードのエンダーの外伝の短編
[一番最近見た映画] WOWOWで見た『50回目のファースト・キス』
[一番最後に食べたもの] 中華丼(昼飯)
[一番最後に電話でしゃべった人] 保険会社の事務の人
[ドラック使ったんは?] 何年前か忘れたけど多分頭痛薬
[地球のほかの惑星にも人類がいると思う?] 人類の定義によるのでは。
[初恋覚えてる?] 初恋っていつだろう…
[まだ好き?] どれが初恋かわからん
[新聞読む?] Webでヘッドラインを斜め読み
[ゲイやレズのともだちはいる?] いません
[奇跡を信じる?] 自分で遭遇した自覚はないけど、あってもいいんじゃ?ぐらいには信じてるといえる
[成績いい?] 普通ぐらいだと思う
[帽子かぶる?] たまに
[自己嫌悪する?] たまに
[なんかに依存してる?] してないつもり。でも相棒には依存傾向があるかも。
[何か集めてる?] 本とか
[親友いる?] いる…かなあ。片思いかも(笑)
[身近に感じれる友達いる?] うん
[自分の字すき?] あんまり好きじゃないな
[見た目気にする?] 清潔感という意味では一応。美的な方向には全然。
[一目ぼれって信じる?] あるんじゃないの?
[ビビビ!を信じる?] あってもいいと思うよ
[思わせぶりは激しい方?] そういうのは好きじゃない
[シャイすぎて一歩を踏み出せない?] どちらかというと臆病で踏み出せない、ということはあるかも

■自分のこと
[よく物思いにふける] めったにない
[自分は性格悪い?] 良くはないと思う(^^;
[いやみっぽい?] たまに、ね。
[天使?] いやいや
[悪魔?] ほほほ
[シャイ?] 好きな人には
[よくしゃべる?] 親しい人には
[疲れた?] いや。いい気分転換になりました。

では、また。
訃報が多いです。

なんでかな〜。
皆さん年代はバラバラなので、そういう時期(?)ということでもないと思うのだけど。

ボケ猫@斉藤さん。
時の車輪で始めてまともに文章を読みました。お名前だけは存じておりましたが。
時の車輪作者のロバート・ジョーダンが難病を発症したことで、最終巻までお話を訳せるかどうか…と書いてらしたのに、ご自身が先に逝ってしまうとは、皮肉な話ですよ。
とても残念です。
続きは誰が訳すのかしらん。

浅羽さん。
私にとっての浅羽さんは、タニス・リーの装飾華美な文章を美しく表現してくださる方でした。
SF関係の本も訳している方ですが、個人的にはすごくファンタジーなイメージの強い方です。
また、私が訳者の方を強く意識するようになったのも、浅羽さんの翻訳を読んでからでした。
翻訳者は、訳文に自身の特徴を出してはいけないというような文章を残されてますが、それでも滲み出る浅羽さんの個性(と感じられたもの)が、私は好きでした。

米沢さん。
私が初めてお名前を知ったとき、すでに伝説の方でした。神様みたいなものでしたから。
趣味の集まりが、巨大化していくなかで、ちゃんと責任を果たし、まとめていくのは、物凄く大変だったと思います。
まず、直近のイベントは(いろんな意味で)大丈夫だとは思いますが、その後どうなっていくのか…。
カリスマだったんだなあと、今頃しみじみ感じています。
まだお若いのに、残念…。

では、また。
Webを通したお付き合いについて、ちょっと考えた夏の日。

私はどうもコミュニケーションが下手だ。

そういう自覚はあるし、そういう自分にも納得しているけれども、それでも友達と仲良く盛り上がっている人をみると、うらやましくなっちゃうという厄介なやきもち焼きでもあるのです。

…うわー、我ながらサイアク(笑)。

では、また。
本を読むのが好きです。

家では、相棒も読むのが好きな人なので、休日のリラックスタイムでは、居間で珈琲など飲みながらお互い黙々と読んでいたりすることもしばしば。

ところで、今、本を読むのが好きな方。
子どもの頃、親からの読み聞かせとか、ありましたか?

うちは、全くありませんでした。

第一、実家に本と呼べるものがほとんど置いてなかったんですよ。
せいぜい主婦雑誌みたいなのを、不定期に母親が買っていたぐらいで、それが数冊。

父親はかなり昔にいろいろ読んだという話を聞いたことがあって、実際歴史ものとか好きで物知りではありましたけど、貧乏な家で育った人なので、自分で本を蒐集するタイプじゃないらしく、私が育った家に本はなかった…。

そんな環境にいて、どうやって読み始めたかというと、小学生当時、町の公民館によく行く機会があり、同じ建物の中に図書館分室があったんですね。
で、たまたま司書のおじさんが子ども好きな人で、会話が楽しく、図書室で遊んでいることが多かったのでした。
そうすると、自然にいくつか読むようになっていって…。

もともと空想の世界に触れるのが好きだったという性格もあるんだろうなあ。
世界を知らない子どもにとっては、外国の話ってだけで十分ファンタジーなんだよね。
だから、日本を舞台にしたものよりも、外国を舞台にしたものを好んで読んでいた覚えがあります。

それから、小学校の図書室に通うようになり、中学でも図書室で過ごす時間が多くなり…。

そういう場所で出会った人とは本好きの共通項から友人になりやすかったし、本好きの友人から知らない本を薦められて、それにハマって…と芋づる式に読み進む、と(笑)。

ということは、私は誰に教えられるともなく、本を読むのが好きになった…のかなあ?

相棒なんかは、親が本を読む人で、家に沢山いろいろあったんだそうです。
それで、家中の本を読破後に読むのがなくなって、図書館に行き始めたって言ってたなあ。

でも、家に本があったってだけで、読み聞かせとかはなかったみたいだし、読むように親に言われたわけでもないようなので、結局は自発的な意思?
だとすると、私と「動機」はかわらないのかしらん??

今、子どもの教育として、活字に慣れさせるためにも読み聞かせが有効だという話を聞いたことがあります。

読み聞かせをしないと本を読む人にならないかといわれると、そんなことはないと思うのね。じゃあ、読み聞かせをしてたら必ず本好きになるかっていうと、それも違うし。

しかし、もともと読まないようなタイプの人に、読み聞かせをすることで、新たな楽しみとして経験させることにより、自分が本を読むことが好きなんだと気がつく機会を与えるという意味では、いいことなんだろうなあと思った次第。

活字中毒にまでなる必要はないと思うけど、本を読むという行為、それに慣れておいて損はないと思うわけです。

では、また。
実家を出て、自分の食べるものは自分で調達するようになって10年以上たつ。
その間、お米をお店で買ったのは、多分一回か二回ぐらい。

もともと実家も基本的にスーパーなどでお米を買わない家だった。
母方の親戚が兼業農家で、稲作をしていたせいだ。

親戚から分けてもらうお米が「我が家の米」で、何度か不作の年に米を買ってきたりすると、いつもと味が違って違和感を感じたのを覚えている。

というわけで、母にとってのお米の味(思い出)と同じく、私にとっての米はやはりその親戚の作る米だ。

毎年新米の時期になると母が親戚のところから米を入手している。
そして、そのお米を、うちでも分けてもらっているのだ。

まあこれは、普段うちでは、ご飯(米)を定期的に食べない生活をしているので、そのぐらいの量で足りてるってことになるんだけどね。
多分、三食ご飯を食べる生活だったら、絶対に足りないもの。

そういう背景があるせいで、何となく私には「米はお店で買うものではない」といった感覚があるのでした(^^;。

たまたまお店で購入した数回の経験で食べたお米が、あんまり美味しく感じなかった(多分、それまでの慣れた味と比較したからだと思う)のも、その感覚を強くした理由の一因でしょうネ。

では、また。
りなりんさんのとこで見てしまいました(笑)。
【見た人はすぐやるバトン】

●今、どこに居る?
職場の自分の机。
…皆さん、似たような状況らしいですな(^^;。

●今、一番近くに誰が居る?
斜め前方に一回り上の同僚男性。

●今 どんな服装?
ホワイトグレーのタートルネックの上にチェックのジャケットシャツ、ジーンズ。
うちの会社、完全カジュアルなので。

●今、何食べたい?
昼食べすぎました。何も食べたくありません。

●今、何飲みたい?
水。
味はいらないけど、水分欲しい。

●今、真後ろには何がある?
空きダンボール。
通常は壁。ちょっとした隙間みたいなものがあったんだけど、今朝だれかが空き箱を置いていったらしい。

●今、まわりを見渡して、いちばん目についたものは?
ベットボトル(空)。
今朝買ってきたヤツ。飲み終わったのを置いたままだった。
あとで、ラベルをはがして、中を洗ってから、ごみ箱に入れるつもり。

●今、誰に会いたい?
うちの猫ども。
毛玉〜〜〜、ラヴ。

●その人に今伝えたいことは?
ダイスキ!

●今一番歌いたい曲は?
トリトンのオープニング(謎)。
なんだか精神的にポジティブ、レッツゴーな気分なので。

●今頭の中でパッと思い浮かんだ言葉もしくは台詞は?
ごーごーっ とりっとーん

●今の体調は?
満腹でちょっと苦しい…。
食べすぎです。

●今どんな気持ち?
早く帰りたい…。

□■ルール■□
見た人は全員やること!
絶対だから!嘘つきはだめ!

↑このバトン、某SNSでも見たけどそこには「足跡がつくから、やらないとすぐにバレるよ!」といった脅し文句(まあジョークなんでしょうけど)があって、ちょっと笑った。
ここの日記でも足跡機能使ってる人には、ちょっとした脅迫観念が働くかも?(^^;

ま、気が向いた人はやってみてくださいな。

では、また。

色バトン

2006年2月9日 エッセイ
りなりんさんからまわってきました。ありがとうございます〜。

ワタクシ自慢じゃありませんが、他人から優しそうだと思われたり言われたりしたことはございませんので、ものすごく意外というか、こそばゆいというか、いやいやありえないからとか、でも有難うございます(?)とか、読んで思わず身悶えてしまいました(訳分からん)。
ついでにそこを相棒に見られて、恥ずかしい思いをしました(^^;。

--

●自分を色に例えると?

好きなのは青系だけど、自分、となると…黄色、かなぁ。しかもビビッドなくっきりした色。

オンナノコの赤/ピンクとか、オトコノコの青/緑じゃなく、どちらにもフィットするカラー。黄色は緑と赤を混ぜた色なのよね。

●自分を動物に例えると?

猫科。
気まぐれで我侭。
そういう部分で嫌われるし、同じ部分で好かれたりする。

●自分を好きなキャラに例えると?(何でも可)

…キャラ…?(^^;
思い浮かばないです。

●自分を食べ物に例えると?

たいやき。

持った感触が のたり としていてやる気がなさそう。でも外縁はエッジがきいていてパリパリ。
あんこがどこまで入っているのか外側からはわからないので、食べる際には賭けのように尻尾から試してみるのがよろしいかと(謎)。

●バトンをもらった人を色でたとえると?

少しオレンジがかった桃色かなぁ。
若者ブランドの春色の口紅にありそうな。

暖色で包み込むような色で安心感があるのだけど、よくよく見ると全く同じ色は他にはない、といった感じでしょうか。

●次に回す5人を色で例えると?

ご、五人もいません…。
興味のある方はご自由におとりください〜(^^)。

スナップ?

2006年2月7日 エッセイ
ここ数年になってやっと気がついたことなんだけど、どうやら私は映像で物事を記憶するタイプであるらしい。

何かを思い出そうとすると、その時のシチュエーションというかシーンがぼんやりと思い描かれて、そこから必要な情報をピックアップするという感じです。

以前、観劇にいった際にチケットを忘れたことがあったのですが、このときも自宅で座席表をチェックして表の中での自分の座席番号の位置を記憶していたため、事なきを得ました。
窓口で座席表を見せてもらって、ここです、と指差すことができたのね。

しかし、どうやらこういう思い出し方って、万人に共通ではないらしい。

人によっては、記憶を呼び起こすきっかけが文字(文章)だったり、言葉(音)だったりと、いといろタイプがあるみたい。
私はたまたま映像だったようで(ちなみに無音。映像記憶に音が付随しない)。

この、映像で記憶するってのは結構私にとっては不具合が多い(^^;。
もしかして自分の視力が弱いのも関係しているのかもしれないのだけど、細かな部分の映像までは覚えてない(見えてない?)のだ。

そのためか、漢字などは記憶するのが大変。
画数の多い漢字は、それぞれ個別認識しての記憶が難しいのよね。漠然とした輪郭で覚えていることが多いので。

ついでに、映像記憶といはいっても、動画じゃなくて、静止画。
基本的にモノクロ。色が重要だと自覚している場合は、ピンポイントである部分だけ色がついているような感じ。

学生の頃の暗記もののテスト勉強としては、ノートにそれを書き取って勉強し、テストの本番中は自分で紙に文字を書いたときの映像がよみがえって、それを解答用紙にトレースするような感じでした。

当時はあんまり意識してなかったのだけど(皆同じようにしてると思ってたし)、こういう、後から人によっていろいろ違うのだってことを知るのは、なかなかに興味深く面白い。

では、また。
でんきひつじさんからいただきました。
ありがとうございます。
バトンって好き好き(笑)。嬉しいです〜。

でもあんまり面白い(?)回答じゃなくてすみません。

--
○回してくれた人に対しての印象は?
さりげなく頑張り屋さんな印象があります。
時々文章の端に同県人なんだなぁと感じることがあって、なんとなく嬉しくなります。
あと、文章で使われている言葉が丁寧で、そういう姿勢に感心しています。

○周りから見た自分はどんな子だと思われてますか?
ヘンな人。あまり協調性がなく、わが道を行くタイプと思われているようだ。正解。

…でも協調性って、付和雷同とは違うと思うんだけど。
と思うところがそもそもマズいのかもしれない。

○自分が好きな人間性について5つ述べてください。
・想像力がある
・物事を俯瞰できる
・他人に優しさを示すことができる
・自分にプライドを持てる
・好奇心がある

他人には気配りが出来、広い視野を持ち、自分を卑下することなくいられるスタンスというのは、私の一貫した理想像です。
まだまだ道のりは…。修行中の身です。

あと、人間性とはちょっと違うけど、食べ物を美味しく食べられる人っていいと思う。食に興味がないって、人生損してる気がする。

○では、反対に嫌いなタイプは?
上に上げたものの逆のタイプですかねぇ。
いろんな事を他人に押し付ける人とか、モラルのない人とか、嘘吐きとか。

○自分がこうなりたいという理想像はありますか?
上に上げた好きな人間性を備えた人になりたいですね。
プライドを持つことで傲慢な人にならないように気をつけたいと思います。

○自分のことを慕っている人に叫んでください。
ありがとうございます!

もし私に不愉快な目に合わせられたと思ったら、是非教えてください。
そしてほんの少しの好意がまだ残っていたら、無言でフェードアウトじゃなくて、伝えてもらえれば、可能な限り善処します。

○そんな大好きな人にバトンタッチ(印象付で)

・ほんみりん さん
読んでてくださるかしらん。職業「食いしん坊への餌付け係」(笑)なイメージがあります。大型バイクも乗りこなしてらっしゃるようで、すっごくうらやましい。いつか手料理を食べさせてください(^^;。

冬ドラマ

2006年1月13日 エッセイ
「西遊記」
私はどうしても夏目雅子さんとゴダイゴのイメージが強くてねぇ。

ま、しかし、深津@三蔵は結構好きかも。てか、深津さんの、キャピキャピ声とドスのきいた凄み声の落差が結構好きだからかもしれない。

慎吾@孫悟空は、私の持つ慎吾のイメージにはあっていたけど、堺@孫悟空に比べるとあまりに子ども子どもしていて、それがちょっと複雑。
ウっチャン@沙悟浄なんかも、髑髏ネックレスがないのも残念だし…。
伊藤@猪八戒も小柄だし…。

しかし全体に(悲観していたので)思ったよりはマシだったなぁという印象でした。
とりあえずもう一回ぐらいはみるけど、でもちょっと辛いかもしれない(笑)。

ところで、凛凛ってなによ。不二子ちゃん??(^^;

「アンフェア」
篠原が…篠原が…。

ああいう雰囲気のドラマはどちらかというと好きなんだけど(沙粧妙子ダイスキ)、主人公@篠原が、私にはどうしても軟派なイメージがあって不自然に移る。

なんていうか、思いっきり美少女系の中学生ぐらいの少女が、荒々しい言葉で怒鳴っている時のようなアンマッチさというか。

こちらは家族が篠原好きなので、一緒に見ることになりそう。

「小早川伸木の恋」
唐沢さん好きなので、様子見しようかと。
しかし私は柴門フミが嫌いなのだった…。

みてるともう、身体中がかゆくなるっていうか(^^;、いらいらして腹が立つ。
なんでああいう展開なのか、なんでああいう反応なのか、登場人物の誰も彼もに苛立ってしまう。たかがドラマに、とは思うのですが(^^;。

当初から原作者の名前を見て、ダメだろうなぁとは思ったが(^^;、やはりダメでした。
唐沢さんの姿、見たかったのに…。

「時効警察」
もちろん、オダギリですよ(笑)。

これは「トリック」系列のドラマですな。マヌケさ具合とか、ハズし方に好みが分かれそうだけど、私はこういうバカっぽさは好きです。
日曜には眼鏡をしない、とか、最後の「誰にも言いませんカード」とか(笑)。

オダギリ目当てだったけど、一緒にみてた家族も結構ウケてたので、これは今後も見そう。

--

というわけで、現時点で最後まで見そうなのは一つか二つですな。
あとは今週からの「神はサイコロを振らない」が楽しみ。小林聡美好きなのよねぇ(^^)。

では、また。

名前

2006年1月12日 エッセイ
有名な文豪のフルネームって、あんまり知らない人が多いような気がするんですが。

例えば「異邦人」を書いたカミュ。
「罪と罰」を書いたドストエフスキー。
「白鯨」のメルヴィル。

単なる無知なのかもですが、私は彼らのフルネームを知りません。
本屋で文庫の表紙なんかをみても、作者名にフルネームが乗ってないことも多いし。

うーん。何でだろう。
昔はフルネームで紹介しなくても、ファミリーネームでだぶるような人がいなかったからなのかなぁ?

なんでイキナリそんなことを思ったかっていうと、今「罪と罰」を読んでるから。
昔一旦挫折したんだけど、今回は結構面白く読めてる。
最後までたどり着きたい。

では、また。

再燃

2005年12月13日 エッセイ
今、某バンドが復活コンサート最中で、それに関する情報収集をしたり、ブログを眺めたりしていて、かなり熱が再燃してきています。
で、先日夜中にボーっと買い物サイトをふらふらしていて、結局気の迷いで(笑)DVDでゲット〜。

いや、好きとはいっても、私の場合、音楽系アーティストのファンになるっていうのは、大抵はCDを集めるに留まることが多いのですね。

そもそも楽曲に惹かれて好きになることが多いので、映像情報は(あればそれに越したことはないけど)必須要求が少ないっていうか…で、ライブ映像の類はあんまり蒐集していないのです。

しかしこの某バンドの場合は既に解散しているので、今後新曲が出ることは望めないし、もともと舞台裏的なドキュメンタリーが好きな性格で(映画DVDなんかの特典映像とか、メイキングとか、大好き(笑))、偶然某バンドの解散コンサートの舞台裏DVDが発売されていたことを知って、どうしても見たくなってしまったのですよ(^^;。

そしてついでに、昔手にいれた某歌手のビデオももう一回みたい欲求が高まっていて、それもDVD化されていることに気がついて、ついでに…(^^;。

通販サイトの、類似商品紹介情報って危険だわねぇ…(^^;。
この商品を買ったほかの人はこちらの商品も購入されています、とかってリンクがいくつが出てきて、それで気がついてしまった…。
ううう、お店に踊らされてるなぁ…。

しかし、メディアは随分と値下がりしてきてますねぇ。
昔VHSビデオで手にいれた時には5000円弱ぐらいのものだったのに、それがデジタルリマスターされたDVDで3000円切ってるって…。

現時点で安いのは嬉しいけど、当時大枚はたいて買ったことを考えると、ちょっと悔しい気がしないでもない(複雑)。

ま、商品在庫はあるようなので、数日のうちに届くでしょう。
楽しみ〜。

では、また。
中学生ぐらいの時だと思う。丁度思春期な頃。

それまで世界は自分を中心にしたある特定の範囲内で全てが完結していた。
そういう世界だと、親は絶対者で、大人(年長者)はすばらしい人で、教師はなんでも知っている凄い人だと思いがち。

お父さんは、私にとってはずっとお父さんで、実は私のお父さんじゃなかった時期(父親、になる前)のほうが長いだなんて、想像もしたことがなかったぐらい。

それが、中学の頃あたりで、漠然と「ちょっと待てよ」と思い始める。

私の場合はそれが母親だった。

どうも彼女は頼りない存在で。
常に自分の意見を主張する努力をせずに愚痴ばかり言っている(ような印象がある)。
大きな買い物をする時に決断を他人(父親)まかせにする。そして、その決定に不満があっても真っ向からは発言しない。

他にも細かなことはいろいろあるのだが、とにかく描いていた理想の大人、責任感のある立派な社会人としてこうあるべきと描いていた人物像から、母親があまりに逸脱していたので、ショックと反感を覚えた。
そして、尊敬するのが難しく感じはじめる。

ついでに女性性の観念を押し付けられ始めたと感じるようになったのも同じような時期だったので、余計に女性である母親を疎ましく感じるようになったんだと思う。

この感情はとても長く続いた。

転機があったのは、多分家を出た頃だと思う。
仕事の関係で実家を出ることになったのだけど、それが私にはよかったようだ。

私と母親は、性格や好みといった観点で考えると、絶対に友達にはなり得ない人だ。
もちろん一緒に家族として暮らした長い年月もあるから、十分に情はあるのだけど、恐らくお互い近い年齢の他人として出会ったら、会話のかみ合わない、接点の少ない人になっていた可能性大。

四六時中、気の合わない人と生活するということのストレス。
そんなものから解放された気がする。

そして離れたことで、やっと母親を客観的にみることが出来たと思う。

子どもの頃にずいぶんと手厳しく批判的に思っていた母親の言動が、特別頼りなかったわけでも、酷かったわけでもないと気づく。
逆に、自分の中での理想像が、あまりにハードルの高い聖人のようなものだったことにも。

「大人」という言葉で、自分の中で象徴していた、すばらしい人、あるべき姿、立派な、そういう漠然とした存在は、実在しないことに気がついた時、親も自分と同じ一個人なんだなぁと、いきなり、わかった。

小学生の時、成人した従兄弟をみて、漠然とした憧れを抱いた。
成人したなんて凄い、「大人」になったなんて凄い。

そして自分が成人して思う。
昨日までの自分と、今日の自分に全く違いがないことを。

あの、子どもの自分が「凄い」と憧れたものに、自分はそんな資格もなく自覚もなく、立派でも憧れるものも持ってないのに、どうしよう、「大人」になってしまった。

そんな経験を通して思ったこと。
いい部分も悪い部分も全部併せ持って、混沌としていて当たり前。
「大人」という言葉は、スペシャルなものではなく、私にとっては自分から相対的に見て大きな(年長の)人たちの総称、に変わった。

そして親も完璧な人物ではなく、いつか自分がなるかもしれない程度には普通の人なんだなぁと改めて思う。

だとすると。
思春期の私は随分と母親に失礼なことを思っていたものだ。客観的にみて、かなり不公平な評価を下していた。
そんな風に感じるようになった。

今でも私は母の親しい友達にはなれていない。

これはもう仕方がないと思う。そもそもやっぱり趣味も嗜好も違いすぎる。
でも、それでも嫌悪感は少なくなったし、家族として暮らしてきた年月をバックボーンに、情も感じることができる。

これが一般的なものかはわからない。
でも、こういう関係性もアリだと思う。

これって、一種の親離れって言うのかしらね?
と相棒と話し合った夜。

では、また。
舞台を見るのが好き、なんだけど、実を言うと、観た全てのお芝居のストーリーとかテーマなどを完全に理解しているかというと、自信がない。

何しろ、基本的に舞台のお芝居を見るのは一回だ。
よっぽど気に入ったものであれば複数回観ることもあるのだけれども、地方に暮らす身としてはやはり毎度何度も観るのは大変だから。

となると、その一回でどれだけ自分が受け取ることができるかが、勝負(笑)。

セリフはできるだけ聞き取りたいし、役者の演技もちゃんと見たい。

しかし、セリフはともかく、演技って舞台の上にいる役者の数だけあるわけで、主人公が喋っている姿を見ているとき、舞台の隅にいる脇役の役者がどんなリアクションをしているのか、一度に見ることが出来る場面ばかりではない。

そして、セリフだって一回耳から入ってきたら、その全ての意味を把握しながら聞き続けるのも、結構大変だ。
一瞬でも疑問が生じて思い返している間も、ストーリーは流れていってしまう。

また、私が好んでみる舞台って、メッセージ性が強い作品が多いんだよなぁ。
これはそういうお話が好きというより、好きな作家がそういう作品を作っているということなんだけど。

そういうわけで、舞台を見終わって自分の中での評価が低い作品ってのはもちろんあるんだけど、それはかなり個人的な体験なんだよね。

まあ、究極的なことを言えば、同じ本を読んだとしても、個人個人で感想が全く異なったりすることもあるわけで、そういう意味では当然なんだけど。
でも、同じ程度の嗜好と理解力のある人が同じ本を読んだ場合、その感想の方向性は似ていることが多いでしょう。

しかし、舞台の場合は、そういう同じ程度の嗜好と理解力のある人同士が同じ舞台をみても、感想が似てくることが「多い」とは言えないんじゃないかと思うのね。

私は観劇の際の同行者って大抵いつも一緒の人なんだけど、その人と舞台後に感想を話しあうと、ときどきびっくりするぐらいに感想が違っていることがある。
ちなみに、本の感想だと、好みの違う点以外は大抵印象が似ている、という人だ。

で、舞台の感想にそんなに差が出る原因は、大抵はセリフの聞き落としが要因となることが多いみたい。これは自分たちの経験値からの感覚なんだけど。

重要な、後半のストーリーやテーマにかかわるようなセリフで漏れがあると、とたんに方向性が失われるんだよねぇ。

これは、役者の滑舌が悪いとかそういうレベルというよりも、聞き取る側の集中力だったり、ボキャブラリィの少なさが原因だったりするように思う。

こういうことだって、同行者やその感想を言い合える環境があって初めて自覚することができるわけで、大抵の場合は個人の体験と感想で終わってしまうわけで。

ということは、私は結構観劇をしているわりには、その作品価値をちゃんと受け止めきれてないことも、多いんだろうなぁ。ううう、勿体無い。それに悔しい。

と、いうわけで、本題(笑)。
というか、先日やっと気がついたこと。

実は私、前回の夜会のストーリーがよくわかってなかったんだなぁ、と。
TVでドラマ主題歌として「命のリレー」が流れているのを偶然耳にした。
その時の歌詞がずっと胸で鳴っている。

この一生だけでは 辿り着けないとしても
命のバトン掴んで 願いを引き継いでゆけ

舞台を見た直後は、主人公あかりが生まれ変わった(便宜上ここではこう表現しておきますが)ことはなんとか理解したものの、最後になぜか夢であったはずのデザイナーに、もうなっているのが、どうしても納得できなかったんだよねぇ。
漠然と輪廻っぽい印象はあったけど、なんかうまく自分の中で整理できなくて。

そうか、あれはあかりのバトンを受け取った別の(あるいは同一の)あかりだったんだ。

ま、解釈の違いがある人はいるだろうけど、私としては意味不明だった物語がやっと自分で理解できる物語になったのが嬉しい(^^;。

夜会って、声と歌い方と曲と歌詞と、全てを一回で受け止めるには、情報量が多すぎると思う…。

他にもかなり歌詞を聞き落としているのは間違いないので(^^;、今度のCDでおさらいしてから、もう一回DVDを観てみようかなぁ。

あああああ、それにしても、よりによって前回の夜会でこの歌の歌詞を聞き落としていたなんて、かなり致命的だ…(X_X)。

では、また。
今日こそは弁当を作って、朝のうちにJRに行って手続きしてきました。

出勤すると、本日からやってきた新人さんが。
新人といっても中途採用の人で、外見は50ちかいおじさん。

ちょっとだけ言葉を交わしたけど、なんか相性がよくなさそうな人だった…。
ま、とりあえず一緒に仕事をするわけじゃないからいいけど。

昨夜、旅行先のガイドブックをチェックしていたら、ちょっと面白そうなツアーを発見した。
地元の観光会社が主催している定期観光バスで、リーズナブルなお値段で何箇所か有名な観光地を見ることができるらしい。

これについて検討したかったのだけど、すでに相棒は就寝済みで相談できなかったので、日中メールで意見交換(笑)。
相棒も面白そうだと言ってくれたので、これに参加を打診してみることにした。

すると、このツアーの出発時間にあわせて、行きの列車の見直しが必要に。
JRのWebサイトで調べてみると、切符の変更は一回に限り無料でやってもらえるらしい。

ダイヤで到着時刻からの逆算で乗り換え情報を収集し、座席の空き情報を織り交ぜながらスケジュールを組みなおし、なんとかなりそうです。

到着時間がちょっとギリギリになりそうだったので、ツアーの会社に電話をして付近の駅に着く時間を伝えたところ大丈夫だという返事をもらったので、その場で予約を入れておきました。

仕事のほうも、まだキツキツではないものの動き始めているので、その合間をぬっての作業(^^;。
本日も残業して、その帰りにまたJRに。

窓口で列車の変更にともなう指定席券の変更などをしてもらい、帰宅。

なんか慌しいけど、こういう計画をたてるのって好きだから楽しい。
ひさびさの旅行、楽しみだなあ〜。

では、また。

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