日本語

2004年10月16日 日常
上京の日。
昼には渋谷到着。

二時からの開場まで結構時間があったので、毎度利用しているブックファーストで時間つぶし。

とはいっても、本屋って何であんなに時間がたつのが早いのだろう(笑)。
欲しい本のチェック、興味のある棚のチェック、試し読み、などなど軽く1、2時間は過ごせるね。

なので、本日も同行者との待ち合わせ時間ギリギリまで選書して、大荷物になってしまった。

今回の席は、エリア指定席の最前列。
動きの激しい舞台を作る人ということもあり、係員の人からもチェックが入って、大荷物はクロークに預けることになってしまった。

本当は預けるのは(受け取り時の混雑が面倒で)嫌だったのだけど、後から預けて正解だったと思ったからヨシ。

舞台はやっぱりよかったです〜。

夕方終演し、夕飯をどうしようかと思っていたら、いきなり同行者が中華街に行きたいという。
渋谷からだと、東横線がみなとみらい線と繋がっていて一本で楽に行けるようになっていたのね。

偶然ホームにやってきた特急列車で中華街に移動すると、夕飯には丁度いい時間。

お店はあんまり知らないのだけど、まあメニューなんかは大抵入り口に提示されているので、それらを眺めつつ歩く。

途中、茉莉花茶の葉の大袋を発見して購入。
地元で、中国茶を扱ってる店が少なくて、探してたんだよな。
ラッキー。

その後、適当に選んだ店に入って食事。
結構アタリのお店でした。
二人でコースを頼んで、それとは別に丁度時期の始まった上海蟹も頼む。

蟹は私は外で食べるのが苦手なので、ミソだけちょっと味見させてもらう(笑)。
ンまかったなぁ。

ゆっくり食べて満腹し、程よく酔いが回った感じで帰途につきました。

では、また。

●「華氏 911」

2004年10月15日 映画
アカデミー賞で『ボウリング・フォー・コロンバイン』が受賞したときのスピーチそのままに、マイケル・ムーア監督がブッシュ大統領を徹底批判するドキュメンタリー。ブッシュが大統領に当選した際のフロリダでの選挙疑惑や、同時多発テロ前後の彼の行動、ブッシュ家とビンラディン一族の意外なつながりなど、経歴や言動から大統領としての資質を問い正す。

ずっと気になっていて、ようやく田舎の地元でも始まったので。

ひたすらブッシュとビン・ラディン一家とのつながりと、ブッシュがいかに大統領にふさわしくないかというエピソード満載の映画でした。

こういうメッセージ性の強い映画は、よくも悪くも情報操作…というか分かりやすいコトしか描かれないものですが、少なくとも事実を取り上げているんだろうとは思う。

二つの比較をする際に、片方だけの情報をひたすら提示されるだけでは、両方を公平に比較するのは難しい。

だから例えば、この映画だけを見て、ブッシュはダメだ、今度の選挙はケリーに入れろ、というように安直には行かないと思うのだよ。ケリー側の情報が少なすぎて。

しかし、映画で示されていたのが事実であるのであれば、9.11のテロが起きました、と耳打ちされたブッシュ大統領が、その後数分間何のリアクションも出来ず、ただ呆けたような表情でいるしかなかった姿を見て、誰か彼に国を政治を預けても大丈夫だと感じるだろうか。

あの姿は、ちょっと薄ら寒い気がしました。
自国のトップが、あんな非常事態において適正な判断力を行使できない人だなんて、勘弁してほしい。

次の大統領選挙はどうなるんでしょうね。
ロボットが社会の一部となりつつある2035年を舞台にしたSFアクション。「人間に危害を加えてはいけない」などロボット3原則を守っていた家庭用ロボットが、殺人事件の容疑者となる。“ロボット嫌い”の刑事と、人間に近い感情を持つ最新ロボット「サニー」の攻防とともに、ロボット開発会社にうごめく陰謀や、進化したロボットの恐怖が明らかになっていく。原案となったのは、SF小説の巨匠アイザック・アシモフの「われはロボット」。

アシモフ原作と聞いていたので、見に行ったのだけど。
パンフを読むと、正確にはアシモフのロボット短編集にインスパイアされたもの、ということらしい。

丁度去年ぐらいに、初めてロボット物を読み始めていたので、丁度いいタイミングで興味をもちました。

映画の中で使われているエピソードの主なものは、『われはロボット』に収録されている「うそつき」。

この中で、人間には絶対服従するはずのロボットが、三原則をすり抜けて人間の裏をかこうとする騒動が取り上げられていて、人間とロボットとの知的競走がスリリングに楽しめる短編です。

映画のストーリーは、ほぼ全く違うものになっているのだけど、映画に登場するサミー@ロボットは、上記短編に出てくるロボットがモデルなんでしょうね。

アクションあり、謎解きありのハリウッド大作らしいものでした。

単純に楽しめる物語ですな。

映画

2004年10月15日 日常
金曜レディースディなので、朝から映画見てきました。

昨日は結局出張先でお泊りになってしまった相棒は、今日こそは早く帰ってくるらしい。

しかし、夕飯作るのが面倒…。

料理そのものはまあいいんだけど、いつも深夜に戻ってくる家族の夕飯に何を用意したもんだか。

もともと胃がそんなに強くない人だから、ビールのつまみにちょっとあればいいっていうんだけど。

とはいっても、朝は用意してあげられるとしても、昼は同僚との付き合いで外食するっていうんだから、夜ぐらいまともに用意したいじゃない。

かといって、重いメインディッシュは無理そうで。

結局、豆腐(湯豆腐とか、変わり奴とか)や和風煮物系の常備菜、野菜ぐらいしか思いつかないから、そろそろネタ切れ(^^;。

酒飲みには、汁モノおかずは嫌がられるっていうのがネック。
この時期、温まって欲しいんだけどねぇ。

困った。

では、また。
樹さんのSF、好きなのよね。
しかし、月刊誌での通常の連載モノと平行して書かれることが多く、結果結末までに時間がかかるんだよなぁ。

そういうわけで、その獣王星も読みたいとは思っていたのだけど、結構こった設定のSFだという評判を聞いていたので、終わってから一気読みする機会をうかがっていたのでした。

太陽系に収まりきれなくなった人類が新たな星系に移住した、という未来の物語。
惑星は移住にあたり地球改良され、人々はそこに住んでいたのだが、ただ一つ隠された惑星があった。

処刑星と定められた地球改良されていないその星は、夏(昼)と冬(夜)が180日続く、厳しい自然環境を抱えていた…。

これだけでも、SF好きには楽しみな設定(笑)。
トールの生への執着や、サードの抱える秘密、ザギのカリスマなど、少女漫画SFとしてはかなり硬派な方ではないでしょうか。

ちょっと気合入れて楽しむには丁度いいですね。
悲しみと苦しみに満ちた傑作サスペンス。少年時代、遊び仲間だったジミー、ショーン、デイヴ。あるときデイヴが車で連れ去られ、性的虐待を受けて帰って来る。それから25年後、ジミーの娘が何者かに殺され、同じ夜、血まみれで帰宅するデイヴ。刑事になっていたショーンが事件を担当することになり、3人の運命が改めて交錯する。

アカデミー賞では、「王の帰還」と時期が重なったせいか惜しくもいくつかの賞を逃したのは残念でしたが、たしか助演男優賞をとってたはず。

ショーン・ペンはあんまり好きな俳優ではないのですが(単純に顔の好みが…(^^;)、巧い役者なのだろうと思います。

子どもの頃に中のよかった三人の少年たちが、その中の一人だけ選択されて被害にあってしまう、という事件に直面する。
それは、選択された少年は当然とても不幸なのだが、目の前で選択されなかったことによって助かった少年たちだって、複雑な思いを抱えることになるのだ。

そんな感情をベースに据えた三人が、大人になってから遭遇するある事件が、悲劇を生み出した…。

ちょっとねぇ、やっぱり後味が悪いですよ。
どうしてもね。

ただ一つだけ、ショーン・ペンの奥さんがなんだかちょっと酷いと思った。
デイブの奥さんが、妻として最低だというようなことを言ってたけど、それは彼女を襲った突然の夫の変質と困惑などを考えたら、まだ同情の余地があるんじゃないかな、と。

だから、エンディングでデイブの奥さんがパレートの中、かえってこない夫を探して惑う姿が、哀れでした。

気分が沈んでいる時に見る映画じゃないです…。

読書

2004年10月14日 日常
今月は休養月間ということで、ひたすら図書館でせっせと本を借り(自分ちの未読を消化しろという声もアリ(^^;)、レンタルDVDを借りまくり(自分ちの未観賞映画を早く見ろという声も…(^^;;;)。

窓を開けたままだとさすがにちょっと寒くなってきているのだけど、なんとなく未練というか気がかりというかな気分のままで、厚着をして居間で読書。

漫画も小説も順調にハケていきます。

夜中に寒くなって仕方なく窓を閉めてからは、映画の消化。
映画館に行きたかったのだけどみそこねたものなど、溜めこんでいたタダ券を使って、少しずつ見たりして、まあなかなかに文化的な一(?)日でした。

では、また。
夫と息子をテロでなくした真理子。
一人だけ助かってしまった自分の残りの生涯を、対テロ(カウンターテロ)に捧げようと、民間の対テロ組織に所属することに。
真理子を隊長としたセクションMの活躍の物語。

以前友人に借りて読んだことはあったのだけど、終わる前に友人が転勤で離れてしまったので(^^;、最後がわからずじまいだったのね。
中古で全部揃ってたので、思わず衝動買い。
まあ、好きな作者だしな。

作者の新谷さんは好きな作家。
青年誌での連載になるのだけど、少女漫画読みでも抵抗が少ない綺麗な線の女性を描く作家なので、読者層は広いのではないかと推測します。
うちでも家族で好んで読んでるしね。

しかし民間での対テロ組織って、現実には存在しない…よね?
だからこそ、フィクションとして多少の漫画的誇張でも許容できてしまうのかなとも思ったのでした。

クライマックスの謎解きは、思ったよりも意外性が少なかったのが気になるといえば気になるかも。
でも通して読むと、真理子たちの活躍が単純に格好よくてイイのです。

雨の日

2004年10月13日 日常
時間さえあれば近所を回っていたが、日中はあまり姿をみせる確立が低そうな気がしてきた。

それで、ちょっと逃避したい気持ちもあって、土産をもって実家にでかけた。
昼前にでて、夕方帰宅。

しかしやっぱり、外に出した猫ご飯は手がつけられた形跡はなく、トイレ砂も使ってないようだ。

完全室内飼いの猫の場合、通常あまり家から遠くまで出ることはないらしい。

きっと近くにいることを信じて、軒下のご飯をいれかえておく。

夜には、懐中電灯を持って近所をうろうろ。
人の家の庭の隅を照らしたりして、ちょっと疚しい気がするんだけど(^^;、一応言い訳もあることだしと自分に言い聞かせながら歩く。

外は雨で、こんな雨のなかどうやって凌いでるのかなぁ。

家にいる兄猫は、この変化を感じているのかどうか、今週に入ってから甘えがひどくなった。

ご飯を出しても、食べているのを見ていてあげないと食べない。食事を出して、人間が餌場を離れると、一緒についてきてしまう。

人の姿が目の前からなくなるのが堪らないようで、パソコンの部屋やトイレなど猫出入り禁止の部屋に入った途端、物凄い声で鳴く。

そんな兄猫を抱いてなだめながら、弟猫はどこにいるのかなあと窓から外を眺める夜。

では、また。

喪失

2004年10月12日 日常
休み明け、旅行に行く前に片付けられなかった役所の手続きに行く必要があるし、銀行に行ったりなんだか予定はいっぱいあるのに、弟猫が気になって出られない。

早朝から出張の相棒に付き合って早起きしてからも、窓を全開にして何時戻ってきてもいいように、TVもつけずに外に耳をすませながら暫く待ってみたけど、変化なし。

その間に、役所のペットの管轄である保険センターに電話連絡。
うちの猫は全員市の鑑札をつけてるので、弟猫の登録番号と一緒に行方不明の手続きをしてもらう。
これは、探してもらうのではなく、保護された猫があった場合に、届け出がある猫かどうかを照合してくれるそうだ。

そこで、他に警察と保健所にも連絡するようアドバイスをうけ、早速電話。

警察では落し物の照会(ペットは所有物になるので)をしてもらい、該当がなかったので今後なにかあれば連絡をもらえるようにお願いする。

保健所でも、同じように連絡し、間違って処分されないように手続きをした。

本当はパソコンがある部屋に入ると外の様子がわからなくなるので悩んだが、それでも必要だからと部屋におこもりしてチラシの作成。

弟猫の写真のうち顔のアップと、身体の全体の模様がわかる写真をセレクトして、速攻で迷い猫のチラシを作る。

午前中に約束していたシッターさんに料金を払ってから、チラシをもって近所を探索。

このあたりは新規分譲地になっていて、近所との付き合いは子どものいない家庭では接触がほとんどない。
私自身も、さすがに隣の家の人の名前を顔ぐらいわかるけど、二軒隣となるともう駄目。

そんな状態だから近所の人への協力は望めないと思っているのだが、それでも害獣として駆除されてしまうことを危惧して、探してますの意思表示に各家の郵便受けにチラシをいれさせてもらった。

途中、庭に出てきてくださった方には事情を説明して、見かけたら連絡をいただけるようにお願いして歩く。

午前中そうやって近所を歩いたり、うちの軒下に猫ご飯とトイレを用意したりしていたが、役所での年金や健康保険の手続きも期限が迫ってることもあって、午後は涙をのんで出かけることに。

さっさと用事をすませて帰宅し、またひたすら窓を開けて、弟猫の首輪につけてある鈴の音がすることを期待して待った。

夜遅くに、落胆しつつ窓際で本を眺めていると、聞き覚えのある鈴の音がしたので、急いで、でも静かに音のしたほうの窓にいってみると、隣家の軒下に隠れている弟猫を発見した。

身を低くして弟猫の名前を呼んでみたが、返事をかえしてくれるでもなく、すぐにどこかに行ってしまった…。

懐中電灯をもって、また家の近くを名前を呼びながら歩いてみるが、全然反応はなし。

昨日、捕獲に失敗したときに怖い思いをしたから、もう帰ってこないことにしちゃったのか…。

なんだかもう二度のあえないような気がして、今日も出張で深夜まで帰ってこない相棒に悪態をつきながら、涙ぐんでしまったのでした…。

では、また。
薄汚いアパートの一室。中には、粗野な若い男。そして、女の子が一人――。
失踪した作家が残した原稿。そこには、二十五年前の少女誘拐・監禁事件の、自分が被害者であったという驚くべき事実が記してあった。最近出所した犯人からの手紙によって、自ら封印してきたその日々の記憶が、奔流のように溢れ出したのだ。誰にも話さなかったその「真実」とは……。一作ごとに凄みを増す著者の最新長編。


新潟の少女監禁事件をモチーフにした小説。

プロローグのような手紙部分を本屋で立ち読みしてから、興味が湧いたので図書館で借りてきました。

結局、みっちゃんはどうしたのか、という部分がずっと気になって読んでいったので、あのラストはちょっとなんか嫌だったなぁ。

桐野さんの本は、他に「OUT」を読んだことがあるけど、あれも内容がドロドロしていたけど、最後には主人公の女性が前を向いて歩いていったのがわかっただけ、こちらより読後感がマシだったといえるかも。

少女がとても頭がよく、冷静でいたぶん、事件そのものがなんとなくあっけなく読めたような気がするのは、読み手である私が鈍感だということか…。

事故

2004年10月11日 日常
留守の間に図書館から、予約本の順番が回ってきたと連絡が入っていたので、とりに行く。
予約を入れたときには待ち順位がかなり後ろだったので、もうすっかり忘れてたけど、そういえば読みたいなあと思ったことを思い出した(笑)。

まだなんだかくたびれていたので、猫たちが汚しまくった部屋の掃除は明日に延期(^^;。

そして、事件は夜おこったのでした。

部屋の窓を開けるときには、基本的に網戸をして、ロックをかける。
姉猫と兄猫は網戸をあけちゃうから、要注意なんです。

ただし一面だけロックをかけてない窓があって、こちらは窓の外側に着地できるようなでっぱりもなく、隣家も近くないので、猫たちが網戸を開けてしまっても、外に出られないと思っていたのでした。

夕食の前に、その窓の付近で慌てたような鳴き声がしたとき、丁度その窓のサッシの部分から姉猫が食器棚に飛び乗ったようだったので、丁度そのあたりで寝てた妹猫あたりが姉猫にでも踏まれたのかな(^^;、ぐらいに考えてたのです。

しかし食後、居間でくつろいでいたら、いきなり外から弟猫の鳴き声が!(驚)

びっくりして外に飛び出すと、懐中電灯を向けられて威嚇の声を出してる弟猫がいるじゃありませんか。

どうやら、さっき姉猫に踏まれて、その時窓から落ちちゃったらしい…。

弟猫は、必死に鳴きながらもパニックに陥っていて、こちらが近づこうとすると逃げ出す始末。

しばらくこちらも捕獲しようと頑張るのだけど、全然近づけません。

それでも何とかエアコンの室外機付近まで追い詰めちゃったのだけど…、ここで手痛い失敗をして、逃げられてしまったのです。

それまでは呼べば返事をしていたのに、ここで逃げてからはもう全然返事をしてくれなくなってしまいました。

外は真っ暗で、こんな中で黒い猫を探すのは絶望的…。

何度も呼びかけながら近所を回るも、全く応えはなく…。

うううう、どうしよう…。

では、また。

日常に戻りました

2004年10月10日 日常
昨日、帰ってきました。

飛行機を降りたとたん、台風直撃の影響をモロにうけたのですが、まあなんとか自宅まで帰りつけたので、よかったです。

これからぼちぼち旅行中の日記を書いていく予定です。
よかったら読んでネ。

では。

台風

2004年10月9日 旅行
朝五時に起床。
というか機内の明かりがついたので、なんとなく起きてしまった。…けど、眠い。

なぜか順調に空腹を感じる胃袋に、ヤバイよ絶対太ってる〜と思いつつ、やっぱり朝食も完食ですよ(^^;。
しかし帰りの飛行機の食事は、中の下というか下の上というか、…ありていにいってマズかった…。

やっぱり機内食に日本食は向かないと思うのよね。

飛行機の進路の下には台風がいたようで、この帰りの便はかなり揺れてました。着陸の時も、高度がどんどん下がっているのに窓の外は雲でほとんど視界がきかない状態で、ようやく外が見えると思ったら、もうすぐ下が滑走路という状態でした。

数日前に偶然ホテルで日本のニュースを見たときに、週末に台風がくるかもとは言っていたのだけど、本当に来てるのかしら?
…と、まだそのときは余裕をかましていたのだよ(^^;。

着陸前に時計を東京時間に戻し(プラス一時間)、着陸は 9時15分ぐらい。

入国はかなりすんなりしていて、すぐに通過できた。

で、さて。
帰りのルートは飛行機が送れたりというハプニングも考えて、特に列車の予約などはしてなかったのだけど、これが結果的によかったのかも。

ゲートをでてから、まずは成田Exp.のチケットでも買おうかなと思ったら、カウンター付近には張り紙があって、その時点で全便の運行停止が宣言されてました(^^;。

うわー、これはもしかして台風やっぱり来てるの?
まだ外をちゃんと見てないからわからんけど、もしかしてヤバいのかしらん。

それで仕方なく、高速バスのカウンターにも行ってみる。
ここは最近地元バスが成田までの直行を始めたというのを聞いたことがあったので、列車が無理ならバスなら(多少遅れたとしても)動くかな、と思ったから。

しかし、バスのほうも本日は全部運休とのことで、がっかり。

再度JRのカウンターに行って相談してみるのだけど、どうやらその時点で東海道新幹線が止まっているという。
とはいっても空港にいても仕方がないので、とにかく都内に出ようということになった。

京急は動いてるけどダイヤは乱れ、JRも止まってるらしく次の列車は一時間後などと、駅でかなり待たされてしまった。

いろいろあったけど、それでも結局やっと動いた列車でなんとか昼には東京駅まで辿りつくことができました。

その後、やはり新幹線は動いていないようだったのだけど、東海道線は動いているらしい。

しかも地元駅まで遅れてはいるものの、それでも動いているようだと知り、デカい荷物を転がしながら、なんとか駅弁を手にいれて鈍行列車で地元駅に向かいました。

疲れてうとうとしたりしつつも、持っていった文庫本などを消化しつつ(これが列車待ちなどに凄く役立ったよ(笑)。海外旅行に行ったら、向こうで本を読む時間はとれないだろうなあと思ってたし、実際そうだったのだけど帰りの列車では重宝したよ)、なんとか夕方には地元駅に到着。

どしゃぶりの雨の中、駅からタクシーで自宅に向かいました。

タクシーの運転手さんから、県内が直撃コースに入っていると聞き、しかも今まさに上陸したらしいとラジオで流れてるのを聞くことに。

なんだかすごい日に戻ってきたなぁ(笑)。

「旅行、行くの取りやめにしたの?」と心配する運転手さんに、「いや、帰ってきたんですよ」と笑って返事が出来たのは、本当に幸いでした。

そんなわけで、本日無事に帰宅しました(^^)。

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おまけ。
夜になったけど、外は嵐。そして冷蔵庫は一週間留守にするためにカラにしていったから、食料がない(^^;。

こんな日は宅配も来ないだろうなぁ、ってかバイトで持ってくる兄さんが可愛そうだし危ないよねぇ…(^^;、ということになり、冷凍庫で眠ってた冷凍餃子を焼いて、それで済ますことにしたのでした。

…なんだかわびしい…(^^;。

それにしても、楽しく美味しい旅行でしたが、絶対的な野菜不足に陥っていて、身体が野菜を欲してたのよ。

胡瓜〜、トマト〜、レタス〜(笑)。
明日は食料の買出しです。

では、また。

グッダイパース

2004年10月8日 旅行
八時に起床。
今日で終わりかあ。過ぎてしまうとあっという間ですな。

ホテルは出発直前の夜まで利用できるということだったのだけど、とりあえずは朝のうちにできるだけ荷物をまとめてしまうことにする。

本日は市内動物園を散策の日。

まずはホテルから無料巡回パスで桟橋まで移動し、ここからフェリーで対岸に渡る。
ファリーを降りると、およそ徒歩で10分程度で動物園に到着する。

ここの動物園はかなり広くて、鳥類のエリアだとか、オーストラリア大陸特有動物のゾーンとか、アフリカの動物のゾーンなど、いろいろな生態に大まかに区切られている。そのそれぞれがかなり広いので、見ごたえ十分といった感じ。

入園料と一緒に動物園内の地図を1ドルで買い、それを眺めつつのんびり散策。

オーストラリアの人の気質は、おおらかだという。
いい加減というのとは違うらしいのだが(笑)、そのあたりの差はTPOと受け取る側の印象で結構違ってくるのかも。

動物園は猛獣以外は檻などはほとんど使用されてなく、どちらかというと人間側の不注意による動物への干渉を防ぐことを目的とするような小さな柵や目印になる網などが多かったのが印象的。

コフヌの動物園でも思ったけど、日本の過剰とも思えるほど管理された動物園とは、受ける印象がすごく違うんだよね。
ここらへん、おおらか…というか大雑把というか(笑)。
まあいい感じな「ゆるさ」だなと感じた。

途中昼時に動物園内の公園のようは芝スペースで、売店で手にいれたナゲットとポテトを齧り腹ごしらえ。

10時ぐらいに入園し、ゆっくり楽しみながら園内を回って、最後に売店でお土産を買って、出たのはだいたい三時半ぐらいでした。

いやあ、結構長居したな(笑)。それだけの広さではありました。

その後、フェリーで市の中心地に戻る予定で、フェリーに時間まで近くのカフェでお茶。

しかしこの会計でまたもや会話の壁が(笑)。
というか、オーストラリア訛りによる会話障害(笑)に初めて遭遇しました。

レジで女の子に「アイトドル」って言われて、支払おうとしていた同行者が硬直してました。

何度も聞き返していても、彼女はゆっくりと「アイト、ドル」っていうのよ。

ハプニングに弱い同行者はたちまちパニックになってたけど、ここで偶然メニューを頼んだ時に料金をチェックしていた私が、「わかんないけど、多分8ドルのことだと思うけど」と助言(?)。

半信半疑で10ドル札を出したら、おつりに2ドル戻ってきました。
…やはり8ドルのことだったらしい(^^;。

帰りのフェリーに乗りつつ、そういえばオーストラリア英語は「a」を「アイ」と発音するって聞いたことがあるよなぁと会話して、最後になんか面白い体験したねぇと話しあった(笑)。

市の中心地では、最後の土産品を物色。

ある程度土産を買ってから、同行者が本屋を見たいというので入ったら、またここで面白そうな本を発見してしまい、長居してしまう。

はっと気がつくともう六時。
無料巡回バスの最終が六時十五分ぐらいなのをついうっかり忘れていて、軽い夕飯(一応飛行機でも出るし)をテイクアウトしようと、アジアン料理の店に入った。

これが、大ハズレ(T_T)。

なんかルーズな店でさ。
注文をしてから延々30分以上待たされたよ〜。その間、ひっきりなしに客は訪れてくるんだけど、一旦奥の厨房(らしき場所)に入った店主はしばらく表には出てこなくて、そのうち待ちくたびれた客が帰ること数回(^^;。

こんなルーズな店だとわかれば入らなかったのに…シクシク。

六時半には部屋に戻り、食事をして、シャワーを浴びて、最後の煮詰めをして…との目算がすべてこれでズレこむハメになり、ようやく出来上がった料理を持って、タクシー乗り場までダッシュ。

七時ぐらいに部屋に戻れたので、とにかく荷物をパッキングして忘れ物がないか再度チェックして、それからあわただしく食事。

皮肉なことに(?)この料理がまた美味いのよ(笑)。

鶏のカレー風味あんかけとサモサを、ビールで流し込みつつ、「うう、美味い〜、もっと堪能して食いたい〜、でも早くしないと〜」ととても悔しい食事をしたのでした。

八時には部屋を後にして、ロビーで精算。

ここで最後まで使い損ねていたドリンク無料券の存在を思い出して、精算手続きの待ち時間を利用して、ロビーのカフェでグラスワインを一杯ずつ頼んだ。

いい感じに酔いが染みて、さっきまで急いてた気分をやっとなだめられた感じ。
15分にはガイドさんの案内のもと、バスに乗って国際空港まで移動です。

空港では最後の土産であるワインの購入。

事前にガイドさんから、店で買っても空港の免税店で買っても同じような品揃えになるし、逆に空港の免税店だとまとめ買い割引があるから得ですよ、とアドバイスをいただいていたので、ここで待ち時間を利用しての買い物となりました。

ワインの試飲ツアーに参加した時に飲んで印象的だったワインの名前を覚えていたので、まずはそこのを二本セット。

あとはシーフードレストランで食事をした時に、適当に名前からチョイスして飲んだのが美味しかったのよね。その名前を覚えていたので、そこのも二本セット。

店員さんにパッケージを頼んで、ワイン類は手荷物で持ち込みです。
(ワインて預けるとマズくなるのよね)

出国手続きをして、搭乗待ちの間、手元に残った20ドルをどうやって使うか悩み、いろんなお店を見てみたもののなんかピンとくるものがない。

それで結局地元ワインで普通レベルのものだと丁度20ドル前後で買えるということになり、ここでも店員さんのオススメを聞いて、一本購入。

結局五本もワインを買い込んだ、飲兵衛ツーリストなのでした(笑)。
まあ、そのお陰で(?)手持ちの$Aは結局15セントだけになってよかったけど(^^;。

10時45分に東京行きの飛行機は無事に飛び立ちました。

夕食は12時ぐらいにだされたのだけど、丁度いい空腹程度だったかなぁ。

食い意地の張ってる私は食べ物は基本的に残さない主義で(^^;、この食事もしっかりいただきました。

しかしとにかくもう疲れていたのも事実で、食後のお茶を貰ってぼーっとしてたら、そのまま就寝。

では、また。

ハプニング

2004年10月7日 旅行
本日の夕飯はフリーマントルのシーフードレストラン。
中心地にある駅から電車で30分ほどの場所にある町で、ガイドさんから紹介してもらったレストランを探す。

多少迷ったけど、なんとか辿り着いたものの、受け付けでちょっとゴタついた。

予約を入れてないと言ったら(セスナで移動だったので、帰り時間が読めなかったから)、早口で英語をまくしたてられ、同行者が全く聞き取れない。当然私も英語なんか全然耳に入ってこない。

同行者は途方に暮れるし、ウェイトレスさんも苦笑するし、どうしようかなぁとなった。
それでもウェイトレスさんの仕草を眺め、かろうじて聞き取れる単語から推測して、ようやく言ってる意味が勘で(爆)わかった。

どうやら、予約がないとちょっと待つことになるが、その間手前のバーでなんか飲んでろや、ということらしい(笑)。

ってか、意味わかんないなりに状況と相手の身振りで推測して、バーでビール飲んでたらそのうち席に案内されたので、結果オーライということか(爆)。

食事をしながら、今回の旅行で自分の英語力を確認したかった(らしい)同行者に、「何言ってるのか、全然わからなかったよ」と悔しそうに言われて、私も苦笑。

こういうのは、言葉というよりシチュエーションからの想像力のほうが強いかもしれないと思ったりした(笑)。

そんなこんなでシーフードの盛り合わせと、間違えて持ってこられたフィッシュ&チップスの魚(いや、多いなあとは思ったんだけど、量が多いことには慣れてたんで、こんなもんかと勘違いして手をつけちゃったんだよね(^^;。あとからウェイトレスが間違いに気づいて取り戻しにきたけど、食べちゃった分はOKってことになったっぽい(笑))と、美味しいビールとワインとで、またもや満腹で死にそう(笑)。

店を出てからタクシーでホテルに戻って(すでに電車がないし)、今夜も満腹で就寝です。

では、また。

セスナで

2004年10月7日 旅行
朝五時すぎ、目覚ましで起床。さすがに眠い。
ボーっとしながらもなんとか身支度をして、六時ちょい前にロビーに行くと、すでに集合ガイドさんがきていた。

小型のバスでいくつかのホテルを回って、同じ方面に移動する人たちをピックアップしていき、その後飛行場に向かう。

Jandakot 飛行場では、小型セスナ三機に乗って移動するようだ。
一機につきパイロットを含んで六人乗り。
結構コンパクトだなぁ。

天気はとても良く、フライト日和といった感じでしょうか。
すぐに飛び立って、西オーストラリアの海岸線沿いに北上する。

窓からの景色は綺麗なんだが、一時間も見てるとさすがに飽きてくるんだよね(笑)。
朝も早かったので、途中うつらうつらして時を過ごし、予定とおり三時間で Shark Bay 空港(というか、たんなる整地された荒野)に到着。

そこから20分ほどバスでモンキーマイヤ・ドルフィン・リゾートに移動。

基本的にこのセスナでの旅行に参加した人たちは、このドルフィン・リゾートがメインの観光ツアーらしい。

初日に一緒になった同じホテルに泊まってる人たちも、偶然このセスナツアーに来ていて、彼女たちはここで野生のイルカをみたり、その後シェル・ビーチに移動して観光後、再度シャークベイ空港に戻り、パースに帰るということになっているようだ。

ともあれ、腹ペコでリゾート施設に入ったとたんに軽食を出される。
いくつかメニューから選ぶのだが、あんまり美味しそうな雰囲気でもなかったので(^^;、適当に注文。

食事をして10時半すぎぐらい、昼食の11時45分まで自由時間だとのことで、海岸をふらふら歩いてペリカンをからかったりして遊んでいた。

そこに、波打ち際近くまで野生のイルカがやってきたので(ここは野生イルカの餌付けに成功した珍しい場所として有名。一日に数回インストラクターさんたちに餌目当てで(?)やってくる)、それをみに浅瀬を中に入っていた。

大体深さは膝上ぐらいで、本当に手を伸ばせば触れるぐらい近くにイルカがやってくるので、これはこれで結構楽しかったです。

そんなこんなでバタバタしてると、一時間はあっという間。

昼食を頼んだあと、売店でお土産の絵葉書などをいくつか買っておき、タイミング良くやってきた食事を食べ終わると、他のツアー客とは別行動となる私たちに案内人さんがやってきた。

ハメリンプール行きは、どうやら私たち二人だけらしい。
4WDの日本車にのって、12時半、本日の運転手兼ガイドさんとモンキーマイヤを出発した。

途中とても綺麗な海をみたり、草茫々の砂地になぜかポツンと存在する不思議なゴルフコース(笑)を観光したり、デナムという小さな町を通過したり、楽しいガイドさんの話を聞きながらの移動はとても面白かった。

ガイドさんは、オーストラリア人で背が高く、長髪で、サングラスのとても良く似合う、なんだかロックスターのような風貌の威勢のいい兄貴だった(笑)。

日本語はしゃべれないのだけど、日本が好きだとかで怪しい日本語単語を言ったり、こちらの片言英語にも気さくに応えてくれたりと、とても愉快なガイドさんだった。

1時半ぐらいに、一応観光コースに入っているらしいシェル・ビーチに到着。

貝殻だらけで真っ白な浜は、陽射しの強さがことさら目にこたえる。
波打ち際はとても静かで、かなり遠くまでの干潟になっていた。

しばらく風に吹かれながらその白い浜をザクザク歩いた。

それから、またドライブして、二時半ぐらいにようやくハメリンプールに到着。

旅行中、一日自由の日は三日あったので、いつハメリンプールツアーに行くのかを悩んだことがあった。

ストロマトライトは海辺の波打ち際に生息しているのだが、満潮だとそれらは水中に沈んでしまう。

もちろんとても綺麗に澄んだ海水だから水中に没していたってみられるけど、やっぱりできれば干潮時に姿を現したところを見たいじゃない。

しかし現地での干潮時刻を巧く調べることができなくて、結局この日にしたのは完全に賭けだったんだよね。
それが。

この日、この時間、見事なほどの干潮となっていた。
丁度今日のガイドさんが「ハメリンプールに行くなら、今日は丁度いい時間だよ」と最初に言ってたのだけど、本当にその通り!

現在、世界遺産に指定されているストロマトライトの生きるハメリンプール海岸は、その生息環境を汚染しないために、ストロマトライト群を見下ろすことのできる渡し橋のようなものがかけられていて(尾瀬の水芭蕉観察ができるところみたいに)、直接触れることができない。

本当は触ってみたかったけど、それは仕方がないこと。

行く前は、きっと興奮して写真とりまくりだろうなと思っていたのだけど、結局私はただひたすらストロマトライトを目に焼き付けるばかりだった。

写真をとるぐらいなら、直に自分の目で見たかった。
できるだけ長く見つめていたかった。

何がそんなに自分をひきつけるのか、うまく言葉にはできないんだけど、今この地球にいきる生物たちが存在することとなったすべてのきっかけになったともいえるこの生物、約20年ほど前にその存在を知り、いつか自分の目で見てみたいと思ってきた生物を目前にして、ただ、静かに見ることしかできなかった。

…外見は真っ黒い、ただの岩にしかみえないんだけどねぇ(笑)。

そこは本当にそれ以外何もない場所だった。

ひたすら橋から下を見つめる私を、同行者もガイドさんも静かに見守ってくれて、後から感謝(当時はすっかりトリップしてたよ(笑))。

十分堪能したあとは、帰りの空港に向かう。

ハメリンプールからだいだい20分ぐらいの場所にある空港という名前の荒野(シャークベイ空港よりすごい(^^;)まで移動し、迎えのセスナを待つことに。

どうやら、モンキーマイヤで過ごした人たちのうちの一部のセスナが、こちらを経由して私たちを拾ってくれることになっていたみたい。

一応まだ三時すぎぐらいなんだけど、片道三時間あるからこれでも六時に着けるギリギリの時間なんだよね。
セスナは基本的に目視で操縦なので、日のあるうちに着陸する必要があるそうな。

帰りのセスナは、ひどくゆれたけどなんだか体が疲れたのと、興奮からの疲労か、クタクタでずっと寝てた気がする。

予定より少し早く着陸できたので、そのまま駅まで送ってもらった。

続く。
長くてすみません(^^;。
貼り付けてあるイメージは、DVD「地球大紀行 2」のパッケージ。
全12話でNHKで放送されたこの番組は、当時高校生だった私がとても入れ込んだものだ。

もともと理科、特に天文系が大好きだった自分が、このTVシリーズで地球の成り立ちなどを映像で目にすることが出来、とても強い印象をもった。

DVDの二巻には、第三話第四話が収録されていて、このうちの第三話が私の大のお気に入りの回だ。

タイトルは「引き裂かれた大地」。

一話二話で宇宙空間での惑星の成り立ちを説明していて、この三話では原始地球に、いかにして生物が発生することとなったのかを描いている。

鉱物の塊同士であった隕石の衝突が繰り返されることにより原始地球が形作られ、その鉱物の中に微量に含まれていた水分同士が衝突の衝撃で空間にさらされることになる。やがてその水分が気象を産み、地球に最初の海ができる。

しかしその海にはまだ酸素が存在していなかった。

そんな、今では想像もできないような大昔の地球で、一番最初に酸素を吐き出す生物として誕生したのが「ストロマトライト」である。

…とまあ、そういう内容の番組。

それ以来、私の中で「生涯に必ず訪ねて、実物を見てみたい」という場所の第一位に輝いているのが、オーストラリアのハメリンプール。
現在(ほぼ)唯一存在が確認されている生きたストロマトライトが住む海だ。

今回の旅行がオーストラリア、しかもメジャーである東海岸のシドニーではなく西側になったのも、日本から移動する時ハメリンプールに一番近い国際空港がパースだったから、という理由による。

近いといっても、パースからは車では高速使って約10時間、パースから小型セスナで移動しても片道三時間という場所。
日本からのツアーはほとんどなく、場所柄自分たちだけでパースから移動することも難しく、現地一日ツアーに参加という形をとった。

続く。
八時ぐらいに起床。

このところ起きるとまずはTVをつけるのだが、朝特有(らしい)子ども向け番組が面白い。

子供向けだけあって、かろうじてぽつぽつと会話が聞き取れるし、ストーリーも単純なのでわかりやすい。
そんな音をBGMにして、身支度をする。

本日は午後から半日ツアーなので、午前中は市内をぶらぶら。
偶然スーパーらしき店を発見したので、早速偵察(笑)。

惣菜のコーナーがすっごく美味しそうで、くらくらした(笑)。
7、8種類はありそうなオリーブだとか、鶏の丸焼き、ハム、ソーセージが涎もの。サラダのコーナーもいろんなコールスローなどがあるし、とても美味しそうだ。
ああ、近所にこのレベルのスーパーが欲しいよ(笑)。

しかしそれにしても、すべてのことにつけレベルが違うんだよね(^^;。
オレンジジュースなどガロン単位だし、ミロの粉の缶はキロ単位だったりするし、わらっちゃうぐらいに量が多い。

それなのに、フレッシュな野菜などは基本的にグラムいくらの値段設定で、一個から買える量り売り。

野菜のコーナーには図りがあって、自分で好きなだけ袋に入れて重さをはかり、自動的に吐き出されるバーコードの値段をはっていく。
あとは会計でPOSに通すだけだ。

大抵のパッケージは紙の類でできていて、買い物品は基本的に紙袋に入れてよこすので、ビニールなどの燃えにくいゴミも出にくいようになってるみたい。

ここでたまらず同行者は惣菜買いに走っていたので(^^;、付き合ってサラダをいくつかチョイスし、ちょっと珍しい菓子なんかもお土産用に買ってみた。

昼ぐらいにはファーストフード店でチキンのローストとポテトフライを一人前頼んでシェアし、ホテルに戻る。

午後からは半日ツアー。

これは、郊外にワイン農場が広がる町があるのだけど、そのあたりにいってワインの試食をしたり、チーズを食べたり、チョコレート工場に寄ったりするという、食い倒れツアーだ(違う…)。

本日は英語ガイドさんなので説明は(私は)諦めることにし、ワインの試飲に徹することにした(笑)。

ツアーの参加者は、パンフには最低六人から遂行となっていたけど、結局私たち二人を含めて四人。

残りはだいたい40後半ぐらいの女性と、5歳ぐらいの少女(後に4歳と判明)で、後に二人は東オーストラリアから休暇を楽しみにきていた母娘だとわかる。
女性の両親も参加する予定だったのだが、旅行でちょっと疲れたらしく今日はこのツアーをキャンセルして休んでいるらしい。

彼女によると、娘さんは全部で三人いるんだけど上の娘さんは18歳になるんだそうだ。
で、同行していた末娘さんは、彼女に言わせると「Big surprise, and good surprise」なんだそうだ(^^)。

このおばちゃんが、結構おしゃべりでフレンドリーな人だったので、同行者は結構苦労しながらも会話を楽しんでいた。
こういう場面だと、やっぱり英語できるといいなぁとうらやましくなりますな。

8人乗りぐらいの小型バスで、運転手兼ガイドのおっちゃんにつれられて、ワイン工場に出発。

途中三箇所ほどでワインの試飲をし、チーズを食べ、塩漬けオリーブを摘み、チョコレート(これがまた美味!)を食べて、堪能しました〜。

昼食をおさえた甲斐があったな(笑)。

18時ぐらいにはツアーを終えて、レストラン街でおろしてもらう。
何を食べようか悩んだが、翌日の夕飯はシーフード・レストランの予定だったので、それ以外で何か〜とふらふら歩いていたら、美味しそうなタイレストランを発見して、入ることに。

なんとなくココナツのカレーが食べたくて、私はグリーンカレーを頼む。
同行者はメニューの英語表記がよくわからないまま、とりあえずチキンと書かれているのを発見して注文。

鶏の料理っていってもいろいろあるわけで、どんなのが来るのかなぁと思いつつ食べていたら、やってきたのは丸鶏の蒸し物!(^^;

サラダも一皿頼んでしまったし、カレー用にスチーム・ライス(つまりご飯)も頼んであるのに、そこに丸鶏が来てもうビックリするやら呆れるやら(笑)。

とにかく腹いっぱい食べて堪能し、どうしようもなくこれ以上腹に入らないから涙をのんで残すことにした。
ああ、容器があったら持って帰りたかった…(^^;;。

帰りは駅付近のタクシー乗り場に行こうと歩いていたら、途中で偶然タクシーが来たのでつかまえてホテルまで行ってもらう。

ああ、満腹で苦しい…。

明日は、この旅行のメイン・イベントの日。
朝が早いので、重いお腹をかかえつつ(笑)、身支度をして就寝。

では、また。

動物園

2004年10月5日 旅行
今日は一日フリーの日。

八時ぐらいに起床してから、シャワーを浴びてスッキリ。
旅行の間、一回分の朝食券がついてくるので、それを利用して朝からホテルの朝食バイキング。

夜の時とはまた違った趣で、フレッシュな野菜やオリーブ、チーズが美味しい。
パンもとても美味しくて、本当はお粥も試してみたかったのだけど、これ以上食べられなくなったので、断念(笑)。

10時前ぐらいにホテルの入り口でタクシーを呼んでもらって、コフヌ・コアラ・パークに。

ここは名前の通りコアラがいる動物園で、西オーストラリアでは唯一コアラの抱っこができる場所だそうだ。
タクシーでおよそ30分ほどして到着したので、早速入園。

動物園といっても、日本のソレとは全く違っていて、基本的に動物は園内放し飼い状態だ。
カンガルーや鹿、黒鳥、ペリカン、エミュー(ダチョウみたいな大型鳥)がそこらにうろうろしている。

カンガルーなどはとてものんびりしていて、子どもをお腹の袋に入れてる親でも、近づいても逃げないし触らせてくれる。

近くにいた鹿の毛がガツガツに硬いのに比べると、カンガルーはとても柔らかい毛皮だった。
それにしても、尻尾の太さは近くでマジマジ見ると、結構怖いよ。
確かに武器になりそうな部位(^^;。

園の奥のほうにあったコアラゾーンに行くと、撮影所があった。
中には先客の白人家族がいて、その人たちの様子を眺めたりして、順番を待つ。
その後、私たちもお金を払って、抱っこ撮影です。

ちなみに、ここではコアラを抱っこして、「抱っこしている人の同行者が撮影する」「係りの人に撮影してもらう」「同行者(複数人)との集合写真を撮影してもらう」という3タイプの料金設定でした。

同行者に撮影してもらうパターンが一番料金が安くて、およそ1700円ぐらいでしょうか。
まあ、当然安くはないけど、こういう機会は滅多にないし、動物大好きなので記念にそれぞれ申し込んできました。

コアラは、ユーカリの香りがふわんと漂うとても良い香りの動物でした。
生涯、水も飲まず、一種類のユーカリだけを食べて生きるので、その香りがするのだそうです。

実はこの動物園、かなり寂れていて施設そのものもとても古く、入園しているのは数組の観光客と近くの幼稚園か小学校低学年の遠足グループぐらいしかいない辺鄙なところでした。

そのせいか、私たちの後に写真撮影を待つ人たちもいなかったこともあって、係りのお姉さんとコアラを抱っこしたまま、片言のアヤシイ英語でちょっと会話したりして、なかなかいい経験をしました。

コアラに限らず、動物は好きです。
観光地では、鳩の餌、鹿の餌、馬の餌、羊の餌、黒鳥の餌など絶対買って与えるし、触る機会のある動物は絶対触らせてもらうぐらい。

なぜか毎年通っている近くの牧場では馬と遊び、近辺にある(といっても車で一時間ちょいだけど)サファリ・パークではライオンやヒョウの子の抱っこ会には参加するのが大好き。
主にそういうイベントはお子様向けが多いのだけど、そのときばかりは恥ずかしげもなく率先して参加する、大人気ないヤツなのです(^^;。

そんなわけで、この動物園でも当然入り口でカンガルーの餌と銘打たれた麦を一袋購入し、園内で歩き回っている動物たちにチョイチョイ与えながらの散策でした。

ああ、満足(笑)。

およそ三時間弱ほど中を回ってから、案内でタクシーを読んでもらって近くの駅へ。
電車はゾーン・チケット制で市街地まではだいたい300円ほどでした。

いわゆる優先席の使われ方や、車椅子またはベビーカー用のスペースの譲り合いなどを垣間見て、日本より成熟したマイノリティへのマナーを見ました。
こういうのは見習うべきですね。

市の中心地についてからは、レストラン街で遅い昼食。
通りかかった中華のフードコートのようなところで食事をしました。

ご飯のプレートだったけど、とっても美味しい。いわゆるジャンクなので味は濃いんだけど、これが結構美味しいんだよねぇ。

こういうときの店の人とのやり取りは基本的に自分でやるのだけど、まあ大体ジェスチャーでなんとかなるものでした(笑)。

モノがケースに入って並んでいるから、指差しながら右だ左や緑のキャップがついてるほうのペットボトルだと、そんな感じで食べ物にありつくことが出来たし。

腹ごしらえしてからは、市内無料巡回バスでホテルに戻る。

翌日の予定は、日本にいた頃には市内動物園を回ろうという話をしていたのだけど、ここにきて同行者がワインの半日ツアーに行きたいという。
ので、現地ツアー会社に電話で連絡をとり、翌日分の予約が可能か問い合わせることに。

結局簡単に予約がとれたので、明日はワインの試飲ツアーに決定。動物園は後日に回すことにした。

夕方雨が降ってきたのだけど、動物園行きのフェリーの時間を確認しに桟橋まで出かける。
その後、昼食が遅かったので全然お腹が空いてないのだが、ホテル周辺に飲食店がないので、市街地でテイクアウトを購入してかえることにした。
どれも美味しそうで迷ったすえ、酒屋でいくらかのビールとケバブロールを買って戻る。

ホテルの部屋でTVを眺めつつ、結構美味しいケバブを食べて、美味々々(^^)。
ビールは多少好みとは違っていたけど、軽くて飲みやすかったです。

普段はインドア派なのに旅行だとうろうろしちゃって、とっても体力的に大変。
本日もすっごく疲れて、お酒を飲んだ途端に酔いが回って、すぐに就寝。

では、また。

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