小指

2005年3月3日 エッセイ
手のひらを自分に向けた時、両手の小指同士が一番近いでしょう?

私と相棒は多分、実家では小指の側にいる方だったと思う。

母と妹は物事の考え方とかとても似てるのだけど、私はそれに共感できなくて、実家にいた時はそれが元でイライラしたこともあったほどで。

相棒も似たような感情を持っていたようで、自分の家族の中で自分だけがなんとなく感覚が離れているような気持ちを抱いていたらしい。

相棒と一緒に暮らすようになって結構たつので、お互いの親族とは適当に面識があるわけですよ。

すると、相棒と相棒の親族との雰囲気の差に本当にびっくりするのよね。
ああいう考え方をする人たちの間で育って、どうして相棒みたいなタイプが出来るんだと、笑っちゃうぐらい(^^;。

それは相棒も私に感じているようで、私と私の親との違いに驚くことがあるという。

きっと親たちは親指側だったんだね。
自分たちは小指だったから、実家ではちょっと浮いていたり、違っていたりしてさ。

そんな話を肴に今日も晩酌の夜でした。

では、また。
帰ってから録画データの整理をしていると、本日昼間の番組が録画されていたので何かなー、とチェック。
平日昼間で一時間(映画なら二時間以上だし)って何だろうと。

中村勘九朗さんは明日から中村勘三郎さんになるので、その襲名にむけたスペシャル番組でした。

去年の夏に平成中村座がニューヨーク公演をして大成功したわけですが、そのドキュメンタリーを軸に、勘三郎さんになることへの意気込みなどをインタビューしてました。

今年は襲名の年で、しかも今月から襲名公演が始まるので、TVでも特集とかすごく多いんだよね。

明後日金曜にも二時間ドキュメントがあるようだし、週末はNHKで毎週のように特集がくまれてます。

私は歌舞伎に疎い(興味はあるけど、全くの勉強不足)ので、勘九朗さんの舞台も去年初めて一回見ただけなのですが、きっかけは野田さんです。

野田秀樹さんと中村勘九朗さんは同じ年ということもあってか、同じアーティストということもあってか、とても仲良しさんらしい。

その縁で、過去には野田さんが作った歌舞伎(勘九朗さん主演)を上演したりしてます。

そんなわけで、野田さんをおっかけてると、ここ数年勘九朗さんの情報も入ってきたりして、なんとなく気になり始めた、といった感じ。

襲名公演の五月目録には、「野田版・砥辰の討たれ」もラインナップされ、ますます目が離せません(笑)。
当初予定したよりも複雑な処理が必要だと判明して、本日は集中作業を敢行。
三日あれば楽勝と見積もっていたのに、蓋を開けたら三日でこんなに…(涙目)といった感じ?(^^;

なんか波の差が激しいんだよなぁ。

でも仕事そのものは楽しいので、転職した甲斐があったとは思ってます。

帰宅すると家族は風邪でダウンしていて、一人寂しくご飯。
猫と遊んで、ちょっとパソを触って、時計をみて慌てて就寝。

最近寝るのが遅くなってるせいで、朝が辛いんだよね。
この悪循環をなんとかしないと…。

では、また。

絶対

2005年2月28日 エッセイ
物事に、100%だとか、絶対などと言い切れることは、ほとんどないと思っている。

私は、自分の持っている知識が完全であるとは到底思っていないから、何かを考える時には常に「自分の知らない知識、世界、事情、状態は存在する」というのが根底にある。

だから、「〜〜は〜〜〜なんだよ、絶対」という言い切り口調で断言することは自分では出来ないし、逆にそういう物言いをする人のことは信用できない。

もちろん、ケースバイケースっていうのはあって、初心者に何かを教える際に「〜〜は〜〜だ」と意識的に断言することで、相手にインパクトを与え、考え方をシンプルにすることで、理解させやすくするというテクニックというのはあるんだと思う。
個人的にはそんなテクニックも含めて私は嫌いだけどね。

そういう確信犯はともかく、本気で持論を信じて他人にそれを説くような人って、ほんの一握りを除いて、胡散臭いと思ってしまうんだよなぁ。

では、また。
お茶でもいかがとコニーのさそい、毒入りなのねとメリキャット…不気味な唄声が暗示する惨事の影。閉ざされた館に高まりゆく愛と死と狂気。モダン・ゴシックの女王の最高傑作、本邦初訳。

ジャンルでいうと、私は自分からホラーやスプラッタを選択することはない。
なんだけど、なぜかこの本がずっと本棚にあって、一体なにがきっかけだったのかなぁ(^^;。多分誰かにすすめられたんだと思うのだけど。

物語は幼女メリキャットの視点で過去を振り返る形で語られます。
なぜか町の人々から嫌われているブラックウッド家の末娘であるメリキャットは、姉と二人暮らし。
六年前におこったある事件をきっかけに閉鎖的な暮らしを余儀なくされた彼女はしかし、それでも愛する姉との生活の中で幸せに暮らしていたのだった。

ここで語られる六年前の事件だとか、物語クライマックスで描かれる暴動の様子などは確かにドキドキしながら読んだのだけど、一番の怖さというのは、メリキャットの幸せな様子なんだと思う。

客観的な視線でみると、多分彼女は恵まれない環境で暮らすことになっているように思う。不自由に見えるし、不安定だ。

しかし、メリキャットの主観においては、昔の事件もこの物語でおこった事件も、彼女の前に立ちふさがった悪魔を払っただけのことであり、悪魔が去ったならば彼女はそれで満足。

子どもらしい楽観した未来と、現実を補うほどの想像力が彼女を幸福たらしめている、その姿がとても恐ろしいのですよ。

こういうホラーもあるんだなぁと、私にしてはちょっと意外な感想をもちました。

●「福耳」

2005年2月27日 映画
浅草の高齢者向けマンションで働くことになったフリーターの青年・高志は、転職早々、亡くなったばかりの住人・藤原の幽霊に取り憑かれる。藤原は同じマンションに住む女性への思いが未練となっていたのだった。渋々その成就に協力する高志だが、彼自身にも気になる女性がいて…。
世代の違い故に考え方が全く異なる2人が、ときに反発しながらも文字通り一体となって協力しあうことになる展開、しかし見た目は「一人」であるために起こる混乱が楽しい。高齢者向けマンションという舞台はユニークだし、藤原のライバルとして坂上二郎と谷啓、元官僚のオカマ役に宝田明など、役者も揃っている。それらが一体となった可笑しみがもう少しあってもよかったが、年長者が後に続く者に「生きていく証」を与えるというラストが残す後味は、しみじみとして悪くない。


クドカンが主演ということで、ちょっと興味があって見てみました。
一般に彼は脚本で有名なようですけど、もともとは劇団で俳優やってる人なんだよね。

ストーリーは、いわゆる老人ホームのような場所が舞台で、若者と老人たちの交流をいろんな角度で扱ったもの?、といった感じ。

キャストは、田中邦衛とか、坂上次郎、谷啓あたりは、役者イメージとキャラクターがかなり近いものとして設定されていたので、見ていてわかりやすいと思う。

テーマもかなりズバリとセリフに出てるし、そのストレート加減は見てるこっちが恥ずかしいぐらいなんだけど(^^;、こういうわかりやすい映画はエンターテインメントとしてアリだと思います。

孤独(笑)

2005年2月27日 日常
なんだか気分がのらなかったのだけど、家の中が汚くて、仕方なく掃除(笑)。
まあ初めてしまえば、きっちりやらないと気がすまないんだけどね。

並行して洗濯をしつつ、その後猫トイレの掃除をしたりと、大抵家族と分担してやってる作業を久しぶりに一人でこなして、なんだか疲れた。

その後、読みかけの本を消化して、少しずつ見ていた映画を最後まで見たりと、いろいろ片付けてました。

夜、相棒から帰宅できないと連絡があったので、相棒があまり好まないパスタを食べることにしました。こういうときでもないと、パスタって食べられないからなぁ。

冷え込む夜に一人で静かに本を読んでるとなんだかちょっと寂しい。
まだ仕事してるのかなぁ…と相棒を思いつつ、本日は一人で就寝。

では、また。

墓参り〜

2005年2月26日 日常
起きたらすでに相棒は出勤していたようで(^^;。

遅くまで帰れないというようなことを言っていたので、急遽母に連絡をとって実家に行くことに。
先週ドタキャンされたんだけど、メインの目的は父の墓参りだったのよね。

妹夫婦のところに顔を出してチビたちに貢物を渡し(笑)、食事をしてから墓参りに。
遅くなったけど、許してくれい。>父ちゃん

その後、母のちっちゃい菜園の実りを別けてもらって、夕食を食べてけというのを振り切って帰宅。
疲れて帰ってくる相棒に、一人で食事させるんじゃ寂しいじゃんねえ。
母サービスはまた今度。

夜は、頂いた野菜を使って適当に調理。
芽キャベツって、茎(?)がついたままのを見るのは初めてで、ちょっと面白かったです。スーパーだと実(?)だけだから、こういうふうに実るのかぁと感心(^^;。

しかし大量のキャベツ、傷まないうちに消費できるのか、ちょっと自信がないなぁ…(^^;。

では、また。

ダッシュ

2005年2月25日 日常
担当の方が、海外出張から戻ってきたので、その報告とフィードバックがありました。
帰国の予定と今の仕事のスケジュールから、この週末はないものと覚悟していたので、会議の後黙々と対処に取り組むことに。

しかし、おもったよりもボリュームがなかったためか、頑張ってこなしたためか、なんとか本日中にほぼ終了することができました。

残業して遅くなったので、相棒に帰るコールをすると、丁度向こうもあがるところだったようで、それじゃあ待ち合わせして外食でも、ということに。

まあ、遅い時間なので開いてる店は限られてきちゃうんだけどさ。

で、週末仕事になりそうと予告してあったので、休めそうだよ〜という話をしてたら、ナント相棒のほうが今度はハマっているようで(^^;。

ご苦労様です。

では、また。

田つくり

2005年2月24日 料理
雨が降りそうだったので、早々に帰宅。

食事の支度をしようとして食材棚を見てたら、正月に作ろうとしてすっかり忘れていた(^^;ごまめを発見した。

相棒は御節の中で唯一田つくりだけは好物なんだよね。
でも市販のは甘すぎて嫌いだというので、ここ数年御節の用意なんて全然しないんだけど、田つくりだけは自分で作ってる。

今日は時間もあるし…と思って早速作ることに。

フライパンにごまめを入れて加熱。焦げないように乾煎りして、ほんのり色がついて香りが出てきたら、古新聞にざっとあけてあら熱をとる。冷めてきたときに、ごまめがポキンと折れるぐらいまで炒るのが、香ばしさのポイント。

ここで水あめを探したら、これが全然見つからない(@_@)。やっと発見したと思ったら、容器に穴が開いてたようで、漏れてる…。

今から買出しに行くのも面倒なので、砂糖で代用することにした。

鍋に砂糖と湯を入れて溶かす。そのまま火にかけて、煮詰めていく。だんだんとろみがついてくるので、焦げないようにしながらカラメル状にしていく。

丁度いい具合のカラメルができたら、ここに酒を入れて、アルコールを飛ばしつつカラメルをのばす。

酒がうまく混ざったら、醤油を入れて再び焦がさないように煮詰める。

とろりとしてきたら、冷ましてあったごまめを投入してざっくりと混ぜ、仕上げに胡麻をふって、完成。

普段は、酒醤油を煮立ててから水あめを少し入れてたから、今回は多少手間がかかったかな?

しかし、水あめだと冷めてから飴状になって互いがくっつきやすくなってるのだけど、今回は多少粘度はあるもののサラリとした感触になっていて、結構これもいい感じ。

遅く帰ってきた相棒に食卓でこれを出したら、久しぶりだーといいつつばくばく食べてくれて、嬉しかった(^^)。
えへへ。

では、また。

来月の予定

2005年2月23日 日常
来月のWOWOW番組表が届いたので、早速チェック。

舞台関係は、「走れメルス」「鈍獣」「ロミオとジュリエット」が楽しみ。
今回映画でチェックしたのは少なくて、「ヴィレッジ」ぐらい。

あと、不定期にやってるドラマWは「巷説百物語 狐者異(こわい)」。

これは今月ずっと番宣をやっていて気になってたのよね。
もともと原作が京極さんだから見る気は満々。
しかも主要キャラに、吹越さんがいるんだもの(好き好き)。
楽しみにしてるのさ〜。

とはいえ、実は京極さんの中でもこのシリーズは未読なんだよなぁ。
先に読んでおくべきか、否か…。
図書館に行く暇ができたら、借りてみようかしらん。

では、また。
連作短編集でした。

へっぽこたちの話ということで、ほとんど惰性で買い(笑)。
でもおもいがけずサーラと再会できてびっくりです。

最近のSW短編長編はシリーズ外に手をつけてなかったのだけど、サーラの頃はよく読んでたなぁ。

全体に単体の小説として読むと、個人的にはちょっと物足りないものがありました。
物語そのものもそうだし、文章としてもそうだし。

その中で「赤い鎧」については、文章が個人的な好みから外れるものの、SWというゲームを行うにあたり、プレイヤーとしてはどういう形で進めていくといいのか、GMとしてはどうやって導いてあげたらいいのか、ルールをシナリオに絡めるやり方としてのプレイモデルとして読むと、中々面白い書き方だなぁと思いました。

連作ということで出てくるカーニャというキャラが、最終的にあんまりいい形で終わってないのはなんだか残念だったかも。

低下中

2005年2月22日 日常
なんかダレてるなぁ。

仕事が忙しくて、帰りも遅くて、睡眠時間も少なくて、という時の方が、起床はすっきり今日も張り切って仕事しましょー、な気分になれるのは何故。
…そういうものなのかしらね?(^^;

現在、待ち状態なのでなんか気分がダレちゃって駄目だなぁ。

することもないので定時で帰って、家でだらだら。
昨日のうちに食事の作り置きもしておいたから、帰ったらご飯を炊くだけだったので楽チン。

かなーり久しぶりにバラエティ番組を眺めて笑ったりした。
しかし知らない芸人ばっかりでびっくりしたよ。
芸能界も入れ替わりが激しいのねぇ(笑)。

では、また。

●「テルミン」

2005年2月21日 映画
テルミンという楽器を知ってる人って、少ないのかな。

元祖電気楽器、ともいうべきもので、真空管から電気を発生させ、そのその電波をあやつくことで音を発生させる楽器(機械)です。
発明したテルミン博士の名前をそのままとって、楽器はテルミンと呼ばれることになりました。

この映画は、そのテルミン博士の波乱の人生と、テルミンという楽器、そして博士やその楽器にまつわる人たちの証言を元に編集したルポタージュ的な作品です。

テルミン奏者として第一人者ともいうべき人も出てくるのですが、彼女をはじめテルミンの奏者は、この楽器を操るにあたり「耳が良いこと」が必要であると何度も言っていたのが印象的でした。

実際テルミンという楽器は、人の仕草・動作で音色がかわるものだから、奏者の側に絶対音感がないとかなり厳しい。

私は自分に絶対音感がないのだけど、その状態でバイオリンにトライしたことがあります。
で、バイオリンを弾きこなすというレベルではなく、まず楽譜に書かれている音を自分が正確に表現することがどんなに大変かを経験したことがあるのね。

鍵盤楽器のように叩けばその音が出る、というような楽器とは違い、弦楽器は音を作ることからはじめないとならないわけで。

それが、テルミンの場合は、バイオリンにおける弦を押さえる指に相当するような物体もなく、空中での自分の身振りだけが唯一の音作りとなるわけだから、これはもう相当に耳がよくないと、自分の出す音を音楽に変えるのは至難の業だと想像しました。

でも、一回トライしてみたいなぁと好奇心を刺激されたのもたしか。

テルミンそのものは今となってはかなり原子的なもので作れる楽器らしいので、多分「子どもの科学」とかに作り方とか載ってそう(^^;。

誰か作ってくれないかなぁ。
音を出して遊んでみたいなぁ(笑)。

休日

2005年2月21日 日常
今日はお休み。

今の会社ではまだ新人なので有給はしばらくないのよねぇ。
だから会社カレンダーによる平日の休みはなんだか嬉しくて、いろいろやりたいことがあったのだけど。

折角地元の映画館では月曜レディースデイだったが、丁度今上映されてるのは見たいのがないし、仕事の緊急対応があるかもと予告されてたせいで遠出も憚られ、結局家でだらだら。

定期的に仕事のメールをチェックしつつ、本を読んだり、録りためた映画をみたりして一日が終わってしまった。
ちょっと残念。

夕方ぎりぎりまで本を読んでいたら食事の支度が遅れてしまい、慌てて料理してたら、こういう日に限っていつもよりかなーり早い時間に家族が帰宅してきて、慌ててしまいまいした(^^;。

それでも本日の夕飯と、明日のご飯の仕込みもできたから、いいとしましょう。

久々にまたクウガのDVDを出してきて、夜は家族と鑑賞。
何度も見てるからストーリーはわかってるのだけど、それでもなんだか見てしまうのは何でしょうねぇ。

見たのは、蝶野さん登場二回目のエピソードでしたけど、人を殴るってのはとても嫌な気持ちになるものだ、というのに深くうなづいたり。

そして、刑事さんたちがようやく四号の人間体(笑)に会って、親しみを深めていく様子もなんだかクサくて身悶えちゃうんだけど、よかった(笑)。

チープな演出だったり、合成が人目でわかる映像に苦笑することはあるけど、このメッセージ性が好きなんだよねぇ。

では、また。

今月も…

2005年2月20日 日常
隣町の里親イベントに行ってきました。

先月は自分の住む町のイベントで、丁度隣町から北西部のボランティアグループと、我が町から東南部のボランティアグループとが隔月交互で開催しているようです。

そろそろ春チビのシーズンのようで、今回は里子が沢山いました。
しかし、その生い立ちはいろいろあるみたいだったけど、結構無責任な飼い主から生まれた子たちもいたようで、ちょっと眉を顰めたり。

その中で漏れ聞いた話なのだけど、雌の飼い犬で外飼いの場合って、飼い主の知らないところで、雄野良犬に襲われて妊娠するってことがあるのだそうな。
飼い犬は繋がれてるから、逃げられないようで。

いや、なんか、思ってもみない事だったのでビックリ。
それはなんか不幸かも…。

昔実家で飼ってた犬は雄だったこともあって、そういう事態を想像できなかった。

「だから室内で飼うか、避妊をしっかりしたほうがいいよ〜」と、その見知らぬ人は里親候補に来ていた人にアドバイスをしていた。

今回も縁のある子にはめぐり合えませんでした。

やはり人間と同じく動物にも相性があるわけで、会ったときにピンとくるかどうかは大きいと思うのね。

とはいえ、こういうイベントにやってきて引き取り手のなかった動物たちがどうなるのかは簡単に想像がつくから、来て見てしまった以上不幸の道に進みそうな子がいたら引き受ける覚悟もあって参加しています。

そういうわけで、里親決定の最後まで参加して、全員めでたく行く末が決まったことを確認して帰ってきました。

それにしても、この里親イベントの開催される場所ってのがシュールなのよね。
市の保険センターですよ。不要な犬猫引き取りますの施設だもの。
チビたちを残してここを去ることはできませんて。

では、また。
著者の新旧おりまぜた短編集。
すごく短いものもあれば、中編?というぐらいのものもあり、しかし全てにおいて著者らしさの滲み出る作品ばかりでした。

私はそもそもが長編読みなので、短編というとあまり食指が動かなかったのね。それで、購入してからも本棚でしばらく待機状態だったこの本ですが、最近まとまった読書時間がとりにくいこともあって、短編集のコレを読んでみることにしたのでした。

全然話は変わるけど、こういう動機で思ったときに手にとれるからこそ、自分で本を買うのだよなぁと実感。本屋に行けばいつでもかえる本も多いし、特定のジャンル以外は図書館で間に合うものだけど、「今、ここで」というタイミングが自分ではかれるのは、やはり自分の本棚だけだと思うので。

で、さて。
収録された順に素直に最後まで読みましたが、著者のスタイルが一環しているせいか、収録された作品が相互に雰囲気が似通っているせいか、全然初出の時差が感じられません。

巻末の初出履歴を見ていると、かなり古いものから新しいものまで混ざっているのに、読んでいるときにはそれがほとんどわからないぐらい。

相変わらずなシニカルな視点や、言葉遊び、ユーモアで楽しませてもらいました。

一番しっくりきたのは「射性」。
クライマックスでのオーガズムな描写には意表をつかれました。
さ、さすがだわ…。

マイク=マーシのような御伽噺調のものも好きだけど、やはり私が求める神林SFってこういう方向なのだなぁと納得してしまったのでした。

あと、やっぱり麦撃機の話ですかね。
いつものとぼけたような世界観に、現代を揶揄したような物語設定を読み取ることもできて、なかなか唸らされるものがありました。
少女漫画史に燦然と輝く大ヒット作『エロイカより愛をこめて』。
1976年の開始以来、2005年の現在まで老若男女の幅広いファンを増やしながら連載が続く人気シリーズ。愉快でおしゃれなロング&ベストセラー作品について作者自ら語る、初のエッセイ集。
国際的に展開する物語や、キャラクター誕生に関する秘話がいっぱい。


著者の人気シリーズの創作秘話を含めたエッセイ。
丁度先月NHKで放送した番組を見ていてエロイカ熱が再浮上し、先日新刊が出たところだったので、まさに今はいいタイミングなのよね。

漫画の作り方は、一応王道な手法があるけど、実際の作業は漫画家さんによってかなり違うというのは聞いたことがあります。

青池さんの場合は、かなりネーム前の下準備が長いタイプのようで、でもその過程が披露されていて、興味深く読んでしまいました。

あと、カラー原画のときも、ひたすら筆塗りが楽しそうで微笑ましい(笑)。
昨今の漫画家さんはCG処理する方も多くなってきたので、筆使いの方は減ってきているのかしらん。

エロイカの作成にあたっての遺跡発掘隊の方々との交流や、ハンブルグのお友達を介した町の方たちとの交流も楽しそうで、こういう奇遇なきっかけで人間関係を築いていけるのも、面白いなぁ。

読み終わって、久々にエロイカ本編を読み返したくなりました。

ドタキャン

2005年2月19日 日常
今日は実家に顔を出す予定だったのだけど、母の都合が悪くなってドタキャン。
出かける気だったので、なんかがっくりきたけど、まあのんびりできるのは嬉しいことだしな。

昼食にでかけがてらハウスメーカーの住宅見学会に冷やかしにいったりと、雨の中、いろいろ移動して、ちょっとお疲れ。

夜は、本日届いた本を読んでたらはまってしまって、結局一気に読了してしまいました。

おやつの時間には、なぜか相棒が衝動買いしてきたロールケーキを食べて、なんだか久々のあまーいお菓子で胃に沁みる(笑)。
たまにはいいもんですねぇ。

では、また。

空白の番号

2005年2月18日 日常
朝、会社に到着してパソコンを立ち上げていると、再び携帯電話に着信が。
何かと思ってチェックすると、夕べの空白番号(?)からの電話。

うーん、いったいこれはどういう仕組みで電話をかけてるのかなぁ…と思っていると、きれた。

次の瞬間、会社の電話が鳴った。
早速課長が電話を取って、しばらくすると私にかわってくれという。

んで、出てみたら、海外出張中の担当者の方からでした。
「昨日から携帯に電話してるんだけど…」といわれて、びっくり。

どうやら、海外からの電話は番号情報なしの空白表示になるらしいことが判明。

出張している方は、海外からも使える携帯電話を持っていて、普段からその電話で私にも連絡をしてこられる方なのです。

だから、その方からの電話ならこちらでちゃんと番号表示されると思い込んでいたから、海外電話からだとは思いもしませんでした…(^^;。

緊急対応をお願いしたいという内容で、詳細がメールで届いているのを、ちょうど電話をしながらチェックしたところでした。

すみません、とひたすら謝り倒して、とにかく緊急対応に着手。
なんとか昼すぎには対応ができたので、ホっと胸を撫で下ろしたところでした。

しかし、携帯電話に出られなかったのは悪かったけど、実際あの電話を昨夜とっていたとしても対応できなかったしなぁ。

すでに晩酌中で、酔ってる状態で仕事のことなんか思い出せるとも思えないし…(^^;。

しかし、シビアな環境でお仕事しているようで、ご苦労様です。>担当者様

では、また。

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