ありゃ。Amazonへのリンクが出来ないぞう。
2007年2月に公開された、阿部寛・広末涼子主演のタイムスリップ・ラブコメディ。経済破綻の危機に瀕した現在(2007年)の日本を救うため、財務省の下川路(阿部寛)が打ち出したのは、過去を遡ってバブル崩壊を食い止めるという驚愕の作戦! 失踪した母と日本の未来を救うため17年前に向かうのは、借金返済に追われるフリーターの真弓(広末涼子)。果たして真弓は、バブル崩壊を防ぐことができるのか――!?
今は大成した飯島直子やラモス瑠偉らの有名人が、1990年当時の姿で登場するなど、楽しい試みがちりばめられており、ジェネレーションギャップのおもしろさを興味深く味わうことができる。また、17年間で脅威の発達を遂げた携帯電話が象徴的に登場し、2つの時代を見比べる際のキーアイテムとなっているのが印象深い


バブル時代と洗濯機の泡(バブル)をかけたタイトルからして簡単に想像がつくとは思いますが、コメディSFでした。

この映画で語られる90年代の日本の馬鹿騒ぎって、実は私はあんまり実感した覚えがないんだよね。
確かに東京近辺では異常なほどの環境が作られていたのかもしれないけど、田舎では情報はそれなりに入ってきたとしても実際に地元ではそんなにバブルな感じでもなかったしなあ。

伊武雅刀さんが相変わらずクセのある役で面白かった。
日本人的というか、カタカナ英語というか、ある意味聞きやすい英語(笑)がなんとも。
全然関係ないけど、スネークマンショーを思い出したよ。

あと、薬師丸ひろ子。
小さい人だとは知っていたけど、広末よりも背が低いとは思わなかった。阿部ちゃんと並んで立つシーンでは、その差にインパクトがありました。

帰ってきてからの未来(というか、作中では現代?)が改変されていたのは予想できていたけど、総理大臣って(爆)。
でもこういう展開って、馬鹿映画(褒めてます)ではアリだよな。

軽めの娯楽映画、こんなものでしょう。
周防正行監督が10年のブランクを経て完成させ、これまでの作風を一変させた社会派の1作。電車内で痴漢の容疑をかけられた青年が、無実を訴え続けるも、証拠不十分のために起訴されて裁判で闘い続けることになる。監督が痴漢冤罪事件を取材して練り上げた物語だけあって、細部まで綿密にリアルな展開。これまでの裁判映画では描ききれなかったシーンがいくつも登場し、最後まで観る者を惹きつけて離さない作りになっている。
留置場での日常は、経験していない人には驚きの連続だが、最もショックなのは「疑わしき者は有罪」という警察や裁判所側の姿勢。取り調べでの自白強要はともかく、冷静に判断しそうになった裁判官が急に左遷されてしまうエピソードが強烈だ。被告人の青年役を演じる加瀬亮を中心に、キャスト陣もそれぞれの役を好演。電車内での痴漢に関わらず、ちょっとした運命によって、その後の人生が一変してしまう怖さは、本作を観た人すべてが感じるはずだ。


ずっと見たかった映画をようやく鑑賞。

痴漢冤罪裁判って少ないっていうのは聞いたことがあった。
なぜなら、冤罪であっても認めてしまう(示談にする)ほうが、楽だからだそうだ。
ちょっとの金額を払えば、前科も付かないし、拘留もされないし。

でも、多分、冤罪であってもそれを認めるということは、その人の尊厳を削ることなんだろうなあ。
そしてその尊厳を、現実的には金銭で引き換えにしてしまう人が多いということなんだろう。

映画を見ていて、主人公がさらされる理不尽な仕打ちに、これが現実の日本の姿なのだと思うと、恐ろしくも情けないと思う。
家族とも、映画を見ながら、こんなんじゃ恐くて満員電車には乗れないよねぇ、と話してしまった。
幸い、うちの家族は通勤に電車は使わないけれども。

クライマックス、裁判長@小日向さんのクールな判決に、なんとも言えない感覚を味わった。
裁判長個人への、というよりも、裁判制度を含む、現状への怒り、だと思う。

この映画を見ることで、現実を知って、憂えるだけじゃダメ…なんだろうなあ。
でも、あまりにも問題が大きくはだかっているように感じられて、改善するために何から手をつけていいのかわからない。

ひとつだけ。
裁判員制度が始まってもし自分が選ばれたら、真摯に向かい合って、ちゃんと考えよう。
そう、思った。
1980年代、激しい内戦下の中米エルサルバドルで少年時代を過ごした青年が、13歳で亡命するまでの実体験を綴った真実の物語。少年の視点で描かれる内戦下にあった国の生活、政府が掲げた徴兵制度…。少年は銃弾の嵐の中で未来に何を見るのか。家族を守るため、生きるために少年はある決断をする!
衝撃的な内容の本作は、世界中で感動の涙を誘った。


少年兵士、という言葉は知っていた。
11、12歳という年齢で徴兵され、訓練され、戦闘に出るという事実があるということも。

それでも、単に知っていたということだけじゃ、やっぱり駄目なんだね。
映像のインパクトの強さ、影響力の強さを、物凄く感じた作品でした。

現実(の一端だろうけど)を知るためにも、多くの人に見てほしいです。
奈良県東部の山間の地。旧家を改装したグループホームに暮らすしげき(うだしげき)は、亡くなった妻の想い出とともに静かな日々を過ごしている。ここに新任介護福祉士としてやってきた真千子(尾野真千子)もまた、不慮の事故で子どもを亡くした喪失感を抱えて生きていた。失った者への想いとともに生きる者として、介護する側、される側という立場を超えて、少しづつ打ち溶け合っていくしげきと真千子。
ある日、二人はしげきの妻が眠る森へ墓参りへと出かけていく。原初のエネルギーあふれる盛夏の森で彼らを待ち受けていたものとは…。


ちょっと前に、今注目されている日本女性映画監督の特集みたいなのをやっていて、そのときこの映画の監督も取り上げられてたのね。
で、この映画をとった河瀬監督が、幼い子どもを託児所に朝預けてから、撮影現場に行っていたっていうのを見て、ぼんやりと興味を持って、見てみました。

深い痛みを奥に持つ人が、物静かに描かれていました。
セリフは聞き取りにくく、音楽もかなり抑え目で、淡々と物語が進んでいくので、序盤で入り込み損ねると辛いかも。
あと、主人公の一人は素人さんだってこともあって、俳優の演技を堪能するってよりは、空気感、雰囲気、全体から漂う何かを味わう種類の映画になっていたと思う。

終盤、号泣する主人公のシーンは圧巻。
あの「泣き」は、問答無用に胸を打つものがあった。
「あちら」へ行こうとしていた彼が、歩みを止め、戻ってくるだけの説得力があったと思う。

奈良のけぶるような森が印象的でした。
緑の稲穂を渡る風も美しかったです。
小松左京の大ベストセラー小説「日本沈没」を、強烈に皮肉った筒井康隆のパロディ小説「日本以外全部沈没」を、本家「日本沈没」のリメイク映画化に対抗し(あやかって?)、かの河崎実監督が完全映画化した作品。
西暦2011年。日本以外のすべての陸地が海に沈んでしまう。命からがら逃げおせた各国の難民たちは、狭い日本に押し寄せる。当然のごとく勃発する食糧難に物価の高騰、失業率の上昇といった危機的状況を打開すべく、日本政府は超法規的措置として「GAT〈外人アタック・チーム〉」を組織する。
筒井小説の持ち味であるブラック・ユーモアと河崎監督の得意技であるおバカ・キャラ&シチュエーションが絶妙な化学反応を見せ、とうてい我が国以外では上映不可能、在日外国人激怒必至な、破壊的パロディ映画が誕生した。ここぞとばかりに炸裂する差別的ギャグと、どうかしてるとしか思えない展開は、笑いながらも後ろめたさが残る、形容しがたい奇妙なテイストを味あわせてくれる。オリジナル映画版とそのTVシリーズ版、藤岡弘、と村野武範と、歴代小野寺役2大俳優の共演は、ごく一部のマニアをぐおおおと唸らせた。また本家ほどではないが特撮研究所によるパニック映像も完備。


「日本沈没」が草薙&柴崎で映画化されたときに、ちゃんとこちらも映画が作られていたのでした(笑)。

なかなかな豪華キャストでB級映画を作りました、って感じなのが、筒井原作映画としては正しいと思いました(^^;。
いきなり世界のトップになってしまった日本の総理大臣だとか、日本メディアでないがしろにされるハリウッドスターだとか、ブラックジョークたっぷりです。

頭をからっぽにしてゲラゲラ笑う映画としてみてもいいけど、妙に現代世界を模しているようにも見えて、そう思うと意外に深い映画になっちゃったようでもありました。

ともあれ、筒井好き、ブラックジョーク好きなら是非。
赤穂浪士討ち入りのニュースは、江戸から離れたここ近江の国、粟津藩にも伝えられ、剣術の道場はその話題で持ちきりです。しかし一人だけ、赤穂浪士を馬鹿にする人物がいました、もと町人、研屋あがりの守山辰次です。仇討ちなんて馬鹿馬鹿しい、武士といえども潔い死を望まない武士もいる筈だと言い出す辰次を、家老の平井市郎右衛門が叱り付けました。すると現実的で抜け目ない辰次はすぐに態度を変え、剣術に優れた市郎右衛門に剣術を学びたいとお追従を言う始末。主君の奥方、萩の江の前で、市郎右衛門に散々に打ち据えられて、辰次は仕返しに一計を案じますが・・・


初演の時には、気がついたらチケットは売り切れ。
再演は襲名興行ですもんね、チケットなんか手に入るわけもなく、見損ねていた舞台です。

今回再演がシネマ歌舞伎として上映されるということで、上京の日にあわせて観にいってまいりました。

古典的な歌舞伎ってのは、見たことがないのよね。
せいぜい花組芝居で「歌舞伎っぽい」のを見たことがあるぐらいで。

だから、この野田版がどれだけ歌舞伎として異端児なのかはわかりません。
でもとにかく、見やすくって、笑えて、分かりやすくて、面白いです。
歌舞伎初心者向け、とも言えるんじゃないかしら。

お話は、ひょんなことからあだ討ちされることにされてしまった辰次@中村勘三郎が、親を殺された(と思い込んでいる)兄弟(市川染五郎&中村勘太郎)に追われる姿を描いたもの。
喜劇で始まった物語は、悲劇で幕を閉じます。

音声は5.1chだったのかな、ちゃんと舞台左の花道での演技には左側から声が聞こえてくるし、生ものであるお芝居を綺麗に巧く映画として編集されていたと思います。

セリフの言い回しだとか、感情表現の所作だとか、当然歌舞伎の振る舞いなのだけど、演出がやっぱり現代演劇でしたねえ。

途中挿入されるお笑い芸人のパロディ(?)は、バラエティTV番組を知らない人(たとえば私とか(^^;)には半分ぐらいしかわからなくって、そういう生ものな表現は個人的にあんまり好きじゃなかったんだけど、でもそういう類の笑いを歌舞伎に取り入れたという点ではかなりチャレンジブルだったのかな、とも思います。

クライマックスでの主人公たち(あだ討ちされる側と、あだ討ちする側)の周りを取り囲む群衆の表現は、近年の野田舞台を見慣れている人には納得な演出でした。

エンディング、横たわる辰次に静かに振る紅葉の葉(ちょっとデカすぎ(^^;、でも歌舞伎座の後方席にも見せるためには必要なサイズなのかも)が、舞台の余韻を現していてしみじみとしました。

DVDが発売されてます。
シネマ歌舞伎は再演、こちら(DVD)は初演の映像なんですよね。
こっちも見てみなければ。
両親の別離、ストリートチルドレン、HIV胎内感染、少年兵士など、それぞれの故郷がかかえる問題を、
7つの国の巨匠たちがドラマチックに描いた感動作。
子供ならではの恐れを知らない逞しさ。劣悪な状況をも新鮮な遊び場にしてしまう想像力。
大人だったらくじけてしまうような絶望的な時も、ただひたむきに今日を生きる純粋な表情。
数々のエンターテインメントを世に送りだしてきた巨匠たちは、
子供たちに敬意を表し、大人の視点から哀れむことをしていない。
子供の目線と感受性を表現した結果、観客の問題意識を揺さぶりながらも、胸を打つドラマとして本作を誕生させた。


7人の監督のショートストーリー・オムニバス。
世界に存在する恵まれない環境で生きる子どもたちを主人公としたオムニバス映画、ぐらいの知識だけで見に行きました。なので、後からリドリー・スコットとかジョン・ウーとか有名な監督が含まれていたのにちょっとびっくり。
ユニセフやWFPも後援になってます。
原題は「All the Inbisible Children」。

一番綺麗だなあと思ったのは、ジョーダン・スコット&リドリー・スコット監督の「ジョナサン」。
白くけぶった緑の森の中を駆け抜けていくシーンの静謐な美しさは、子どもの純粋性の表現だったのかなあ。単純に樹木の荘厳な立ち姿を観るだけでも満足できそうな映像でした。

次に楽しめたのは、カティア・ルンド監督「ビルーとジョアン」。
スラム街に住む兄妹の逞しさが物凄くよく現れていたと思う。多分多くの日本人は彼らの置かれた環境に同情を感じるのだと思うが、しかし彼ら自身は自分たちを哀れまれるべき境遇だとは思ってないんじゃないのかな。
おかれた状況をポジティブに受け止め、現実を生きていく姿に底知れぬ生命力を感じました。

「ブルー・ジプシー」の滑稽な描写も、「チロ」の移動遊園地で遊ぶ姿のギャップも、全部同じものを描いているってのが凄いね。
映画というメディアの表現方法の多彩さも感じられるけど、そんないろんな表現で描くことができる子どもたちが多くいるってことだよなあ。

日本に住む自分たちに何ができるのか。
観終わってから、そういうのを考えることができないと、駄目でしょう、やっぱり。

●「魍魎の匣」

2008年1月23日 映画
一応「姑獲鳥の夏」も見ているし、京極堂は好きだし、見る気満々だったよ。
こんな遅い鑑賞になってしまったのは、自分としてはかなり悔しい。
でも今回の映画化は、姑獲鳥の時ほど話題になってなくない??自分が情報収集に失敗しただけかなぁ…。

物語は、原作に沿ってはいるけど、かなり大胆に端折られてます。
が、そこが凄く巧い脚本になっていると思いました。
あの長い原作を上手に整理して、描写するところしないところが明確になっていたせいで、逆説的だけど原作より(描かれている部分については)わかりやすくなっていた、といえるかもしれません。

京極堂シリーズの二作目ということになるし、メインキャストもほぼ一作目から続投となっているけど、映画としてみた場合全然続編にはなってません(笑)。

キャラクターの性格付けも多少違うし、映画の雰囲気も全然違う。
姑獲鳥の、夏の陽炎のように漂う厭世まじりな幻想感、退廃的で病的な空気の醸し出すなんとも言い難い独特な雰囲気。
それが、魍魎では、どことなく異国風な日本を舞台にした暴走メリーゴーラウンドのような疾走感が心地良く、ある意味健全ですがすがしい雰囲気が感じられました。
このあたりは監督の違いといっていいのかなあ?

私としては、今回のキャストはかなり満足度が高いです。
関口@椎名さんは、原作の関口とイメージすると椎名さんじゃあクッキリしすぎると思うのだけど、この映画の中の関口には、とてもハマってました。
しゃべっているのに無視される存在感の薄いキャラ(笑)が、映画のキャラとしてはちゃんとたってるっていうか(^^;。
椎名さんって、実は粘着体質なキャラの演技が似合うんだなあとか少し思っちゃった。

そして、京極堂@堤さんは、さすがの実力派ですねえ。
今回の京極堂はちょっとコミカルで、そのあたりのセリフ回しも好きだったな。陰陽の舞(っていうのかなあ?)で呪を唱えながらの所作の迫力には大満足です。
若い頃の中善寺が見れたのも、ちょっとしたお得感がありました(笑)。

久保@クドカンは、初期インパクトとしては意外って感じたけど、でも実は凄く合ってた感じがする。スレンダーな体型と、個性的な顔(表情)が、あのキャラの雰囲気に近く感じられて。
パンフの監督インタビューでは「下馬評では、(久保役に)鳥肌実」みたいな話があって、それはそれでちょっと見てみたかったとか思っちゃったけど(^^;。

ところで、青木刑事@堀部さんって、姑獲鳥からの続投なんだけど、…すっかり印象に残ってませんでした(^^;。
いや、私は堀部さんって結構好きなほうではあるんだけど、原作の青木刑事って何だかもっと小さいイメージがあったのよね。ま、それをいったら木場刑事@宮迫なんか逆で、原作は大男だけど宮迫はコンパクトだし、そういう意味では彼ら刑事コンビは逆な見た目(の印象)なんだけどさ。
ともかく、今回は青木刑事がちゃんと主役たちに絡んで活躍しているのが見られて、そこはよかったかも。

とにかくキャストは今回とても合っていたと思う。
このレベルを維持できるなら、続編の映像化も期待したいなあ。

原作三作目は「狂骨」だったよね。…これはちょっと地味な話なので、映画としてみるなら、その次の「鉄鼠」のほうを見たいかも。電話帳より厚い原作なんで、是非前後編ぐらいで(^^;。

●「さくらん」

2008年1月8日 映画
吉原遊郭「玉菊屋」に売られて来た8歳の少女、きよ葉。女だけの世界で自分も遊女になっていくのが怖いと逃亡を試みるが即座に捕まってしまう。店番の清次は咲かないと言われた吉原の桜が「もし咲いたら」ここを出してやるという。
トップ花魁・粧ひの挑発に乗せられ吉原一の花魁になる決意を固めたきよ葉は花魁街道まっしぐらに人気遊女への道を駆け上がっていく。
ところがある日、きよ葉は客の惣次郎と激しい恋に落ちる。偽りの愛を売る世界に身をおきながら、唯一、真実の愛を感じられる瞬間に酔いしれるきよ葉。
しかし、きよ葉をねたむ花魁・高尾の策略によって惣次郎との仲を引き裂かれてしまう。
18歳になったきよ葉は、凄まじい人気を呼んで、誰もが憧れる花魁の座を勝ち得る。やがて身請けを申し出た大名・倉之助の登場で、吉原を出ることに。その当日、咲かないと言われた吉原の桜に奇跡が!それを目にしたきよ葉と清次は・・・。


原作、気になってるんだけど未読。
でもAmazonのレビューを見ると、原作のほうが面白いっぽい。今度読んでみよう。

偶然だけど、二日続けてガールズムービーを見てしまった。

こういう映画って、ストーリーが、とか、時代考証/背景が、とか、そういうのはメインじゃないと思うのよね。
エッセンス的に捕らえて、テーマ…というか監督が表現したいであろうメッセージを受け取って、その表現としての映像演技美術を鑑賞するのが、正しい(というか肯定的に楽しむ)鑑賞法だと思う。
その意味で、とても明確で分かりやすい映画だったと思う。

この映画は女優さんたちの脱ぎっぷりも話題になっていたようですが(笑)、私は菅野美穂の綺麗な背中にノックダウンでした(^^;。
色っぽい、でも仕事中な彼女の表情にヤられちゃったよ。

まあ、こういう映画もアリだろうなあと思いながら見てました。
そして今日も相棒は途中で脱落(居眠り)してた(笑)。
オーストリア・ハプスブルグ家の末娘マリー・アントワネットは14歳で、フランスのルイ・オーギュスト(後のルイ16世)と結婚。格式を重んじるヴェルサイユ宮殿での生活に始めは戸惑うものの、盛大な晩餐会やファッションリーダーとして贅沢三昧の日々を送っていた。4年後、ルイ15世は急逝し、若いふたりは王位を継承する。ほどなくしてマリーは待望の世継ぎを出産。わが子を心の拠り所とするのだが、魅力的なフェルゼン伯爵と逢瀬を重ねたこともあった。一方、財政難に困窮したフランス国民は各地で暴徒と化していき・・・。
誰もが知ってる歴史上のマリー・アントワネット。そのきらびやかな宮殿生活とは裏腹に、妻、母、そしてひとりの女性として揺れ動く心にフォーカスした作品。


これは、フランス革命期の歴史を含んだ映画…だと思うと痛い目にあいます(笑)。

なんかね、歴史とかそういうのはもう関係ないんだよね。
てか、「皆さん、あの有名な歴史的事件のあった、あの国のあの人のことですよ。ご存知でしょ?」というのが暗黙にあって、その中の一人の人生にスポットあててみました。
という映画でした。

そういう意味で、物凄く豪華なガールズムービーだと思います。

マリーを演じたキルスティン・ダンストの魅力満載、彼女を美しく表現することも映画の主題の一つだったんでしょう、可愛らしく生身な、少女、そして女性を魅せてくれました。

起承転結がきっぱりわかる作りではなかったように思うのですが(そのせいか、相棒は後半居眠りしてた(笑))、映像の綺麗なオンナノコ向け作品に感じました。

たまにはこういうのもイイかも。
難病にかかった孫の治療のために多額の費用が必要になったマギー。
偶然目にした「接客者募集」の紙に惹かれて入った店は、風俗店だった。

小さな村に住み、平凡な主婦として歳をとってきたマギー@マリアンヌ・フェイスフルが、なぜか風俗店で働くことになり、そのことから彼女自身が変化していく様を丹念に静かに綴った物語です。

風俗店で働くといっても、売春婦ではないんですね。まあだからこそ彼女はチャレンジする気になったんだろうけれども(^^;。
でもまあ、性風俗表現ってのは、描き方によって物凄く喜劇性が高くなるものですねえ。
途中、何度も館内では笑いが起こっていて、キツいエロ表現もなく、楽しめました。

私はミキ@ミキ・マノイロヴィッチが好きだったなあ。
マギーが働くことになるお店のオーナーなんだけど、何となく無骨で、不器用で、でも実は(仕事の業種の割りに)優しい姿が、可愛かった。
顔は結構濃いんだけどね(笑)。

物語は、最初は淡々と日常がつむがれるだけで、フランス映画っぽい地味〜な音楽(笑)だとか、観客の好みは分かれそうだけれども、私はこういうのは好きだなあ。

ラスト、店でミキとマギーが対面するシーンは、なんだかこちらまで嬉しくなってくるようでした。
しりあがり寿の原作漫画を映画化した宮藤官九郎初監督作品。バイクにまたがり時空を超えてお伊勢さまを目指して飛び出した弥次さんと喜多さんが珍道中を繰り広げる。長瀬智也と中村七之助共演作。


原作のしりあがりさんは、どうしても絵柄が受け付けなくて、読んだことがありません。
いくつかの賞もとってるし、コアなファンがいる(らしい)し、何となく芸術性は高そうな気はしてるんですが…。

ま、そんなことより、映画は宮藤官九郎監督の作品になってましたね。
はちゃめちゃな展開、ありえないシチュエーション、ぶっとんだ物語、そういうのって漫画だと力量のある作家ならかけちゃうものだけど、実写映画でそういうのをやる(しかも、ちゃんとまとめる)っていうのは、かなり難しいのじゃないかと思うのよね。
そのあたり、さらっとやっちゃってくれる(いや、本当はスッゴイ大変なのかもしれないけど)のが、クドカン、だと思うわけさ。

熱いけど、どっか抜けてる弥次さん@長瀬智也と、ヤク中の喜多さん@中村七之助、という主役だけでも十分キャラがたってるわけですが。
ここに、阿部サダヲ、古田新太、荒川良良、山口智充らが、強烈な脇役で登場してます。
極めつけは、中村勘三郎さん。あの姿…立ってるだけで、笑える…(^^;;;。

かなり観る人を選ぶ映画だと思いますが、あえて強烈な映像を見たいかたは、是非。
白い惑星、この映画では北極圏のことを指しています。

ここ数年、自然界をテーマ(?)とした映画が興行的に(それなりに?)成り立っている実績があるせい…かどうかわかりませんけど、続けて公開されてるような印象をうけます。
「WATARIDORI」とか「皇帝ペンギン」とか。

しかし、この映画は、前述作品にくらべると、軸となる物語がほとんどなかったせいか、自然紀行モノのTV番組に似たような感じがしました。

北極圏での四季とそこに暮らす生き物の描写で映画が構成されています。

映像は綺麗だし、極地での厳しい自然と、野生動物の生き様には圧倒されますが、悪く言えばただそれだけ、ともいえます。

そういう意味では、NHK「プラネット・アース」のほうが、絶対凄いよ(笑)。

たとえば、あまり世界のことを知らない子どもに向けたファーストインパクトとしては綺麗にまとまっていたとは思いますが、ネイチャー番組好きな大人であれば既知のことが多かったので、その意味では特別なお勧め作品とはいえないかもしれません。
北海道・常呂町の高校生の和子は、カ-リング男子の日本代表になった先輩に憧れ、ひょんなことから、女子カ-リングチ-ム“シムソンズ”を結成することに。仲間割れをしたり、挫折しそうななりつつも、和子のポジティブな気持ちとコーチの熱心な指導で、シムソンズは北海道大会に挑むことになる。
ソルトレーク五輪で話題になった、実在した女子カーリングチ-ム“シムソンズ”をモデルにした青春ストーリー。ちょうどトリノ五輪開催中に劇場公開し、シムソンズのメンバーふたりを含む、日本代表チームが活躍したことで、映画も注目された。やはり手に汗握るのは、後半のゲーム。カーリングのルールや作戦の説明を、試合を進めながらもうまく挿入していき、“氷上のチェス”と言われる頭脳プレーのおもしろさを伝えると同時に、女の子たちの懸命な姿が胸を打つ青春映画の佳作に仕上げている。


冬季オリンピックで女子カーリングが健闘していた同じような頃に上演されていたような記憶がある。
それで、何となく気になっていたので見てみました。

映画そのものは、これは青春群像劇タイプになるのかなあ。
キャラクター造詣もありきたりで、典型的なストーリーでこじんまりと収まっていた印象です。
女の子たちの誰にも興味を持てなかったので、余計に淡々とした感じをうけたのかも。

大泉さんの北海道弁は、私ははじめてまともにきいたので、そこはちょっとだけ可愛かったかな(笑)。

カーリングの点数の数え方がやっとこの映画でわかったので、私としてはちょっとした勉強になりました(^^;。
美大の建築科に通う竹本は、花本先生の親戚のはぐみに一目惚れをする。かわいい顔に似合わないダイナミックな絵を描くはぐみの天才ぶりは、竹本の先輩の森田の心も突き動かす。一方、陶芸科の山田は、建築科の真山に片思い。そして真山は、山田の気持ちに気づきつつも、バイト先のデザイン事務所の理花を一途に思っていた。
羽海野チカのベストセラー漫画の映画化。


原作は既読。アニメ版もほぼ全部見ました。
で、映画も気になっていたので鑑賞。

んんん、青春映画…なのかな、これは。
原作ものではよくあることだけど、エピソードが沢山入りすぎて、二時間ではごちゃごちゃしすぎてたと思う。
もうちょっと焦点を絞ってもよかったんでは。

あと、真山のキャラの変態加減がすごかったですね(^^;。
漫画であればギャグとして許される雰囲気も、実写だとシビアに見えて。映画の真山には、片思い者だから許される変態度がメーター振り切っていて、さすがに可哀想なぐらいに感じてしまいました。
漫画の真山は結構好きだったので、残念。

森田というキャラは、かなり難しい役なのですが、伊勢谷クンの下手な演技が逆に魅力に繋がって見えて、我ながら不思議なぐらいに違和感が少なかったです(笑)。
多少シリアス味が強い演出だったけど、ま、このぐらいなら。

ツボだったのは、獅童さん。
私、彼に惹かれているので、ああいうちょっとした役で出てくれるととても嬉しい。主役やるより、こういうほうが特に雰囲気が出て好きなのよね(^^;。

そして、この映画では多分一番難しいであろうはぐちゃん@蒼井優が、独特な雰囲気をちゃんと表現していて、凄いな〜と思いました。

映画だけだと、原作ではぐちゃんが結局誰を選んだのかというあたりの想像は絶対に出来ないと思うのだけど(^^;、そこはそれ、ってことなんでしょうかね。

ともあれ、青春群像劇としては、まあこんなものなんだろうと思います。
各俳優のファンなら、見て損はないのでは。
CMを撮るために来日したハリウッドのアクション・スターと、ミュージシャンの夫に同行するも、ホテルに取り残されたアメリカ人女性が、たがいの気持ちを理解し合う。ただそれだけの物語だが、東京のカルチャーが外国人旅行者の目線で鮮やかに映し出され、彼らの高揚感と孤独、とまどいを伝えていく。


異国で感じる孤独感、を描いた作品。
なのかな。

んんん、まず、私だったら…ってことを考えると、異国という場において、これだけ閉鎖的にホテルにこもっちゃうという女性に全然共感できないのが、映画に入り込むタイミングを逸した大きな原因だと思う。
なんだか勿体無いと思うんだよね。

仕事に同行させてくれたパートナーについてきただけっていう状況がもうありえないっていうか…。
でも、性格的にそういうふうにこもっちゃうって言う人がいるのは、想像できるけどさ。

それにしても、後半、日本にいる友人?と遊んだりしてるのをみると、最初からそうやって楽しめばいいじゃん?とか思ったりして、やっぱりちょっと違和感がぬぐえなかったりするのでありました。

…でも、映画として、何をいいたいのかってのは、何となく感じられたけれどもね。

最後に帰っていく男性が、彼女を見つけて口付けを交わすシーンは、なんだかわかるな〜って思った。
これは恋愛とはまた違った感情じゃないかな。
つかの間の同士というか、同じ孤独を感じあった者として、互いに対する感謝と共感と親愛の情…というか。
たまたま男女だったから、キスという形になっただけなんだと思う。

それにしても、背景が見慣れている日本語の街っていうことで、その部分が、私には全然異国に見えなかった(^^;のが、ちょっと雰囲気を削いでいて残念ではありました。

●「ドゥーマ」

2007年8月3日 映画
ザンは野生でしか生きられないドゥーマを大自然に帰すため危険な旅に出た…。自然の宝庫、南アフリカを舞台に少年とチーターの友情を描いた大自然アドベンチャー。


赤ん坊のチーターがとにかく可愛い〜〜〜(^^)。
親を求めて、キュッキュと鳴く声で一発でヤラれちゃったよ(笑)。

物語は、少年ザンによって育てられたチーターのドゥーマを、野生に帰すための旅を描いたもの。
少年の成長物語です。

はじめは少年一人とチーター一匹の旅でしたけど、この組み合わせでサバンナを旅することができるほど甘い世界でもないわけで。
途中知り合う大人の男が加わることで、何とか背伸びした冒険が成り立ったって感じでしょうか。

ザンは、とても頭のいい少年で、サバイバル能力も少年としてはかなりあるほうだったけど、やっぱりそこは少年だけあって無謀というか無鉄砲というか…。
そんな少年を見守ることで、自分自身も成長させ、父性を自覚する男性もなかなかに格好よかったです。

いやあしかし、チーターってやっぱり猫科なんだわねえ。
じゃれ付く姿は、まるでデカい猫そのままだし。
でも、疾走するシーンでの、美しい姿には惚れ惚れしました。

動物好きには、お勧めの映画です。
2001年の9.11同時多発テロで標的となった、NYの世界貿易センタービル。本作は、崩壊したビルに生き埋めになった2名の警官の奇跡的な生還を、実話に基づいて描いた感動作だ。港湾警察のジョンとウィルは、飛行機が激突した貿易センタービルに急行。ビルの1階に入ったところで、ガレキの下敷きになってしまう。無念の死を迎える同僚や、心配で取り乱す家族など、いくつものドラマが進行するなか、ジョンとウィルは励まし合って助けを待つ。


9.11を描いた作品はいくつかありますけど、この映画はちょっと地味でしたねえ。

やっぱり映画の時間の半分は、主人公たちが瓦礫に埋まってるっていうのが、その理由なのかも。

映画ってやっぱりどこかに何らかの見せ場がないと、ストーリーが締まらないような気がする。

描いている物語は、生き残った二人を描いている実話だっていうこともあって、それを考えると地味であっても真実であるという強みはあるのかもしれないけど…。

個人的には「ユナイテッド93」のほうが印象的でした。

●「パプリカ」

2007年8月2日 映画
医療研究所が開発した他人と夢を共有できる画期的なテクノロジー“DCミニ”。だがそれが盗まれ、悪用して他人の夢に強制介入し、悪夢を見せ精神を崩壊させる事件が発生するように。一体、犯人の正体は? そして目的は何なのか? 事件の解明に挑む美人セラピストの千葉敦子は、クライアントの夢の中へ容姿も性格もまったく違う夢探偵“パプリカ”となって入っていくが、そこには恐ろしい罠が待ち受けていたのだった…。


今敏監督作品って、結構好きなのよね。
不思議な魅力と高い完成度が、私にとっての魅力なんでしょう。

他人の夢に介入していき、病者を治すパプリカ。
何者かに盗まれたDCミニを取り戻すべく、また妄想を暴走させた挙句に現実世界にまで破壊を持ち込んだ犯人を捕らえるために立ち向かう彼女の物語。

とにかく、音楽とパレードが圧巻です。
鳥居や冷蔵庫や七福神らが街道をうねり歩くシーンは、気持ち悪い綺麗さがあって、インパクトは十分。
個人的に、カエルたちの鼓笛隊(?)がお気に入りです。

クライマックス付近では、刑事さんのトラウマも解消されていて、そのあたりも含めて、伏線の回収され方が気持ちいい感じでしたね。

夢と現の混ざり合う物語です。

●「LOVE MY LIFE」

2007年6月11日 映画
泉谷いちこ18歳。語学学校にCDショップのバイトにと、若者生活謳歌中。ママの亡き後男手一つで育ててくれた翻訳家のパパと、二人暮らしの毎日。そんないちこが恋をした。とてもステキで聡明で、いろんな世界を教えてくれる人。その名は城島エリー。そう、女なのだ。エリーを恋人だと紹介すると、パパは驚きつつも2 人の関係を理解してくれる。さすがパパ!心が広い。前衛文学を訳しているだけのことあるじゃない。その代わり、ある告白がいちこを待っていた。「パパ・・・ゲイなんだ、それにママはレズビアンだった」予想すらしない展開に戸惑ういちこ。愛ってなに?普通ってなに?私ってなに?どんどん湧き上がってくる悩み。けれど誰も答えを教えてはくれない。先行くエリーにもどこか垣間見える必死さ、もろさ、自分自身との葛藤。強くなりたい。自分をさらけだせるくらいに。自分の気持ちに正直に生きていくってこんなに難しいことだっけ。どんなときも、わたしがわたしらしくいるそれができたら、その先に待っているのはいったいどんな世界なんだろう?


数年前に偶然手にとって以来、一気にほれ込んで、コミックスを揃えまくったのが、この映画の原作者やまじえびね。
そして、その最初の一作として手にとったのが、この映画の原作である「LOVE MY LIFE」なんでありました。

映画化されると知ったときから気にはなっていたものの、超マイナーで地元では思ったとおり上映はなかったし、配給会社も小さいから宣伝さえ地方の番組じゃ目にしなかったしね。

俳優もめちゃくちゃ人気って人が出てるわけでもないから、綺麗なだけのオンナノコたちが出てくるだけのヘタレ映画だったらショックが大きいよなあ…と、気になりつつも見るのが恐く思っていたんだよねえ。
ま、いろいろあって、結局ゲット。覚悟を決めて、観ました(笑)。

物語は、イチコが父親に恋人を紹介したことから動き出す。
母親を病気でなくしてから、父が一人で育て上げたイチコが、連れてきたのは彼女だった。それに最初は驚いたものの、父親は二人を祝福する。
「さすがイチコは、パパとママの子供だなあ。実はパパはゲイなんだよ。そしてママはレズビアンだったんだ」

イチコの恋人エリーや、イチコの親友であるゲイのたけちゃん、パパの恋人、ママの元恋人、多くの性的マイノリティが登場しますけど、描かれているのは、彼ら彼女らのいたって普通の恋愛事情です。

イチコ@吉井怜が可愛かったですねえ。やっぱりこの映画は、イチコが可愛くないと絶対成り立たないもの。
私は女優であるところの彼女を知らなかったので、余計に映画を観るにあたって不安を抱いてたんですが、思ったより全然うまい女優さんでびっくり。

あと、たけちゃん@高橋一生さんも、すっごくナイーブなオトコノコで、可愛かったな〜。
性指向なんて全然関係なく、恋する若者たちは可愛いものだ!うん!

さすがにガールズムービーだけあって、小道具とか、可愛いアイテム目白押しでした。
そういう部分を見るのも、楽しめるのかもしれないですね。

脚本は、原作のエピソード(オムニバス形式の連作長編)を巧くつなげていて、わかりやすく組み立ててあったと思います。
一点だけ、最後にエリーが○○になる(…一応ふせときます)と告白するシーンが、唐突すぎる気がしたけど…。

個人的に素敵〜〜〜!って思ったのは、モヒカンの女性@川合千春でした。
原作ではスキンヘッドだったんだけど(笑)、でも映画のモヒカン姿も同じぐらいのインパクトだったよ。イチコがゆらっときちゃうの、わかるな〜。

ちょっとだけ気になったのは、イチコのパパ@石田衣良。あの有名な作家です。俳優デビューだそうな。

うーん、なぜこの重要なキャラクターに新人俳優を使うのか、そこが残念。
彼は彼で独特の(素人さ丸出しだったけど)演技をしていて、それはそれで役に似合った部分もありましたけどね。
贅沢を言えるなら、内田聖陽さんとか(無理なのはわかってますって(^^;)、田辺誠一(…はちょっと違うかな…)、うじきつよしとかでも面白かったかなとか、脳内変換しながら観てました。

平岩紙とか、小泉今日子とか、浅田美代子(…かなりびっくりした)とか、池内博之とか、須賀貴匡とか、脇役も(かなり個人的に)美味しい人が多いのも嬉しかったですね。

女の子(笑)には必見です。ぜひ。

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