●「あずみ」

2004年4月12日 映画
小山ゆうの人気コミックを原作に、『太陽を盗んだ男』のプロデューサー山本又一朗が『VERSUS』の新鋭・北村龍平監督を大抜擢してお届けするアクション時代劇大作。徳川家康が幕府が開いた1600年代初頭、刺客として育てられた10人の若者たちは、爺(原田芳雄)の命令でまず仲間同士で殺し合いを強いられるのだった…

上戸彩主演の映画。
相棒は彩ちゃん目当て、私がジョー目当てでみたのでした(笑)。

シナリオは…というか、あんまり時代もの苦手だからか、イマイチ楽しめなかったのが正直なところ。まあ、アイドル映画としてはこんなもん?(^^;

ジョー@美女丸がサイコーにいいねえ(笑)。
あの弾け加減は、さすがに原作漫画だけあるっていうかなんだけど(笑)、なんだか楽しそうにやってるジョーの顔がよかったです。

初登場の時の顔のアップで、意外にジョーって顔が綺麗…とか思ってしまった…。ああいうエキセントリックなメイクが似合うって、ジョーらしい気がする。

それにしても、話題となった200人切りのシーンですが…、ありえねぇ!(爆)
なにがって、…あんなに一本の刀で何人も斬れるわけないって(^^;。人の血と脂ですぐに切れ味が悪くなっちゃうよ〜。

それとやっぱり、上戸の言葉使いが馴染んでなくて、セリフが浮いて聞こえました。オレとか、男言葉で乱暴に(あずみ本人は乱暴のつもりはないんでしょうけど)話す姿が板についてなくて、違和感ありまくり…。

今度別の監督で「あずみ2」をやるようですが、一体どんな話になるのかなあ…。
1974年のTV放映開始から10年、長かったヤマトの航海は本作を持って終了する。その後もキャラクターや時代設定を改めての続編はあるが、古代進ら初代乗組員たちの物語はこれにて正真正銘の完結となった。西暦2203年、地球征服を画策するディンギル帝国により、水惑星アクエリアスが地球へ迫る。ヤマトは地球水没の危機を救えるのか。

先週のヤマト週間で、相棒は全部チェックしていたみたいだけど、私は当時ほとんど見てたので、パスしてたのでした。
でもこの完結編は見てなかったのよね。

当時は丁度活字にハマりはじめた頃で、アニメ映画もノベライズを良く読んでたのでした。この映画も見てなかったけど、初めて文字で接するヤマトで、とても印象に残ってたのでした。

当時のアニメ映画の特徴なのか、まずプロローグの最中から原作者の名前とかのスタッフロールが出るんだけど、そこでちょっとびっくり。

SF考証として、豊田有恒さんのお名前があるじゃないですか〜。
ほえ〜。
なんか、こんなところで名前を見るとは思わなかったわ。

そしてはじまったのが、なんだか大層なSF設定のモノローグで、なんだかツッコミどころ満載。

小説だと文字でいろんな補足があって、なんちゃって度も許容範囲でしたが(^^;、アニメだと短い時間で絵にする必要からか、設定を語りきれてないっていうか。

おかげでもう、笑いっぱなしです(^^;。

とはいえ、アクエリアスの綺麗な描写とか古代クンのヘタレぶりとかそれなりに楽しいところもあって、ヨシ。
そして、個人的に最大の見どころが島さんの最期なのです!!!

いや、ここはね。
本を読んでた時感動しちゃってね(笑)、これで島さんのファンになったのよ。

敵の攻撃をうけて怪我をした島さん。
でもその怪我に気がつかなかった古代クンは、どうしてもコスモタイガーを飛翔させるためにヤマトを浮かせる必要があって、島さんに操縦を頼むのです。

レーザー銃で撃たれた怪我は、患部が熱で焼かれるために、刃物の怪我とは違って多くの出血がないのですよ。
だから島さんは他の人にも怪我に気づかれずに席に戻って、苦痛に顔を歪めながらも、必死の操作。
そして無事にヤマトは浮いて、コスモタイガー出撃。

でもここでの無理がたたって、皆が島さんの怪我に気がついたときには既に手遅れで、「古代、雪を幸せにしてやれよ」と言い残して、ガクッといっちゃうのよね〜。
くううう〜。

そしてクライマックス。
今度こそ本当の最期となってしまった沖田艦長の雄姿は威厳漂う素晴らしいものでした。

波動砲のエネルギー爆発と、アクエリアスの荒れ狂った水、そしてヤマトの沈没。
これはもうね、すごく胸にせまるものがありましたね。

途中途中でホント、ありえないぐらいの嘘とかツッコミしまくりだとか、散々笑ったのに、でもやっぱりこの沈没のシーンまで見ちゃうと、全部許せちゃうのよね。
ああ、ヤマトだわって。

なんか自分でもこんなに感動するとは思ってなかったから、意外だけど。

やはり偉大だったのねえ(笑)。
押井守が『Ghost in the Shell / 攻殻機動隊』以来の沈黙を破って監督した実写映画。全編をポーランドでロケーション撮影し、それをデジタル画像処理システム・ドミノで加工。現実世界と仮想空間を描写してみせた、実験的な意欲作。

以前知人から借りて見た映画でしたが、その時の印象がよくていつか自分でも手にいれようと思った作品。
というわけで、ゲットしてしまいました。

私はもちろん、その物語とか映像の使い方とか世界観とか、いろいろと気に入ったからこそ手にいれたわけだけど、これは実際興行的にはかなり失敗したことでも有名(笑)。
ま、実際一般ウケはしないだろうな、と私も思う(^^;。

そういえば、ホテルビーナスでは監督が異国(どこの国でもない)の物語にしたかった、というようなことをコメントしていたような気がするのだが、私からすると俳優が日本人である限り(しかも有名)、どうしたって完全な異国の物語にはなり得ないよなあ、と思う。

そういう意味で、この映画は監督は日本人で作品テーマも日本人というベースがあってのものだと思うものの、映像表現も俳優も話す言語も違うため、それこそぴったりと「異国風」という雰囲気が感じられる。

この映画はポーランド人俳優を起用して、ポーランドでロケをしたことはすでに有名なことですが、確かにこれは日本では録りえない映画なんだろうなあ。

この映画だけだと物語は難解に感じるだろうけど、実は映画を観る前に事前に小説版のほうを読んでいたので、世界観に関する予備知識はあった。だからこそ楽しめた、という部分も多分あると思う。

これから観る人は、もしかしたら「ウィザードリィ」の世界観を知っているとわかりやすいかも(笑)。

ちなみに小説版は、監督自ら書いた小説だけど、映画の後日談という体裁をとっている。映画の主人公は小説では脇役となって出てくるのだけど、その構図がとても巧く書かれていて、面白かった。

こちらもオススメです。
一番の見所は、ヴィーナス役の市村正親でしたね。もちろん、私の好きな香川さんも良かった〜(^^)。

もうね、あの酔っ払いの駄目男ぶりが、香川さん、巧いんだよねえ(笑)。ヤケな雰囲気を出しながらも、ワイフを思って出て行けなんていうシーンの、哀しい表情とか、くぅぅぅ〜って感じです。

それに、オカマという設定のヴィーナスが、すっごく味のあるいい老女風に化けていて、市村さんって、こんなに映画でも存在感を出せるのかとびっくりしました。
ああ、是非生で舞台を見たいものです。

と、まあ、役者萌えで見るぶんにはいいんですが。

監督がバラエティ出身の人だからか知りませんが、ひたすら切り張りしたかのような演出(?)は、見ていて辛かった。

役者のすっごくいいなあって思う表情が出た瞬間に次の顔に短い間隔でつないでいくアレは、なんでそんなヘンなことをしているのか、勿体無くて残念でした。

短い時間でのバラエティやミニドラマならともかく、二時間半の間ずっとそんな調子でザクザクきり刻まれたような映像を見つづけさせられると、とてもストレスに感じるんだよねえ。

最後にチョナンがタップを踊るシーンも、なんか途中途中で切り張りが見えて、結果として間延びした印象を受けてしまった。

てか、そもそもの最初、つんく♂がお店にきた時のいきなりのタップを見た瞬間、この監督、駄目(苦手)かもと思ったんだけど、その通りだった…。

脚本もあまりに説得力がなくて、脱力。

ガイの過去に、あまりに納得できなくて。
ガイという男の描き方が足りなかったせいか、彼がそんなことをした理由が全然理解できない。

それだけのことをさせてしまうほどの相手だったのであれば、その部分の映像が欲しかった…。彼の回想だけじゃ、ちょっと受け入れられないんだよなあ。

それに最後の、慎吾。
いや、私は彼のことはそんなに嫌いじゃないんだけど、ちょっとあれは映画として余分だったのは…(^^;。
うーん。

…やっぱりこれは、役者萌えで見るのが、正解だよなあ。
人々が電脳化された近未来。少女型の愛玩用ロボットが暴走し、人間を殺傷するという事件が頻発する。それを捜査する公安9課の刑事バトーは、自らの脳にハッキングを受けるという妨害を受けながらも、真実に近づいて行く…。

ようやく見てきました。

いろいろあって前半の集中できなかったのが残念。
とはいえ、一応ストーリーはだいたいわかってよかった。

今回は、細かな絵は諦めて、音を聞きにいきました。それと、あらすじぐらいはつかみたかったから、物語の筋にあたる部分のセリフに集中することに。

各キャラの薀蓄は聞き流すのがいいと押井監督もどこかのインタビューで言ってたしね(笑)。そういうマニアックな部分は次回(があれば)にまわしました。

電脳世界という設定や、少佐の意識、ハッキング、潜入と、意外にシンプルな作り。
クライマックスの船への潜入後、ウィルス除去に必死になる敵方との電脳戦は、ビジュアルとしてまた新しいものを見せてもらいました。

最後にバトーが少佐への感情をちゃんと整理できたのは、よかったなあ。
そしてまた向こうの世界に還っていった少佐のクールなところも。

もう一度みたいとは思うのだけど、田舎の映画館ではちょっと絵がザラついて残念だった。真面目に見るなら、映画館の情報収集までしていかないと駄目かなあ…。
「ロレンス」の出現は20世紀の事件であった。第一次世界大戦下、ドイツと手を組んだトルコ帝国の圧政下にあったアラブの独立に燃えたT.E.ロレンスは、独自のゲリラ隊を指揮し、アラブの救世主と称えられるようになる。しかし、やがて英国軍上層部に利用されていたことを知る。そして、味方と思っていたアラブ人たちもまた…

ようやく見終わりました。

昔の映画は長いのよねえ。
「マイ・フェア・レディ」とか「サウンド・オブ・ミュージック」とか、途中でインターバル(休憩)が入るんだよね。

映画館で休憩って想像もつかなかったけど、先日「王の帰還」をみたときは、さすがに休憩が欲しかった…(笑)。

さて、で、これですよ。
ピーター・オトゥール、スゴイです。

イギリス人である自分、アラブの人たちの生き方、政治的な板挟み、背徳的な喜びへの葛藤、などなど。

実際のイギリス軍の植民地戦争を舞台にしつつも、ロレンスという一人の複雑な人物の人生の一コマを四時間にも及ぶ壮大な映画として纏めたのが、もう素晴らしいよね。

そして、ロレンスを演じたピーター・オトゥール。
ロレンスが次第に自己を喪失していき、そしてその快楽に溺れるように闘いに身をおきつつも、狂うこともできずにアラブのために自国との交渉にたとうとしていた姿に、圧倒されます。

特に、クライマックス付近で闘いの中で恐ろしいほどの笑顔を浮かべながら銃で降伏する男たちを撃ち殺し続けたシーンは、壮絶なものがありました。

映画だけだとロレンスという人物の一端しか見えないのだけど、それでもやはり価値はあるといえるでしょう。

●「MOON CHILD」

2004年3月6日 映画
カリスマ・アーティストのGacktとHYDEが映像にて夢の共演を果たした、愛と友情のファンタジック・ヴァイオレンス映画。日本経済が崩壊し、多くの日本人が移民として海外へ流れていった近未来、ヴァンパイアに血を吸われて永遠の命を得てしまったケイ(HYDE)は、アジアの小さな街マレッパでショウ(Gackt)と知り合い、友情を育んでいくが…

Gackt と HYDE ダブル主演(?)の映画。
いわゆるアイドル映画ですな。

というわけで、正しい観方は、「ガックンかっこいー、きれー、キャー」といったところであって、イキナリな展開だろうが、セリフがヘタだとか、あり得ない銃撃戦だとか、ナルシーな演出だろうが、そんな事は、言うだけヤボといったものです(笑)。

ま、実際割り切ってみる分には、面白かったし(笑)。

一つだけどうしても納得いかないのは、クライマックスでのガックンの行動の根拠。HYDE はすでに自分の生に満足していたからいいとしても、まだそんなに時間のたっていない彼が自分を追い込むほど否定的に浸るのは難しい気がする。

うーん、まあ結局最後まで HYDE のことラブラブだったのよね(^^;、と思っておけばいいんでしょうか。
エンディングの「birdcage」は、雰囲気が出ていて、気に入りました。
やっと見てきた〜。いやあ、予想にたがわず楽しい映画でした。

白がベースの手作りコスチュームもチャーミングでしたけど、やはり黒がベースのほうのコスチュームの格好よさにはかないませんな!(笑)

実は見たいと思った一因には、ポスターにもなっている、あの黒ベースの仮面から覗く瞳の色気漂う力強さに惹かれたってのは秘密(^^;。

哀川さんって、こんなに格好イイ男だったのか、とアレみて思ったもんね(笑)。

そして、鈴木京香ですよ!(笑)
一体彼女はいくつぐらいなんだろう。大胆だったよなあ…。胸の谷間には目が釘付けでした(爆)。

残念だったのは、上演最終日だったからでしょうか、パンフが売り切れだったこと(T_T)。
このパンフはぜひ読みたかったんだよなあ。どこかで手に入らないものか…。

DVD が出たら、買ってしまいそうな予感です
列車事故で、たったひとり、ケガもせずに助かったデイビッドは、謎の男イライジャから手紙をもらう。彼は、体の弱い自分と対極にある強靱なデイビッドにヒーロー像を投影し、執拗な興味を抱くが…。

「シックス・センス」のシャマラン監督とブルース・ウィリス主演ってことで、なんとなく気になっていたのでした。
で、だからその後の感想がイマイチよろしくないものが多いのも知ってたんですよね(笑)。

実際、自分の中で一番ノリきれなかったのが、ヒーロー側にリアリティがない(なんせ、最強の男だし(笑))のに、弱者の側には妙なリアリティがあるというのが、バランス悪くて。

産まれたときから母体内で骨折を起こし、その後成長過程でも骨がもろくて骨折しやすいう身体をもつ人間は、存在するのよね。そして、それゆえに精神的に拠り所を求めるというのも、よくわかる。

だから、ヒーローの側にもちゃんとした理由が提示されて、だからこそ彼はヒーローなんであると説得してほしかった。もちろん、映画としての嘘でもいんだけど、そういうのがなかったんだよねえ。
まあ、普通の人(だと信じている人間)がヒーローであるという自覚をもっていく過程のリアリティはさすがでしたけど。

ところで、オープニングの列車事故のあとに、そういえば Unbreakable ってどういう意味なのかなと、ちょっと考えてみたのね。

break は、壊れとか破損とか? 〜 able …ってのは、どうもその直前の動詞が可能であるってことらしい。先頭の un は否定形。
…そ、そうだったのか…、と始まって10分でネタバレ(笑)。
いや、ま、いいんだけど。
原作は京極夏彦の同名長編時代小説。
原作がすっごくよかったので、興味があって。

パキパキにわかりやすい背景が印象的。ってか、蜷川ってこういうの好きだよね。
喜兵衛の家のあのデカい花瓶はなんかすっごく邪魔くさくって、いくら演出っていってもちょっと…(^^;。
つくづく私は彼の演出が苦手だ…。

俳優人はおいしい人たちばっかりで、豪華。
香川さんも椎名さんも、もちろん唐沢さんも、もう最高に雰囲気があってよかった。

ナンをいうと、椎名さんはすっごい悪役なのに、綺麗な顔でツルリと演技されていて、なんか悪い人に見えない気がした…(^^;。

ああしかし、最後は箱で終わって欲しかった(T_T)。
あのヒキはないでしょう…。
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2003/10/24 ¥1,780 1993年、ネブラスカ州フォールズシティを訪れた青年ブランドン(ヒラリー・スワンク)は、その地に住む女性ラナ(クロエ・セヴィニー)と恋に落ちる。しかし、やがてブランドンが性同一障害をもつ女性であることが発覚し、ラナの母親の恋人は怒りのあまり弟分とともにブランドンに襲いかかってしまう…。

アメリカで実際にあった事件を映画にしたもの。

性同一性障害の主人公は、FTM(女性体で産まれた心は男性の人)。
彼は故郷を離れ、男性の格好をして過ごし、ある女性と恋に落ちる。

二人は順調に恋を育んでいくのだが、その女性に偏愛を寄せる男に、主人公が女性体であることがバレてから事件は起こった。

主人公が、男として認められたくて、男同士の友情にしがみついて、彼らにレイプされた場面では、とても悔しくて辛かった。

結局は術前の彼の身体はどうしようもなく女性体で、飢えたオスにはその魂になど思いをよせることもなかったってこと。

タイトルがあまりに健気で泣けてきます。
シリーズ3部作の完結編は、見どころに次ぐ見どころ。3時間23分という長さは、まったく苦にならず、結末では「旅の仲間」とともに、観客もシリーズとの別れを惜しむことになるだろう。邪悪な指輪を捨てに行くフロドとサムの過酷な旅がついにクライマックスを迎えるが…

終わった…。長かったよ〜。三年のという時間も、三時間半という上演時間も(笑)。

いつもならレディースディで安価にすませている映画ですが、これだけは定価でみても許せる確信があったので、いってきました。

パンフのあらすじは、先に読むと楽しさ半減、かも。
ただ、もともと入り組んだストーリーではあるので、見終わってから情報の補完のためにはいいのかもしれない。そのぐらいには細かくストーリーが書いてありました(^^;。

ファラミアの最初の戦闘シーンでは、その場所がどこなのか全然わからなくて、戸惑ってしまったし…。ま、すぐにオスギリアスだとわかるんだけどさ。

戦闘シーンはたしかに迫力があったけど、もともとあまりアクションには興味がないので…。

でも、原作での見せ場の一つになるエオウィンが闘うシーンが格好よかったねえ!

原作だとあのあとメリーといっしょに熱を出して寝込んでしまい、アラゴルンが真の王である証をたてるエピソードが出てくるんだけど、映画ではそのあたりバッサリぬけてて、残念。
でも全体のバランスからいうと仕方ないでしょう。もしかしたら DVD には入ってたりして…。

エオウィンといえば、アラゴルンへの恋心に破れた彼女が、その後傷心から回復する過程であらたな愛を育むのが、ファラミアなのよねえ。
この部分もバッサリなくなってて…、くぅぅぅ!!
でも、戴冠式のときに二人が寄り添ってたから、それでヨシとするか…。

最後の最後のサルマンの復讐もなくなってたけど、まあ、これも全体のバランスから仕方ないかな。

それにしても、やっぱりもう、サムだよ!
庭師、サイコー(笑)。

早く DVD でないかなあ(爆)。

●黄泉がえり

2004年2月7日 映画
DVD 東宝 2003/08/21 ¥6,000
九州、阿蘇地方のとある地域で死者が次々とそのときの姿でよみがえるという不思議な現象が発生。厚生労働省に勤務する川田(草庶?пjは、故郷でもある現地に向かい、死んだ親友、俊介の恋人だった葵(竹内結子)と再会、調査を開始。やがてこの現象でよみがえった人々は3週間しかこの世にいられないという法則に気づき…

ようやく見た〜。

とはいえ、去年の忘年会で隣でネタバレされてしまって、ヒロインの謎がバレバレ状態だったから、その点での面白さは半減…なんてものじゃありません。もう全然ドキドキしないんだもん。ああもう、腹がたつったら!

それでもクライマックスのシーンでは涙涙、でした。
LUIの恋人のエピソードは、映画ではセリフのない映像だけの描写だったけど、あれがとても綺麗だった。

そして、LUIの歌も綺麗でした。
詩とメロディが切なくて、映画に合ってたし。

原作、読んでみたくなりました。
先月の WOWOW がマイケル・ムーア監督特集だったので、そのとき録画したもの。

これは企業が利益の追順だけでいいのか、そのために従業員の生活を全く省みなくてもいいのか、というムーア監督の訴えを、彼の本の売り歩きツアーと合わせて紹介したもの。

相変わらずのムーア調といいますか、彼が世の中に率直に問題を投げかけ、そして行動するその力は見習うべきものがあると感じた。

しかしちょっと問題が拡散としていたような気もする。
前回みた「ロジャー&ミー」と違って、一つの企業に絞った行動じゃないので、いろんな場所にいっていろんな会社に訴えているので、一つの大きな成果を出したというように見えないからだと思う。

とはいえ、彼の行動し続ける姿はしっかり見ることができるわけで、それだけでも勇気づけられる。
DVD ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2003/06/20 ¥2,500
ボサボサヘアにメガネのイケてない女子高生ミア(アン・ハサウェイ)は、ある日、初めて会った祖母のクラリス(ジュリー・アンドリュース)から、自分はジェノヴィア国のプリンセスで唯一の王位継承者だと告げられる。ミアは、女王であるクラリスの元、プリンセスになるための厳しいレッスンを受けることになる。

途中から見たんだけど、かなり最初のほうだったらしく、面白く鑑賞。

主人公の少女がかわいかったのはよかったけど、やっぱり注目は女王様役のジュリー・アンドリュース。
彼女の顔と声がすっごく好き(笑)。

女王のお付きというか、主人公の運転手をやってる紳士が、また格好いいんだよねえ。

最後のほうで、女王との秘密のダンスシーンが、雰囲気がいいんだよ〜。

最近、年寄り俳優好みになってきたかも…(笑)。
型破りな才覚を持ち、労働者階級を自認するマイケル・ムーア監督自身のナレーションによって語られる『ロジャー&ミー』は、自由奔放で痛烈な皮肉を込めたドキュメンタリー作品である。生まれ故郷の町がアメリカの巨大企業ゼネラル・モータースによる工場閉鎖で大打撃を受けると、この人騒がせで政治には一家言を持つ監督は…

タイトルのロジャーは、当時のGM社の社長ロジャー・スミスのこと。
GM社の工場によって繁栄してきた街フリントは、この工場の撤退とともに衰退していくこととなった。
路頭に迷う住人、利益の追求だけに突き進む企業、それらの姿を克明に描いていったのが、本作。

監督は去年のアカデミー賞のドキュメンタリー部門で賞を取った映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』の監督マイケル・ムーア。
この「ボウリング〜」は私がはじめて見た彼の映画だったのだけど、その視線の鋭さとシニカルさとコミカルさが、とても印象的でよく覚えている。

ちなみに、「ボウリング〜」はコロンバイン高校でおきた高校生二人による銃乱射事件を発端として、アメリカの銃社会を考えるものだ。

で、本作。
とにかく終始一貫としてマイケルはロジャーに面会を申し込み、突撃インタビューを試み、あらゆる場所で彼を待ち伏せするなどして、会話する機会を作ろうとする。
それに対し、最後まで彼を拒みつづけるロジャー・スミスの姿は理性的であり、怜悧なのが苦々しい。

それにしても、やっぱりスゴイと思うのは、このムーア監督の行動力でしょう。
そして、このような人が存在し、またこの映画が作成・上映されるというのが、アメリカという国の大きさであり多彩さなのかもしれない。

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