三谷さんの映画、もう五作目になるんですねぇ。

主人公弁護士が幽霊を法廷で証言者として立たせる、というコメディ。
まだ始まったばかりなので、細かいストーリーに関しては省略。

主演が深津さんと西田さんなので、まあもう鉄板というか、間違いないというか。
演技力には揺るぎない安定感があります。

しかし、近年の三谷映画の悪いところがやっぱりまた出てますねぇ。
大物キャストが多すぎて、登場人物の細かな背景が描ききれてなくて勿体無い。
小日向さんとか、佐藤浩市とか、市村正親とか、それぞれ私は俳優として大好きだけど、この映画の中にはいなくても成立するキャラクターだったように思います。

三谷さんは、舞台をみると、脚本も構成もかなりしっかりした物語を提示出来る人なんですよね。
それがわかってるから、余計に彼の映画作品のお祭り騒ぎ的ノリだけが先走りがちな造りが、勿体無いと思う。

ちょっと厳しい感想になるのは、それだけ期待があるということですわ。
不特定多数にまんべんなく笑いを届けるためには、これだけ希釈が必要だ、ということなのかもしれないんだけれども。
…ううん、残念。



いやいやいや、でも普通にエンタメ映画としては、十分及第点な作品だとは思うんですよ!?
…今更遅いか?(^^;

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