攻殻機動隊のTVシリーズ第一弾、になるのかな?
時期としては、映画版の攻殻機動隊の後に作成されたもの…だと思う。

2クール分のこのTVシリーズは、一話完結のシナリオの底辺に「笑い男事件」への伏線を潜ませるというかなり設定のしっかりした脚本に支えられたクオリティの高いアニメとなりました。

まずはとにかくこの第一話が試金石だと感じました。
電脳世界にあつまったオブザーバたちが、笑い男事件について討論する、というスタイルで始まります。
視聴者は、笑い男事件って何?、そもそもこの語ってる彼らは何者?、リアル世界とは違った描写で描かれるこの部屋(?)は何処なのか、全く予備知識なしに多くの情報だけを与えられます。

先日、全然関係ないTV番組で見たのですが、広告というのは新しくなければならないが、それは人々が理解できる程度の新しさでないといけないって言ってるのを見かけました。
確かに、あまりにも理解しがたい新しさというのは、関心を持つ前に興味を持てなくなってしまうものですからね。

その意味でこの第一話は、脱落者と賛同者をふるいにかけるに相応しいものだったように感じました。

軸となる笑い男事件以外にも、公安九課の面々それぞれが主役をはるエピソードも用意されていて、キャラクターたちそれぞれに厚みが持たされていたのもよかったですね。
お気に入りは、荒巻課長のイギリスでのエピソード。じいさん、やるなぁ(笑)。

さて、2ndシーズンも楽しみです。

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