■「ちはやふる」末次由紀

最新刊は10巻かな？
かるたを取り巻く青春ドラマ？(笑)

以前、一巻の最初だけ立ち読みで観て、ちょっと面白そうだったのよね。
最初は、主人公たちが小学生で、転入してきた男の子にかるたを教えてもらった少女が、次第にその魅力に惹かれていく様子が描かれます。
しかし、その男の子が転校してしまい、少女はいつかかるたの世界で再会することを願いつつ、10年の月日が流れ…。

というわけで、最新刊ではもう高校生。…はええ。
…てか、10冊一気に読むから早いのか…？(^^;

競技かるたってのは、存在は知っていたけどイマイチどういうものなのかわからなかったので、この話を読んでいろいろ知ることが出来たのは収穫でした。
究極の暗記もの…という意味では、将棋とか囲碁の世界にも通じるものがありそうですが、かるたの場合はその知的なものにプラス身体能力も求められるってのが凄いなあ。
その意味では、文化部というよりは運動部の要素が強そう。

高校のかるた部では、部員のキャラがたっていて、読んでいてとても読み進めやすいと思いました。着物や和歌が好きだとか、かるたをとても論理的に分析するタイプだとか、かるたに関するいろんな魅力をキャラたちがしめしていて、競技に親しみのない人にも分かりやすくなっていると思います。

物語はまだまだ先が楽しみな展開。
おすすめです。