●「おまえうまそうだな」
2010年10月21日 映画 コメント (6)
原作の絵本は、ちゃんと読んだことはなかったのよね。
ただ、ベストセラーなのは知ってたし、絵柄も独特で可愛いし、本屋でよく見かけるので(行きつけの本屋では、文庫本コーナーに行くのに児童書コーナーを通過する並びだから)、映画になるのを知ってからは、絶対みたいな~と思っていたのでした。
ウマソウの声をあてた加藤クンのちょっと舌っ足らずな感じが、アニメの少年の声=女性声優では絶対出せない雰囲気の声となっていて、とても微笑ましかったですね。
他にも、お母さんの原田知世とか、バクーの別所さんとか、なかなか上手な声が多かったと思います。
映画は、「おまえうまそうだな」「あなたをずっとずっとあいしてる」「きみはほんとうにステキだね」をまとめたもの。
映画をみてから、「おまえうまそうだな」だけ原作を立ち読みしちゃった(^^;。
ウマソウの話と、ハートの生い立ち(?)の話が、映画になる際にひとつの話にまとめられたのはわかるんだけど、ペロペロの話はちょっと構成として勿体無かったような気がしたな。
原作だと、乱暴者だったハートが友達を得たことで変わるという展開が見所になるんだろうけど、映画の中ではただ単に一人ぼっちだったハートに異種族な友達が出来ました、というだけみ見えたので。
そのためか、このエピソードの部分にウマソウが存在できなくて、一緒に海に落ちたはずなのに何処に行ったんだろう?と、思ってしまったよ。
絵本の絵が特徴的で私好みだったのもあって、映画の絵がちょっと丸すぎる印象がありました。可愛いすぎるというか。
でも、原作の絵でも感じられるティラノサウルスの短足っぽさ(?)と歩き方は、雰囲気が合っててよかったな。
映画らしいラストは、あれは完全にオリジナルなんでしょうかね。
バクーとの戦いは、一種の成長譚@親殺しなんでしょうが、絵本のテイストを考えるとなんかなあ…蛇足っぽいっていうか…。
それをいうなら、原作「おまえうまそうだな」のラストで、ウマソウが全力疾走(っていうのかな?)をしてから、イラストのみで展開するあの流れの感動的な部分が映画にはなくて(似たシーンはあるけど、効果が全然違う)、もちろん絵本と映画というメディアの違いからそのまま流用できなかったのはわかるんだけど、でも惜しいなあって感じ。
うんんん、残念。
まあでも、全体に子ども向け映画としてはシンプルでうまくできてるのかな?とも思います。
いろいろ雑念ありまくりのオトナだから気になる部分があるだけなのかも??
可愛く楽しい映画でした。
ただ、ベストセラーなのは知ってたし、絵柄も独特で可愛いし、本屋でよく見かけるので(行きつけの本屋では、文庫本コーナーに行くのに児童書コーナーを通過する並びだから)、映画になるのを知ってからは、絶対みたいな~と思っていたのでした。
ウマソウの声をあてた加藤クンのちょっと舌っ足らずな感じが、アニメの少年の声=女性声優では絶対出せない雰囲気の声となっていて、とても微笑ましかったですね。
他にも、お母さんの原田知世とか、バクーの別所さんとか、なかなか上手な声が多かったと思います。
映画は、「おまえうまそうだな」「あなたをずっとずっとあいしてる」「きみはほんとうにステキだね」をまとめたもの。
映画をみてから、「おまえうまそうだな」だけ原作を立ち読みしちゃった(^^;。
ウマソウの話と、ハートの生い立ち(?)の話が、映画になる際にひとつの話にまとめられたのはわかるんだけど、ペロペロの話はちょっと構成として勿体無かったような気がしたな。
原作だと、乱暴者だったハートが友達を得たことで変わるという展開が見所になるんだろうけど、映画の中ではただ単に一人ぼっちだったハートに異種族な友達が出来ました、というだけみ見えたので。
そのためか、このエピソードの部分にウマソウが存在できなくて、一緒に海に落ちたはずなのに何処に行ったんだろう?と、思ってしまったよ。
絵本の絵が特徴的で私好みだったのもあって、映画の絵がちょっと丸すぎる印象がありました。可愛いすぎるというか。
でも、原作の絵でも感じられるティラノサウルスの短足っぽさ(?)と歩き方は、雰囲気が合っててよかったな。
映画らしいラストは、あれは完全にオリジナルなんでしょうかね。
バクーとの戦いは、一種の成長譚@親殺しなんでしょうが、絵本のテイストを考えるとなんかなあ…蛇足っぽいっていうか…。
それをいうなら、原作「おまえうまそうだな」のラストで、ウマソウが全力疾走(っていうのかな?)をしてから、イラストのみで展開するあの流れの感動的な部分が映画にはなくて(似たシーンはあるけど、効果が全然違う)、もちろん絵本と映画というメディアの違いからそのまま流用できなかったのはわかるんだけど、でも惜しいなあって感じ。
うんんん、残念。
まあでも、全体に子ども向け映画としてはシンプルでうまくできてるのかな?とも思います。
いろいろ雑念ありまくりのオトナだから気になる部分があるだけなのかも??
可愛く楽しい映画でした。
コメント
さんとは合わない意見もあるかと思われます。
映画版は原作者の人が「絵本とは違うのを」と頼んだと知りましけどになりました。
絵柄については「あまり子供向け作品に詳しくない人が考えた」か「子供向けならこんな感じで良いかな?」感が強くて残念たと思いました。子供向けに詳しい人なら、子供向けなりに魅せるデザインにしそうです。アンパンマンとかは上手く魅せてると思います。アンパンマンなんかもアニメは原作絵本と絵柄は違いますがあっちのアニメはシンプル、動かしさ、より幼児受けを重視していながらも魅せるような感じが出てます。
おまうま映画のキャラデザ・総作画の人は後にマジックツリーハウスもやってますが、そちらでは良い感じなんですけどね。
内容については、誰向けなのか良くわかりませんでした。子供向けメインとして見るには過激ですし、中高生~大人向けメインとして見るには子供っぽいと思いました。捕食とか戦闘とかその他の描写は規制多い最近(ここ2,3年)の子供向けとしては頑張ったかと思います。自然界の厳しさもライトとハートが生まれる前から出てたと思います(卵がライトとハートの以外全滅)。世界観や設定や戦闘等は結構厳しい感じです。しかし、それ以外がよくある子供向けって感じがしたので何だか中途半端かな?と思いました。 (自分が完全子供向け、完全中高生以上向けとはっきり分かれてる物でないとすっきりしないタイプかもしれませんが)
スタッフについては、脚本家はわかりませんが監督は過去の履歴を見ると最近はあまり子供向けらしい仕事はしておらず、「おまえうまそうだな」が初監督?みたいですね。その辺も、「あまり子供向けに詳しくないのかな?」「誰向けか中途半端」と思わされる部分かもしれません。
ギャグとシリアスの気合が違ってて、シリアスシーンの方が上手くてギャップすら感じました。推測ですが「描きたい物」(中高生~大人っぽさ)と「描くべき物」(子供っぽさ)で混乱したんじゃないかとすら思いました。
この特徴は2011年の忍たま映画でも感じられました(監督がおまうま映画と同じj藤森さん)。
藤森さんはたまにTVシリーズの忍たまに演出、もしくは絵コンテとして来る事があるのですが最近はあまり子供向けらしくない回を担当してます。
17期で演出として来た時は普段の10分アニメの単発話とは思えないアクションシーンも目立ちました。19期で絵コンテとして来た時は、普段の10分アニメの単発話とは異質の全体的に静かな雰囲気でした。
古い日記にコメントありがとうございます。
スタッフに関する知識はないので、そんなものなのかな?という印象ですが、作品全体が誰向け(子ども?大人?)で迷った感がある、というのは私も同意です。
原作人気にのっかった関係者(監督とか子役俳優とか?)宣伝作品、という見方もできると思いますが、まあこれはこれでアリなのかな?というのが正直なところ。
原作熱烈ファンからは叱責うけそうな感想かもしれません(^^;
映画は全体的に子供向けに向いてない又はそれに詳しくないメインスタッフに無理矢理「子供向けの物」を作らせたら大体あんな感じになるんのでは?って思いました。
映画はティラノシリーズの絵本の内3冊「「おまえうまそうだな」
「あなたをずっとずっとあいしてる」「きみはほんとうにステキだね」を元にしています。
個人的にはプロモの感じと実際のイメージからして「作り手の描きたい物と企業が売りたい物で混乱したのでは?」と思ってしまいまいした。
”作り手の描きたい物”は「中高生~大人向けのバトルや弱肉強食や捕食や死亡?キャラ描写等」で、”企業が売りたい物”は「映画は映画で原作絵本とはまた違う無難な親子向けの有り触れたお涙頂戴部分や楽しい活劇」を指しています。
予告のイメージと本編のイメージと結構違うと思いました。予告では子供店長が吹き替えしてるキャラ(ウマソウ)とか有り勝ちなお涙頂戴ばかりクローズアップされていましたが、予告で紹介された部分以外の方が濃い感じました。ガチのバトルとか、世界観とか、肉食の事情とそれに関した家族描写等。
映画の曲でもそれが表れてるのかもしれません。描きたい物は弱肉強食を意識したカッコイイ挿入曲(「heartbeat」)と何だか怖い童謡な挿入曲(「ハートの子守唄」)、描くべき物は優しさを意識した主題歌(「君といる時間の中で」)に表れるという感じに。
因みに「heartbeat」と「ハートの子守唄」の作詞はおまえうまそうだな製作委員会です。アニメ映画版の絵本に載っています(表紙はアニメ映画のDVDBDとパッケージ?と同じ)。
映画で原作者のインタビューがあるのですが、何と原作者が絵本と違うのを作ってくださいと頼んだそうです。
原作者を悪く言いたくないのですが、原作者がこんな頼みしなければまた違ったかもしれないのに、と思います。