▽野田秀樹 朝日賞スーパートーク
2010年10月1日 演劇朝日新聞が主催する朝日賞09年度受賞者の一人である野田さんの講演会でした。
二部構成で、最初が野田さんの舞台の映像を交えながら、これまでの作品に絡めつつ野田さんを紹介するといった趣向。
後半は、聴衆からの質問コーナーということで、当日渡された質問用紙に質問を書いて係の人に渡し、野田さんがその質問に答えるというものでした。
一部では、これまで野田さんのおっかけをやってきた人であれば、知ってる話ばかりだったかな。
途中挿入される舞台映像は、パソコンでDVDとかビデオとかかな?、取り込んで編集したものらしく、これがすこぶる調子が悪かったよ。担当の人が不手際で、見ていてちょっとイラついたわ。
遊眠社の解散前後の話とか、英国留学の話、赤鬼からBEEなどの外国の人との文化混流の話などなど。
そういえば、私は野田さんのおしゃべりする姿をほとんど見たことがなかったのでした。
NHKとかWOWOWとかで、作品にまつわるトークはみてるけれども、あれは編集されてるからね。
で、思ったのが、野田さんって意外にしゃべりがスムースじゃ、ない(笑)。
多分、考え考え話すからだと思うのだけれども、一瞬黙りこんでしまったり(そのつなぎの部分で、エーとかアーとか声を出す人もいるけど、野田さんは無言でした)、実は本心を語りたくない様子がアリアリと見えたり(爆)、マスコミ嫌いのオーラをバンバン発揮しながらの講演で、よくもまあマスコミである朝日新聞社のコレを引き受けたものだわ、と笑えたよ。
ふふふ。
その様子は後半も同じで、質問者の質問の本意を、多分わかってるんだろうなと思いながらも答えたくなくて、ノラリクラリと返事をする様子が…(^^;。
「美しいと感じるのは、どういうときですか?」「何でも美しいものは沢山あります」
「最近、とても印象に残ったことがあれば、教えてください」「特にありません。…(ちょっとここで考えて。多分答えがそっけないと自分でも思ったんじゃないかしら)…イヤあるけど、プレイベートなことなので、言いたくありません。」聴衆、爆笑。
まあ、そんな具合(笑)。
個人的にひとつ大きな収穫が。
夏に上演した「ザ・キャラクター」では、野田さんとしては「あれはやってはいけないことだった」「なかったことにしたい」と言っていたこと。
演劇というのは、ああいったテーマを使って大衆に何らかを訴えるというツールではない、と。
もし本気でそう思うのであれば、直接的に行動したほうが、実際影響力もあるし早いのではないか。
演劇で出来ることは、それとは違ったことであり、そして演劇でしか出来ないことをやるのが自分の役目だと思う。
と、そういったような内容だったと思います。
それで、うまく言えないんだけど、私はそれがちょっと嬉しかったな。
いろんな意味で。
ともかく、ちょっと実はどうしようかな…と思っていたんだけど、よかった~、と持ち直した感じです。…意味不明ですな、すみません。
ともあれ、直接野田さんの言葉をいろいろ聞くことが出来たのはいい経験でした。
編集されない言葉って、やっぱり個性が出てイイですね。
二部構成で、最初が野田さんの舞台の映像を交えながら、これまでの作品に絡めつつ野田さんを紹介するといった趣向。
後半は、聴衆からの質問コーナーということで、当日渡された質問用紙に質問を書いて係の人に渡し、野田さんがその質問に答えるというものでした。
一部では、これまで野田さんのおっかけをやってきた人であれば、知ってる話ばかりだったかな。
途中挿入される舞台映像は、パソコンでDVDとかビデオとかかな?、取り込んで編集したものらしく、これがすこぶる調子が悪かったよ。担当の人が不手際で、見ていてちょっとイラついたわ。
遊眠社の解散前後の話とか、英国留学の話、赤鬼からBEEなどの外国の人との文化混流の話などなど。
そういえば、私は野田さんのおしゃべりする姿をほとんど見たことがなかったのでした。
NHKとかWOWOWとかで、作品にまつわるトークはみてるけれども、あれは編集されてるからね。
で、思ったのが、野田さんって意外にしゃべりがスムースじゃ、ない(笑)。
多分、考え考え話すからだと思うのだけれども、一瞬黙りこんでしまったり(そのつなぎの部分で、エーとかアーとか声を出す人もいるけど、野田さんは無言でした)、実は本心を語りたくない様子がアリアリと見えたり(爆)、マスコミ嫌いのオーラをバンバン発揮しながらの講演で、よくもまあマスコミである朝日新聞社のコレを引き受けたものだわ、と笑えたよ。
ふふふ。
その様子は後半も同じで、質問者の質問の本意を、多分わかってるんだろうなと思いながらも答えたくなくて、ノラリクラリと返事をする様子が…(^^;。
「美しいと感じるのは、どういうときですか?」「何でも美しいものは沢山あります」
「最近、とても印象に残ったことがあれば、教えてください」「特にありません。…(ちょっとここで考えて。多分答えがそっけないと自分でも思ったんじゃないかしら)…イヤあるけど、プレイベートなことなので、言いたくありません。」聴衆、爆笑。
まあ、そんな具合(笑)。
個人的にひとつ大きな収穫が。
夏に上演した「ザ・キャラクター」では、野田さんとしては「あれはやってはいけないことだった」「なかったことにしたい」と言っていたこと。
演劇というのは、ああいったテーマを使って大衆に何らかを訴えるというツールではない、と。
もし本気でそう思うのであれば、直接的に行動したほうが、実際影響力もあるし早いのではないか。
演劇で出来ることは、それとは違ったことであり、そして演劇でしか出来ないことをやるのが自分の役目だと思う。
と、そういったような内容だったと思います。
それで、うまく言えないんだけど、私はそれがちょっと嬉しかったな。
いろんな意味で。
ともかく、ちょっと実はどうしようかな…と思っていたんだけど、よかった~、と持ち直した感じです。…意味不明ですな、すみません。
ともあれ、直接野田さんの言葉をいろいろ聞くことが出来たのはいい経験でした。
編集されない言葉って、やっぱり個性が出てイイですね。
コメント