認識の違い

2010年7月26日 日常
めずらしく母からメールが来ていた。

以前から母の大好きな歌手がいるんだけど、どうやらその人が写真週刊誌ですっぱぬかれたようで。で、その内容がショックだよと。

しかしねぇ。
結局のところアイドルっていうか、その歌手っていうのはTVの向こう側の人なわけですよ。

お金のトラブルだとか、法律違反をしているだとかいう倫理モラルの面でがっかりしたという話ならともかく(それだとしても、写真週刊誌の内容を鵜呑みにしてもいいのか、という議論は残るが)、単にその人の指向が一般的ではなかった(マイノリティだった)という内容だったので、母がそれほどにショックをうける、というのが、私にはちょっとわからなかったのよね。

いや、自分の家族とか身近な人が対象ならショックをうけるのもまだわからんでもないけど、いわゆる有名人がどういう指向でいたとしても、その人の発信するもの(歌手なら歌とか、俳優なら演技とか)を好きでいるのは、別の問題として捉えられませんかねぇ?

とは思ったものの、還暦も越えた母にそういう考えは馴染まないだろうってのも、わかってるけれどね。

「いいじゃん、歌が好きなら、その人のことも応援してあげれば?」と軽く返信してみたところ、「私は昔の人間だから、それは出来ないよ。ポスターもカレンダーも、もう捨てたよ。車のCDも捨てたよ」という、どよーんとしたメールが帰ってきました(^^;;;。
あれほど、CD聞きまくりで、先月もコンサートに行ってきたばかりなのにねぇ…。

極端な反応だなあとは思うけど、母にとっては、重大事だったってことなんでしょう。

しかし、翻って、やっぱりこういった問題は、母にはダブーというか、到底許容できない問題だということが、改めて判明しちゃったのが、ちょっと悲しい。
自分自身、どちらかというとはやりマイノリティ気味な部分はあるわけで(今回の歌手とはまた違った方向ではあるけれども)、そういう本心なところは、やっぱりいろいろあって当然母にはカムアウトしてないわけですよ。

…言うつもりは今後もないけど、やっぱり言えないなあと再認識した事柄ではありました。

では、また。

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