▼「農業少女」

2010年3月13日 演劇
野田さんが10年前に書いた本を、松尾スズキが演出。
というわけで、観てきました。

初演は見てないし、戯曲は読んでないので、どういう話なのかは知らないまっさらな状態で観劇しました。

確か初演は深津絵里がやっていた役を、今回は多部未華子がやってました。
余談ですが、うちでは彼女は鹿女と呼ばれてます(^^;。
で、その彼女、思ったよりも全然巧かった!びっくりしたな~。嬉しい誤算です。

声のメリハリもあって、活舌もいいし、舞台でも十分やれる女優さんじゃないでしょうか。
まだ若いから、いろんな経験をして、沢山の表現力を身につけて、新しい面を見せて欲しいなと感じました。
他の役者さんは実力派でどっしりとした方ばかりだったから、その新鮮さもまたいいコントラストになっていたと思います。

今回すっごく楽しみにしていったのが、吹越満さんなのよね~(^^)。
彼、大好き。
特にこういう胡散臭い役をやらせたら、ピカイチだよなぁ、と(笑)。

お話そのものは、野田さんらしい物語でした。気分気分に流されていく大衆。
野田地図になってからの野田さんの戯曲は芯がほとんど同じだけれども、その魅せ方のバリエーションの一つなのかな、と感じました。

そして、演出。
松尾さんの演出は、物凄く彼らしい!という雰囲気をちゃんと残しながら、やっぱり野田さんぽくって、巧い具合に融合していたと思います。

今回は平常な気分で見れなかったので(特に序盤)、もう一回ちゃんと観たい。
その意味で、残念でした。


最後に、蟻の野田さん、チョー笑えた(^^;。

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