すみません、実は原作とされている絵本、読んだことがないのです(^^;。
まあでも、こういう話は嫌いじゃないし、というわけで観に行きました。

主人公は少年マックス。
空想の世界で遊ぶことが好きで、力一杯暴れるのも大好きな少年。けれども、家族は自分にあまり構ってくれなくて、溢れるほどのエネルギーを持て余している。
そんなマックスが遂にそのストレスを爆発させて、彼は船出した。
そして辿り着いた場所は、かいじゅうたちの暮らす島。マックスはこの島でかいじゅうたちの王となるのだが…。

絵本らしい、現実世界と空想世界の狭間の表現を、映画でも結構頑張って表していると思いました。

かいじゅうたちは今時めずらしい着ぐるみだそうで、とても質感のある柔らかで不気味でユーモラスなキャラクターになっていました。それにしても、あれをまとってアレだけの動きが出来ていたことに驚きです。走り回ったりするのは当然として、転げまわったり、倒れこんだり、中の人、凄いよ(笑)。

マックスの挙動が、本当に「少年」という感じがして、まさに「子ども」を描いた映画だと感じました。
ということは、多分この映画は子ども向けというより、かつて子どもだった人向けの映画なんでしょうね。

マックスは、自分ととてもよく似たかいじゅうのキャロルと心を通わせます。
嬉しいことも一緒、怒りのスイッチがはいっちゃうトリガも一緒。
そんなキャロルの姿を見ることで、マックスはきっと無意識のうちに自分を客観視していることに気がついたんじゃないかなぁ。

映画を見ながら、イチイチ頭の隅でいろんな解釈を考えてしまって、そういう大人な頭が自分で嫌になりながら見てしまいました。
でも、そういうのは抜きで、単純に愛らしいかいじゅうたちの姿を楽しむのが、きっと本来的な姿勢なんでしょうね。

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