文庫で全五巻でした。
どうやら改版で一冊増えたみたいですね。当初は単行本四冊作品だったようで。

TVドラマでは、手堅い山崎豊子原作、主演は「白い巨塔」の唐沢、2クール連続ドラマという力の入れようで、第一話はモスクワ捕虜時代のエピソードを二時間強で開始となりました。

小説のほうは、ざっくりわけて二つの大きな軸により構成されてました。
前半が戦闘機・自動車商戦、後半が石油商戦です。

私は身近に商社の人(親とか親戚とか友人とか)がいないので、いままで商社の仕事っていうのはイマイチ感覚としてわからなかったのよね。
しかし、主人公が総合商社でそれなりの地位にたって商戦をまとめるという小説だったので、やっとそれで仕事の内容を垣間見ることができたのは、今回の大きな収穫だと言っていいのかも。
簡単にまとめてしまえば、一つの品物を右から左に流して、その仲介料を利益にしているってことだわね。<かなり強引なまとめ(^^;

物語は主人公が、戦後第二の人生として商社を選び、民間会社の中でどうやって生きていくのかを描いたものでした。

そのため、主人公の恋愛(といっていいものやら?)なんかは、かなりざっくりとした大雑把な表現しかなくて、そのあたりは少し物足りなかったかなあ。
恋愛ものを読みたいわけじゃないんだけど、折角そうなりそうな男女が描写されているのに、その表現具合が微妙に物足りないっていう印象なのよねぇ。

まあしかし、先にドラマを見ていた影響もあって、読みながら、俳優が頭に浮かんで、セリフは彼らの声で読んでたし、その意味では私にしては普段とは違った本の読み方になったと思います。

里井副社長@岸部一徳、兵藤部長@竹ノ内豊、千里@小雪、角田@篠井英介あたりの活躍が気になります。
もちろん、今後やばい感じになっていく大門社長@原田芳雄の動向も見逃せません。

本は読み終わりましたが、ますますドラマも気になります。

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