●「ディア・ドクター」
2009年9月11日 映画
笑福亭鶴瓶さんが初主演、というのを知ってちょっと興味を持ったんですけどね、しかし監督が西川さんっていうじゃないですか。それは是非とも見なくては!と。
この監督さんの作品は、一筋縄でいかないのが、好きなんです(笑)。
物語は、主人公の医師・伊野@鶴瓶が失踪したところから始まる。
彼が何故姿を消したのか、それをさぐる警察の捜査と絡みながら、伊野のそれまでの様子が描かれる。
いやあ、とにかく冒頭のタイトルロールでアップにされる鶴瓶さんの顔が、伊野という男のすべてを語ってると思いました。
一応表情では笑っているように見えるのに、眼がとても空ろ。その自信なさげな目が、なんとも印象強く、だからもうそれだけでこの映画は大成功って言えるのかもしれません。
伊野の元にやってくる研修医の相馬@英太もよかったです。
派手な色のTシャツにカプリパンツ(っていうの?膝丈のスボン)の上に白衣。
いいなあ、こういうキャラ(笑)。
最初、オープンカーの運転しながら携帯電話で田舎に来ることになったのを愚痴ってるシーンを見たとき、これは田舎を批判する(毛嫌いする)典型的な若者として描いているのかな?って思ったんだよね。
しかしその直後、彼が病院内で伊野と会話をしている間、彼の車を非常に珍しく思った田舎の少年たちが興奮しながら彼の車のクラクションを鳴らし続けていることを、我関せずって感じで気にしていない風だったのが、とても意外でした。
このシーンで、ああ、彼は違うんだ、とストンと感じられたのも、よかった。
監督、巧いよな~。
余さんも香川さんも、さすがに実力で演技を見せてくれて、とにかく安心して映画の本筋をぐいぐいっと見せてくれました。
失踪の真相にせまるサスペンス調な部分もうまい具合に解かれていく、その手綱さばきも見事。
そうそう。
映画を見た人は、ほぼ日の対談記事も読んでみると、イトイさんの視点も楽しめるかもしれないです。
この監督さんの作品は、一筋縄でいかないのが、好きなんです(笑)。
物語は、主人公の医師・伊野@鶴瓶が失踪したところから始まる。
彼が何故姿を消したのか、それをさぐる警察の捜査と絡みながら、伊野のそれまでの様子が描かれる。
いやあ、とにかく冒頭のタイトルロールでアップにされる鶴瓶さんの顔が、伊野という男のすべてを語ってると思いました。
一応表情では笑っているように見えるのに、眼がとても空ろ。その自信なさげな目が、なんとも印象強く、だからもうそれだけでこの映画は大成功って言えるのかもしれません。
伊野の元にやってくる研修医の相馬@英太もよかったです。
派手な色のTシャツにカプリパンツ(っていうの?膝丈のスボン)の上に白衣。
いいなあ、こういうキャラ(笑)。
最初、オープンカーの運転しながら携帯電話で田舎に来ることになったのを愚痴ってるシーンを見たとき、これは田舎を批判する(毛嫌いする)典型的な若者として描いているのかな?って思ったんだよね。
しかしその直後、彼が病院内で伊野と会話をしている間、彼の車を非常に珍しく思った田舎の少年たちが興奮しながら彼の車のクラクションを鳴らし続けていることを、我関せずって感じで気にしていない風だったのが、とても意外でした。
このシーンで、ああ、彼は違うんだ、とストンと感じられたのも、よかった。
監督、巧いよな~。
余さんも香川さんも、さすがに実力で演技を見せてくれて、とにかく安心して映画の本筋をぐいぐいっと見せてくれました。
失踪の真相にせまるサスペンス調な部分もうまい具合に解かれていく、その手綱さばきも見事。
そうそう。
映画を見た人は、ほぼ日の対談記事も読んでみると、イトイさんの視点も楽しめるかもしれないです。
コメント