騒音

とにかく相棒と暮らし始めて今までに一番衝突して、分かり合えなくて、どうしようもないのが「生活騒音」の感覚の違いだ。
おそらく育った家庭環境の違いが大きいかとは思う。

うちは母が田舎の旧家出身で広い平屋育ち。そのせいかどうか知らないけど、とにかく階上からの足音などの生活音が響くのをとても嫌がった。

おかげで子ども部屋のあった二階にいることの多かった私など、階段を歩くことから始まって、普通に椅子をギコと鳴らしただけでも階下から苦情を言われることが多く、多分そのせいで、あまり音を立てない生活を自然とするようになったんだよね。

足音が響かないように、落としたら大きな音を立てそうなものを持つときには慎重に、引き出しは静かに開け閉めし、扉がバタンと閉まらないように最後まで取っ手をつかんでおく、とか。

そういったことって、やっぱり環境から身につくものなんだろうねぇ。
相棒はそのあたり、全然駄目な人だ。
気にしない…というか、気にならないんだろうな、だから気にしない。

一応こちらが抗議すれば、一旦は対応してくれるんだけど、結局身についてないから、暫くすると忘れる。だから繰り返される。

結局、本人の中で自分から能動的に行動を変えようと思ってないのが原因だよね。言われたからやる、のスタンスだから忘れるんだよな。

ともあれ、突然早朝のオベンキョウに目覚めた相棒。
また明日からも朝がうるさそうなので、夜、一応お願いという形で静かにしてくれと伝えておいた。
本人全然自覚がなくって「え？うるさいの？」状態なのが腹立たしいが、そこで怒ったら喧嘩別れになってしまうのでグっとこらえたよ。

ちゃんと静かに行動してくれれば、御の字。
はう。

では、また。