盲導犬

朝、起きてとにかくシャワーを。
さすがに酔ってたので、パスして寝ちゃったのよね(^^;。

身支度してゆっくりおかゆ（最近、休日の朝食はたまご粥が定番。大好き）を食べて、それから出発。

今日は県内にある盲導犬センターの見学に行く日なのでした。
近くにあるのは知ってたんだけど、実際に行ったことがなくて興味があったので、こういう機会があってよかった(^^)。

午前中は施設の見学、その後デモンストレーションをみて、お昼を食べて。
それから自由時間でショップで買い物をしたり、PR犬と触れ合ったり、施設の方のお話をきいたり。

盲導犬の育成、訓練、引退後のケアまで、犬の一生を引き受けている民間施設なのだそうです。
盲導犬としてお仕事をすることとなる犬は、全体のうちの三割ぐらいなんだとか。残りの犬たちのうち、人間が大好きで盲導犬の訓練も楽しめるタイプの犬が盲導PR犬になるのだそうです。
PR犬は、こういう施設の見学者向けデモンストレーションだとか、学校や地域の集まりに出かけていって、盲導犬というお仕事を多くに人たちに宣伝するというお仕事をしているのだそうです。

私もあらためて知ったのですが、盲導犬の育成って国のお仕事じゃないんですね。民間団体なんですって。
ですから活動資金の95%が寄付によって賄われているんだそうです。
なんか凄いよなあ。寄付で運営している団体も凄いし、そういった寄付をしている人たちが運営できるほどには存在してるっていう両方が、さ。

私も以前から気にはなっていたし、今回いい機会だと思ったので、一口年間会員になってきました。
まだまだ少ない金額でしかも一口だけだったけど、出来る限り続けて支援していければいいなあ。

で、この会員の手続きをしたら、特典で「盲導犬の使用体験」をすることが出来ました！
PR犬にハーネスをつけてもらって、私はマイマスクを使用して、施設内をぐるりと一周しただけなんだけど、なんかすっごい経験でした。

全然見えないのだけど、左手にハーネスだけが進行の頼り（もちろんガイドさんがしっかりつきっきりで犬に指示をしてくれてるし、サポートしてますけど）で歩くって、当然だけど始めての経験です。
ちゃんと歩けるのか、犬の足を踏んでしまわないか(^^;不安だったけど、そんなの全然大丈夫でした。

ほんの少し盲導犬のほうが前を歩くことになります。タタタと歩いている間、盲導犬の左右の肩が上下して、それがハーネスに小さくカチャカチャという音と振動になって、そのリズミカルな動きが左手に伝わってきて、何というか安心感があるんですよね。盲導犬の平常心な歩きが伝わってくるっていうか。
段差はないコースだったんだけど、角を曲がることは数回あって、その度に盲導犬は、角の方向に身体を向けて立ち止まります。その角度で、どちらに曲がり角があるのかが、ハーネスを伝わって人に伝わります。

犬と人との仲介は基本的にハーネスだけなんだけど、それだけでもこんなに多くの情報をやりとり出来るということが、実感としてわかったのは嬉しかったなぁ。

体験が終わってから、ハーネスをはずすと、盲導犬からすぐに普通に犬になっちゃうのも可愛い(笑)。
それまでちゃんと指示に従ってお仕事していたコが、お仕事が終わると物凄く愛想のいい人好きなコに変身するんですよ(^^)。

仕事中も、尻尾をふりふり歩いていて、それがハーネスを持った手にちょくちょく触れるから、ホントにこういうお仕事が大好きで向いてるコなんでしょうね。
お仕事が終わった後に、身体をたっくさん撫でていたら、気持ちよくなってお腹を見せて甘えてくれました。
かーわーいーいー(笑)。

それにしても、レトリーバーは、デカい！
実家で一緒にいたのは柴犬のMIXだったから、こんなに大きなコにじっくり触れたのは始めてでした。
肉きゅうデカい、笑っちゃうぐらいデカいよ(^^;。普段は家の猫ズのちっちゃいぷよぷよの肉きゅうしか触ってないからなぁ。

物凄く堪能した見学会でした。
はああ、満足。

帰り、ちゃんとショップで買い物もしてきました。
売り上げの10%が施設の運営補助になるという話だったので。

夕方帰宅してから、週末の買い物など。
昼間にいろいろ歩いたりしたので、ちょっと疲れちゃったな。

でも楽しい一日でした。

では、また。


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盲導犬の里 富士ハーネス：http://www.fuji-harness.net/

ここの施設、私は今回団体の扱いで見学してきましたが、個人でもOKだそうです。水曜の定休以外はいつでも予約なしで大丈夫。午前11時と午後2時にデモンストレーションもほぼ毎日やってるそうです。
お近くの方は是非どうぞ。