●「蟲師」

2009年1月21日 映画
漆原友紀の人気コミックを、アニメの巨匠として知られる大友克洋監督が実写化。できあがった映画版『蟲師』は、いい意味で、期待を裏切ってくれるはずだ。約百年前の日本を舞台にした、一般の人たちには見えない「蟲」の起こす現象に相対する「蟲師」たちの物語。オダギリ ジョー演じる蟲師のギンコが旅をしながら、蟲に冒された人々の病を治し、自らと蟲の関係も突き詰めていく。
得体の知れない「蟲」を表現するために、大友監督は過剰なビジュアルを避け、見えるか、見えないか、ギリギリの繊細な映像を重ねていく。監督自身がロケハンで見つけた、滋賀や岐阜にある手つかずの山奥の風景も相まって、まさに「幽玄」の美しさは、DVDの場合でも、ぜひ大画面で体感してほしいところ。好き嫌いが分かれるポイントはドラマ部分で、ギンコが、探幽という蟲師の少女にとりついた蟲と戦う山場などはあるものの、全体には物語の大きなうねりに欠ける。ただ、この映画は物語を見せるものではないのだろう。触れられそうで、触れられない蟲のように、おぼろげな感覚に酔わせる作品なのである。


やっと見ました。
以前アニメでいくつか見て、その雰囲気が好きだったんだよね。それに主演がオダギリだし、監督は大友さんだしで、楽しみにしてました。

綺麗な日本の風景を描写していて、大友さんってアニメのイメージが強かったから、こういう風景を魅せる人なんだなーとちょっと意外だったかな。
白い髪のオダギリもなかなかに雰囲気があったし、蟲のCGは私はアリかな、と感じました。

しかしやっぱりストーリーがねぇ…。
実は原作は読んでないんですけど(^^;、とにかくアニメがとっても雰囲気がすばらしくて、それを期待していたので、裏切られた感は強かったです。

漠然としたものはあるにはあるんだけど、この取り留めのなさは残念だったなあ。

共演の大森さんは私は好きでした。ちょこっと野卑でいい人なのが見えて、可愛かった。
蒼井ゆうは立ち姿が綺麗で、出てるとは知らなかったのでびっくりしたな。

ただ、アニメを見ていたから蟲というものの前知識があったからよかったものの、これは全然知らない人がみたら、わけの分からない映画になっていたんじゃないかなと思った。
それほど説明が足りないし、足りないことが不満に感じる映画になっていたと思う。

個人的には白髪のオダギリもいい男だったので許す(^^;。

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