先月から映画を見るたびに、この映画の予告を見ていて、それでずっと気になってたのよね。
原作コミックスは読んだことはないんだけど、絵柄が好みじゃないから今後も読むことはないでしょう(^^;。

さて、映画。

主人公・根岸クンは、オシャレな渋谷系ポップミュージシャンを目指して上京した。
大学でも同じジャンルの音楽を愛する友人にも恵まれたのだけれども、一念発起して音楽事務所に行ったのが運の付き。なぜか悪魔系ハードロックバンド、デトロイト・メタル・シティ(DMC)としてデビューしてしまい、理想と現実のギャップに悩むのでありました。

というのが、映画の最初の15分ぐらい(爆)。

映画のメインは、DMCボーカルのヨハネクラウザーII世というキャラは既に出来上がっている状態で、なおもオシャレ系を目指したい根岸クンの悲哀→笑いを描いたものになっています。

この映画のキモとなるのは、やっぱり音楽でしょう。

デスメタルなハードロック部分は意外にちゃんとロックだった気がする。
個人的には実際の悪魔系ロックバンドのコンサートに行ったときの事を思い出しちゃったよ。「死ね」だ「地獄」だとわめきまくる絶叫縦ノリな音楽は、なんだか懐かしかったなあ(笑)。

そしてそれとは真逆なジャンルのオシャレポップな歌の数々も脱力しながらも楽しめました(^^;。
映画の宣伝でも聞ける「甘い恋人」のゲロ甘なのもいいんですが、特に気に入ったのは、根岸クンの後輩である佐治クン率いるテトラポット・メロン・ティ(この名前だけで腰砕け)の「サリーマイラブ」です(大笑)。
あのトイレでのクラウザーさんとのセッションのインパクトといったら…。クラウザーさんとの妙な踊りが忘れられません。

クラウザーさん:根岸クン@松山ケンイチはある意味二役やったわけですが、そのあたりちゃんと別人になってて面白かったなあ。
「恨みはらさでおくべきか」のシーンの迫力もあれば、田舎で茄子を美味しそうに食べる様子とか、イチイチ笑える(^^;。

それと、佐治クン@高橋一生がひそかにお気に入りでした。
「ラブ・マイ・ライフ」では気弱なゲイ青年を演じていた彼は、今回タンバリンを軽やかに操るオシャレ青年になっていました。あのさわやかさはファニーフェイスな彼にあっていたと思います。

そして、ジャギ様:和田クン@細田よしひこ。
DMCのコンサートシーンでは、ジャギ様は全身タイツ姿なんですが、模様がヘンで(笑)。しかも体型がスレンダーだから、身体全体から頼りなさがにじみ出ていて、笑えたよ。メイクは、白塗りに書かれたラインは猫っぽくて、あの顔も好みだったな。

体型といえば、松山ケンイチも背が高くて細かったですね〜。
クラウザーさんが最後の決戦に向かって走っていくシーンでは、あのひょろりとした姿が印象的でした。
某悪魔系バンドのボーカルさんはスレンダーという表現からは程遠かったからなぁ(^^;。

DMCのコスチュームの製作もJAP工房さんという、なんだかお馴染みの…(^^;。
映画そのものも確かに面白いコメディだったというのはあるんですが、私としては物凄く大好きなバンドを思い出させる要素が多くって、嬉しくなったんでありました。

コメント

スミぱん@国会を見よう
スミぱん
2008年9月5日19:49

ウチも前々から観ようかどうしようかと悩んでいたんで
すが、結構おもしろそうですね。レディスデーを利用
して観に行くことにします。

砂姫
砂姫
2008年9月6日8:44

>> スミぱん さん
とても楽しめる映画になってましたよ。存分に笑いにいってください(^^)。

ところで、古い話題で恐縮ですが、夜会のチケゲットされたんですね。私も何とか見に行くことができます。こちらも楽しみですね。

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