新書版のリリースが始まったので、揃え始めることにしました。

もともとはソノラマ文庫で出ていたんだけど、ソノラマ文庫が廃刊(っていうのかな)になって絶版。その後朝日ソノラマに引っ越して単行本にて新装開店になっていたのでした。
その単行本の新書化です。

キマイラは学生時代からずっと読んできていて、のちに数年に一冊ペースになってからは新刊が出るたびに一巻からの再読を繰り返したぐらいにとても思い入れのある作品。
ちなみにまだ完結してません。

単行本化になる際にかなりの加筆があったというのは知っていたので、今回の新書化はとても楽しみにしていたのよね。
今月で四巻まで。昔の文庫でいうと8巻までにあたります。この後順調に月間で新書が出て行って、それから新作も新書で行く…のかな。…行って欲しいな。

身体の内に獣を秘める運命を負った主人公・大鳳吼。
彼を中心に、その獣の謎を追って対立する大人たちや、彼を守るためにその謎に挑戦しようとする人々が描かれている。
仙道、神秘、気孔といったオカルト的な要素をスパイスに、友情や恋愛、人生を語るスタイルは、夢枕さんの文章にとてもあっていると思う。

まだまだ物語は現役だ。
続きが気になる面白い小説。ぜひともオススメしたい。

コメント

りなりん
りなりん
2008年8月30日20:20

なつかし〜!
もちろん、オリジナルのソノラマ文庫のを持っている私(笑)
獏さんは、このころはよく読んだのですが、そのうち、激しく怖い方向に行ってしまわれてからは、ご無沙汰です。一番好きだったのは、「遥かなる巨神」かなぁ。あ、もちろん、予想違わず腐女子としては、美空さんも好きでした(爆)

砂姫
砂姫
2008年9月1日19:03

>> りなりん さん
当時まわりの友人はコバルト路線(氷室、久美、新井、大和あたり)が多かった中で、ソノラマ読んでたのは私ぐらいでした(^^;。バンパイヤハンターDとか魔界都市新宿(だったかな)とか、アノ頃はちょっと格好つけてた部分もありましたねー(笑)。
「遥かなる巨神」は最近創元SF文庫で再文庫化して、そちらを読みました。夢枕さんの今の文体とは全然違っていて、でも懐かしく読んだのを思い出しました。

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