●「ベルナのしっぽ」
2008年8月6日 映画突然の病で視力を失った女性が“ベルナ”という盲導犬との触れ合いを通して、絶望から希望を見出し再生していく姿を描いた、郡司ななえ原作のヒューマン・ドラマ!24歳の時、病で視力を失ってしまった元永しずく。建築デザイナーという夢を絶たれ、悲嘆にくれる彼女。そんな彼女に希望の光をともしたのは、“ベルナ”という盲導犬だった…。盲導犬と共に未来を切り開こうとした一人の女性を、さりげなくも温かい視点で映し出す。
盲導犬ベルナの物語。
原作になった本はもちろん読了済み。
お仕事犬って私にとって特別な魅了があるのよね。
昔一時期だけ電車通勤だった頃があったんだけど、そのとき利用していた電車で盲導犬を連れた女性を毎日見かけた。
お仕事中の盲導犬に話しかけるのはご法度だったので、毎日その仕事振りを眺めていたのだけど、さすがにプロだなあと思ってみておりました。
さて、映画。
もともと犬が苦手、という使用者さんは結構多いみたい。この話に限らず、結構「目のかわりに仕方なく」という方は実際に多いと本で読んだことがあります。
それでも、自分の身体の一部として毎日接することになる動物ですから、その後の関係性も濃厚なものになるであろうと想像するのは難しいものではなく…、だからこそこの手の物語には、分かっていても感動しちゃう何かが潜むんだろうな。
主演の白石美帆さんは、我が家では陣釜さん@電車男として強烈なインパクトのある女優さんだったのですが、とても静かで芯のある女性をきっちり演じていて、すごかったです。
夫役の田辺誠一がまた地味ながらも地に足のついた印象があって、じわじわと雰囲気が感じられました。
こういう映画は小学校とかを上演して回ったりするのかしら。
子どもにも分かりやすく、みてもらいたいなあと感じました。
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