●「しゃべれども しゃべれども」
2008年5月5日 映画古典を愛する二つ目の落語家、今昔亭三つ葉。
思うように腕もあがらず、悩んでいる彼のもとに、「落語を、話し方を習いたい」とワケありの3人が集まってくる。
すこぶる不愛想で口下手な美人・十河五月、勝気なためにクラスになじめない大阪から引っ越してきた少年・村林優、毒舌でいかつい面相の元プロ野球選手・湯河原太一。
ひょんなことから「話し方教室」を開くことになった三つ葉だが、3人は集まるごとに言い争い、なかなか落語も覚えない。
想いを寄せていた女性には結婚相手がいることを知り、ますます落ち込む三つ葉。
しかし、「落語が好きだ」という強い気持ちに突き動かされ、師匠・小三文の十八番「火焔太鼓」に挑戦することを決意する。
はたして、それぞれの気持ち、本当の想いは、伝わるのだろうか…。
これもベストセラー原作だよね。たしか本屋大賞受賞作品。
落語というと、私は「タイガー&ドラゴン」が記憶に新しいのだけど、そういえば、あちらは長瀬が噺家だったっけ。こちらは太一。
駆け出し噺家の三つ葉@太一が、不器用な生徒にしゃべることを教えていくことで、自分もひとつ階段をのぼる、そんな成長物語。
さわやかなお話でした。
作中披露される「火焔太鼓」という話は私は始めて聞いたのだけど、面白いのね。
いや、タイガー&ドラゴンの時から、落語っていうのもちょっと面白いよなあって興味はあったので、また楽しむ機会が持てて嬉しい。
ちょっと原作を読んでみたくなったなぁ。
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