手にいれた長編ってコレじゃないけどね(^^;。全5巻だから、長編じゃないしー。

高校の頃だったかなあ、友人が吉野さんのコミックスをいくつか持っていたので、借りた覚えがある。
当時は絵柄が好みじゃなかったこともあって、あんまり好きな作家とは思ってなかったけど、今になって何となく手にとってみたら好奇心が沸いて、読んでみました。

双子の禁断の愛、というのは少女漫画としては結構多い関係性じゃないかな?と思う。
でも、ここまで当事者たちの、近親者を愛することへの苦悩がばっさり捨てられている(といっていいんじゃなかろうか)のは、あんまりないような感じがしました。
もちろん、クライマックスではやはりそのあたりに重きがおかれてくるんだけれども。

因果応報…とうよりは自因自果なのかなあ。
最終話はちょっと怖いぐらいの展開でしたな。

主人公の周りのキャラクターの多彩さ、美しく整った絵、根底に感じさせる物悲しさ、ちょっと古い上質の少女漫画の条件は整ってます。
うん、読んでみてよかった。

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