人形

2008年3月3日 日常
実家にあった雛飾りは、たしか7段だったと思う。

子どもの頃には、母と一緒に飾っていたけど、
毎回小物(笛とか皿とか)と人形が一致しなくて、
この皿は誰に持たせるんだとか、
この太鼓はここでいいのかとか、
三人官女って何段目に並べるんだとか、
毎年大騒動になっていた。

小物の類は、人形そのものの意味を知っていれば、
簡単なマッチングだったんでしょうけどね、
そのあたり無頓着な母だったから(笑)。

しかしそれも、それまで人形を飾っていた部屋が
私の個室として使われるようになってから、
飾らなくなった。

だって!
人形に罪はないけどさ、
夜、暗い中で、あの人形たちと寝るなんて、無理!!絶対!!
怖すぎるよ…。

そんなわけで、高校生ぐらいの時にはもう全然飾らなくなってしまった。
一応毎年母が、蓋を開けて空気を入れ替え、樟脳を取り替えてはいたようだけど。

その後、実家もいろいろあって、引越しを余儀なくされ、
父がなくなってまた引越しを余儀なくされ、
そんなこんなで、あの人形たちは、母の実家に預かってもらっているという話を聞いたことがある。

あの人形たちはまだ箱の中で眠ってるのかなぁ。

ちょっと思い出しちゃった。

では、また。

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