ある夜、警察は真夜中に全裸で徘徊していた外国人の若い男を強制わいせつ罪で捕えた。入国した気配もない男は「強盗にあい、身ぐるみはがれた」というが、日本国内でそんな事件の前例はない。不審に思った警察は、男を一晩拘置所に入れることに。しかし、翌朝、男の姿はきれいに消えていた…。
待望の100%書き下ろし最新長編ノベルス。


本屋で木原さんの本が5、6冊並んでいたんだけど、とりあえず買い占めたい衝動を抑えて(笑)3冊にしておいた(^^;。

さて、本書。
本屋で冒頭部分だけ立ち読みして、そのシチュエーションに笑う。
冷凍蝙蝠って…(^^;。しかもその蝙蝠が吸血鬼って(^^;;;。

死なない吸血鬼の特性を生かした(?)展開は、シリーズ2冊に共通していて、これらが毎回挿入されるんだとしたら、ちょっとアルが可哀想だよなあ。

あと、暁っていうキャラクターが私は大好き。
彼の言葉少なく、真実をきっぱりと告げる性向ってのは、一見強そうな印象があるけど、でも実はそういう人って、弱さの裏返しだったり子どもなだけだったりする。
そういう部分をちゃんとアルがわかっていて、それでも彼を想う気持ちが素直で、可愛いなあ。

まだまだシリーズは二冊だけど、続きが出るみたいだし、楽しみです。

ところで、買った三冊のうち二冊はこのシリーズ。
残りの一冊は、「無罪世界」でした。
「無罪〜」は挿絵がよしながさんだったのでチョイス。

こちらの話もまたありえない設定キャラが登場した。木原さんって、設定が凄くひねりが多くないかねえ?

日本人なのに原始インディオな彼だとか、悪徳商品の販売員だとか、なんか普通のBLでは出てこなそうなキャラクター設定だと思う。
「吸血鬼〜」だって、主人公の一人はエンバーマーっていうマイナー職業についてるし。

ともあれ、他の作品も揃えちゃいそうだなあ、これは。

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