難病にかかった孫の治療のために多額の費用が必要になったマギー。
偶然目にした「接客者募集」の紙に惹かれて入った店は、風俗店だった。

小さな村に住み、平凡な主婦として歳をとってきたマギー@マリアンヌ・フェイスフルが、なぜか風俗店で働くことになり、そのことから彼女自身が変化していく様を丹念に静かに綴った物語です。

風俗店で働くといっても、売春婦ではないんですね。まあだからこそ彼女はチャレンジする気になったんだろうけれども(^^;。
でもまあ、性風俗表現ってのは、描き方によって物凄く喜劇性が高くなるものですねえ。
途中、何度も館内では笑いが起こっていて、キツいエロ表現もなく、楽しめました。

私はミキ@ミキ・マノイロヴィッチが好きだったなあ。
マギーが働くことになるお店のオーナーなんだけど、何となく無骨で、不器用で、でも実は(仕事の業種の割りに)優しい姿が、可愛かった。
顔は結構濃いんだけどね(笑)。

物語は、最初は淡々と日常がつむがれるだけで、フランス映画っぽい地味〜な音楽(笑)だとか、観客の好みは分かれそうだけれども、私はこういうのは好きだなあ。

ラスト、店でミキとマギーが対面するシーンは、なんだかこちらまで嬉しくなってくるようでした。

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