★「デーモン小暮の邦楽維新Collaboration 富士・居待の月」
2007年9月30日 音楽“邦楽使いの達魔”デーモン閣下&超豪華アーティストたちによる“楽器が語り言葉が歌う”朗読パフォーマンス、邦楽の古典から現代曲、洋楽器と競演する古典曲。そして邦楽器で味わう洋楽・・・、ほかのどこでも見ることのできないアートとエンターテインメントの絶妙なバランスにより邦楽の既成概念を打破し続けるCollaboration シリーズ。
聖飢魔IIの解散後、閣下の活動の一つとして、邦楽維新が存在していたのは、知っていたんですよ。
もともと、聖飢魔IIの頃から、閣下は邦楽の方面に興味が向いているのは示されていたわけだし、解散後の一つの方針としてアリだなとは思ってました。
んがしかし、やっぱり青山劇場まで行くのって腰が重くて(^^;。
興味はありつつも、ずっとご無沙汰していたんですね。
今年、ひょんなことから、近隣市にて邦楽維新があるということを知り、早速チケを入手しました。
やっぱり近いっていいわ(笑)。
基本は、閣下の朗読と詠唱、あとは尺八の三橋さんが軸に行われているコラボのようです。
今回私の観賞した「富士・居待の月」では、富士市出身の琴奏者である外山香女史と、琴・沢井流家元である沢井比河流をゲストに迎えたコラボでありました。
全体は二部構成でした、第一部は邦楽の演奏と閣下の朗読とのコラボ、第二部は黒船バンドとによる邦楽とロックのコラボです。
第一部は、琴の魅力についてのお話もあり、なかなか興味深いものでした。
日本独特の20弦琴のなりたちなど、ほほぅと感心することしきりです。
そして第二部は、邦楽とロック!
黒船バンドのメンツは、聖飢魔IIのファンにはおなじみの、ドラムの雷電さんにベースの石川さん、そしてキーボードの松崎様。
そこに、尺八と琴が入り込んで、魅力的な「満月の夜」を堪能できました(^^)。
今回のゲストの沢井流家元である比河流(ひかる)さんは、御歳40を越えてらっしゃるのですが、金髪長髪のまるでロック野郎(笑)。
実は、お若い頃からハードロック(と言っていいのだと思う)を嗜んでいた方でもありまして、「メフィストフェレス」というバンドで作曲とエレキギターを担当したらしい(^^;。
そのせいかどうかわかりませんが、クライマックスでの合奏では、メフィストフェレスの曲を合奏アレンジしたものが演奏されました。
比河流さんは琴とエレキギターの双頭使いを披露されてまして、なんだか物凄いものを堪能させていただきました(笑)。
お琴の爪@象牙でエレキギターを弾くなんて…(^^;;;。
話が長くなるので有名な(?)閣下のコンサートなんですが、この日富士では、記念すべきF1レースが開催されていたのでありました。
そのせいで、周辺のホテルがとりづらい状況にあるとかで、コンサートホール主催者から「新幹線の最終に間に合うように終わらせること」が厳命されていたそうです(^^;。
途中何度も巻きが入りながら、なんとか三時間ちょいのコンサートも無事終了したのでありました。
次の邦楽維新は、来年の青山劇場。
うーん。気になるなあ…。
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