女用心棒:バルサが偶然助けた少年は、水の精霊によって100年に一度巡り来る『精霊の守り人』としての運命を背負わされた新ヨゴ皇国第2皇子のチャグムだった─。 上橋菜穂子原作の“守り人(もりびと)シリーズ”を、「人狼 JIN-ROH」「イノセンス」「BLOOD+」で世界中のアニメファンに名を馳せるプロダクション I..Gがアニメーション化。監督は、「攻殻機動隊 S.A.C.」で国内外から賞賛を浴び、今最も注目される若手監督の神山健治。
終わってしまいました…。
いやあ、凄い高いクオリティのTVアニメでした!
作画が狂わないのはもちろん、これだけ、背景の書き込みや人物らの動作・仕草が丁寧に描かれていたアニメは、本当に久しぶりです。
物語は基本は原作に沿いながらも、クリエイター側がちゃんと原作の意を汲んで、租借し、練り上げ、アニメとして新に作り上げていったからでしょう、オリジナル部分でも齟齬を感じませんでした。
一番印象的だったのは、バルサが、宮に戻りたいといったチャグムに「だったら、私を倒してから行け」と言うエピソード。
チャグムは、手を震わせながらも、短槍をバルサに向かって突き出すんだけど、当然簡単に避けられちゃうのね。
そこでのバルサ。
「親に刃物向けるだぁ、どういう了見だっ!!!」
と怒鳴って、チャグムをひっぱたいたのでした。
ここがねえ。
オリジナルエピソードなんだけど、すっごい好き。
バルサが、チャグムのことを、どれだけ真剣に親身に強く思っているのかが、吹き出した瞬間だったよねえ。
最後にバルサが向かったのは、カンバルでした。
是非是非、アニメの続編、希望したいですな。
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