■「紅茶王子」山田南平
2007年9月9日 漫画
これがここ数日で読破した長編シリーズ。
リンクは、完結後に出た番外編ですけど。
山田さんは、真吾&久美子シリーズから(つまりデビューから)ずっと読んでいた漫画家さんなんだけど、この紅茶王子は最初の二冊ぐらいで脱落したのだわ。
その後長らく接点のないままだったんだけど、先日長い時間をもてあますことがあったので、完結してたのは知っていたので気軽に手にとってみた。
で、読んで、何故最初のほうの巻で脱落したのか、思い出した。
私、パソコン同好会(だったかな)が、生徒会のハンコを偽造したエピソードでの、オタクの描かれ方にかなり強く反発を感じたんだよね。
どうもわたしは少女漫画で否定的に(…これは読み手の偏見かも)コスプレが描かれるのが、好きじゃない。
ぼく地球も途中で脱落した理由は、輪が氷河の格好したシーンで、めっちゃひいたからだったし…。
というわけで、序盤ちょっと読み続けるか悩んだのだけど、結局どうやって終わったのかが気になったので、頑張ってスルーして最後まで読みました。
後半、紅茶王子たちの謎や、王の思惑の話がメインになっていって、主人公カップルがあっさりと相思となっちゃうのは、アレっていう感じでした。
まあ、あの展開で恋のごちゃごちゃまで入ったら収集つかなくなりそうだったから(^^;、仕方ないのかな。
でも、残念。
本編は、大甘ハッピーエンド好きなタイプには、物足りないものだったのかもしれないです。
個人的にはこういうビターな物語も好きだけどね。
だから、番外編で、折角ちょっとした苦味として残った設定が、あっけなく(?)クリアされちゃって、ちょっとがっかり。
アリサというキャラクターが、本編でも何がしかの力をもったキャラとして描かれていたならともかく、特にそういうの、なかったよねえ?
とすると、ただの人間が孫娘にあれだけの影響を与えることが出来たのは不自然だし…、人間になる代償が番外編のために小さかったような印象を受けました。
単純にハッピーエンドを望む少女マンガ読みは、あれで「よかった〜」と思ったらしいけど、最後にきて物語が破綻したような気がしたのは、私が意地悪な読み手だってことなのか…。
余談ですが、番外編に収録されていた、アッサムが紅茶王子としておじいさんのところに現れた、という短編。
なんだか、昔の山口美由紀さんの短編のようで、懐かしく読みました。
あれは好きだったな。
リンクは、完結後に出た番外編ですけど。
山田さんは、真吾&久美子シリーズから(つまりデビューから)ずっと読んでいた漫画家さんなんだけど、この紅茶王子は最初の二冊ぐらいで脱落したのだわ。
その後長らく接点のないままだったんだけど、先日長い時間をもてあますことがあったので、完結してたのは知っていたので気軽に手にとってみた。
で、読んで、何故最初のほうの巻で脱落したのか、思い出した。
私、パソコン同好会(だったかな)が、生徒会のハンコを偽造したエピソードでの、オタクの描かれ方にかなり強く反発を感じたんだよね。
どうもわたしは少女漫画で否定的に(…これは読み手の偏見かも)コスプレが描かれるのが、好きじゃない。
ぼく地球も途中で脱落した理由は、輪が氷河の格好したシーンで、めっちゃひいたからだったし…。
というわけで、序盤ちょっと読み続けるか悩んだのだけど、結局どうやって終わったのかが気になったので、頑張ってスルーして最後まで読みました。
後半、紅茶王子たちの謎や、王の思惑の話がメインになっていって、主人公カップルがあっさりと相思となっちゃうのは、アレっていう感じでした。
まあ、あの展開で恋のごちゃごちゃまで入ったら収集つかなくなりそうだったから(^^;、仕方ないのかな。
でも、残念。
本編は、大甘ハッピーエンド好きなタイプには、物足りないものだったのかもしれないです。
個人的にはこういうビターな物語も好きだけどね。
だから、番外編で、折角ちょっとした苦味として残った設定が、あっけなく(?)クリアされちゃって、ちょっとがっかり。
アリサというキャラクターが、本編でも何がしかの力をもったキャラとして描かれていたならともかく、特にそういうの、なかったよねえ?
とすると、ただの人間が孫娘にあれだけの影響を与えることが出来たのは不自然だし…、人間になる代償が番外編のために小さかったような印象を受けました。
単純にハッピーエンドを望む少女マンガ読みは、あれで「よかった〜」と思ったらしいけど、最後にきて物語が破綻したような気がしたのは、私が意地悪な読み手だってことなのか…。
余談ですが、番外編に収録されていた、アッサムが紅茶王子としておじいさんのところに現れた、という短編。
なんだか、昔の山口美由紀さんの短編のようで、懐かしく読みました。
あれは好きだったな。
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