●「ハチミツとクローバー」
2007年8月19日 映画美大の建築科に通う竹本は、花本先生の親戚のはぐみに一目惚れをする。かわいい顔に似合わないダイナミックな絵を描くはぐみの天才ぶりは、竹本の先輩の森田の心も突き動かす。一方、陶芸科の山田は、建築科の真山に片思い。そして真山は、山田の気持ちに気づきつつも、バイト先のデザイン事務所の理花を一途に思っていた。
羽海野チカのベストセラー漫画の映画化。
原作は既読。アニメ版もほぼ全部見ました。
で、映画も気になっていたので鑑賞。
んんん、青春映画…なのかな、これは。
原作ものではよくあることだけど、エピソードが沢山入りすぎて、二時間ではごちゃごちゃしすぎてたと思う。
もうちょっと焦点を絞ってもよかったんでは。
あと、真山のキャラの変態加減がすごかったですね(^^;。
漫画であればギャグとして許される雰囲気も、実写だとシビアに見えて。映画の真山には、片思い者だから許される変態度がメーター振り切っていて、さすがに可哀想なぐらいに感じてしまいました。
漫画の真山は結構好きだったので、残念。
森田というキャラは、かなり難しい役なのですが、伊勢谷クンの下手な演技が逆に魅力に繋がって見えて、我ながら不思議なぐらいに違和感が少なかったです(笑)。
多少シリアス味が強い演出だったけど、ま、このぐらいなら。
ツボだったのは、獅童さん。
私、彼に惹かれているので、ああいうちょっとした役で出てくれるととても嬉しい。主役やるより、こういうほうが特に雰囲気が出て好きなのよね(^^;。
そして、この映画では多分一番難しいであろうはぐちゃん@蒼井優が、独特な雰囲気をちゃんと表現していて、凄いな〜と思いました。
映画だけだと、原作ではぐちゃんが結局誰を選んだのかというあたりの想像は絶対に出来ないと思うのだけど(^^;、そこはそれ、ってことなんでしょうかね。
ともあれ、青春群像劇としては、まあこんなものなんだろうと思います。
各俳優のファンなら、見て損はないのでは。
コメント