●「ロスト・イン・トランスレーション」
2007年8月12日 映画CMを撮るために来日したハリウッドのアクション・スターと、ミュージシャンの夫に同行するも、ホテルに取り残されたアメリカ人女性が、たがいの気持ちを理解し合う。ただそれだけの物語だが、東京のカルチャーが外国人旅行者の目線で鮮やかに映し出され、彼らの高揚感と孤独、とまどいを伝えていく。
異国で感じる孤独感、を描いた作品。
なのかな。
んんん、まず、私だったら…ってことを考えると、異国という場において、これだけ閉鎖的にホテルにこもっちゃうという女性に全然共感できないのが、映画に入り込むタイミングを逸した大きな原因だと思う。
なんだか勿体無いと思うんだよね。
仕事に同行させてくれたパートナーについてきただけっていう状況がもうありえないっていうか…。
でも、性格的にそういうふうにこもっちゃうって言う人がいるのは、想像できるけどさ。
それにしても、後半、日本にいる友人?と遊んだりしてるのをみると、最初からそうやって楽しめばいいじゃん?とか思ったりして、やっぱりちょっと違和感がぬぐえなかったりするのでありました。
…でも、映画として、何をいいたいのかってのは、何となく感じられたけれどもね。
最後に帰っていく男性が、彼女を見つけて口付けを交わすシーンは、なんだかわかるな〜って思った。
これは恋愛とはまた違った感情じゃないかな。
つかの間の同士というか、同じ孤独を感じあった者として、互いに対する感謝と共感と親愛の情…というか。
たまたま男女だったから、キスという形になっただけなんだと思う。
それにしても、背景が見慣れている日本語の街っていうことで、その部分が、私には全然異国に見えなかった(^^;のが、ちょっと雰囲気を削いでいて残念ではありました。
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