小学館がライトノベルの新レーベルを創刊するのを知った時には、ふ〜ん…ぐらいの感想だったのだけど、そこにリーの作品が含められているのを知った時には凄いびっくりでした。
私は知らなかったんだけど、リーってヤングアダルト向けの作品もいくつか書いてるんですね。
これは、そのうちの一つ。

淑女養成学校に放り込まれていたアートは、階段から落っこちたことでそれまで無くして記憶を取り戻した。
女海賊だった母の跡を継ぐべく、学校を脱出したアートは手始めに昔の仲間を探すのだが…。

記憶を取り戻したとはいっても、実は一部が抜け落ちていたり、また勘違いをしていたりで、昔の仲間たちとの再会と戸惑いに読者も感想を同じくしていくことになります。
しかし、アートにひっぱられるように旅していくことで、彼女の魅力とカリスマに犯されていくのが気持ちいい(笑)。
展開が多少ご都合主義かな〜と感じなくもないんだけど、そのあたりはヤングアダルト向けってことで許せる範囲に感じました。
うん、面白かった。

しかし、訳者が…ねえ(怒)。

リーの物語はその描写力(文章力)にあるんじゃないかと、私は思うわけですよ。英語読めないくせに(笑)。それだけ、雰囲気をかもし出すのが巧い作者だと感じているので。
それなのに、この訳者は…(涙)。

めちゃくちゃ訳文が下手です!(T_T)
物語がだんだん盛り上がっていくのにつれ、言葉選びのセンスがないっていうか、なんだか直訳かよヲイ、みたいな文に躓いてばっかりで、面白さ半減っていうか…。
あああ、最後の最後までノリきれなかったのが悔やまれる。
井辻さんとかに訳して欲しかった…。

原書をググってみたら、どうやら続編もあるようです。
是非続きも読んでみたいですね。
その際には、訳者を変えてください!!!
切実にお願いします。…出版社に要望出そうかな…。

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