佐々木丸美の小説っていうのは、やっぱり癖が強いものなんですよ。
ということを、嫌でも感じることになること請け合いの本書です。
これはかなり読む人…というか、最後までついていける人、を選びそうな小説だわ。

館シリーズの三部作の完結編になるのですが、一作目がかなり普通の推理小説(それでも作者の持つ個性は思いっきり入ってますが)だったのが、二作目ではかなり推理小説としてはテイストの違った少女小説っぽくなり(それでも一応ミステリっぽいネタもあります)、本書ではもう完璧に幻想小説といえるかもです。

オカルトというか輪廻転生は、一作目から触れられていた要素でもありましたけど、本書のクライマックスに比べれば、あちらは味付け程度だったと言えましょう(^^;。

それでも、あのリリカルな文章に耐えられる人ならば、やっぱり三部作の完結として、本書は読むべきだと思います。
ちゃんと決着ついてますしね。

Webで本書の感想を探してみて見つけたページをご紹介しましょう。この紹介っぷりが笑えて(^^;、物凄く共感しちゃったよ。
http://blog.taipeimonochrome.ddo.jp/wp/markyu/index.php?p=1171

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