戦後の昭和、そこには立食いソバ屋などの飲食店を戦慄させた立喰師たちが歴史の闇で暗躍していた。やがてファーストフードという巨大システムが台頭してくるが、そいれもまた立喰師たちによって崩壊していく…。『イノセンス』などの押井守監督が、その創作の原点ともいえる立喰いの世界をモチーフに、通常のアニメとは異なる“スーパーライヴメーション”なる新手法で描いた問題作。数々の立喰師たちが繰り広げる驚異の笑いを通して、ここでは究極ともいえる昭和思想史が紡がれている。その語り部は山寺宏一で、上映時間のほとんどナレーションで語り続ける彼の存在もまた驚異。ある意味、押井ファンのリトマス試験紙ともいえる作品だが、その世界観に身を委ねてしまえば心痛くも気持ちよいこと、この上ない。


押井守が、原作・脚本・監督の映画です。

以前から「立ち食い」に関して一家言を持っていた監督が、その集大成レポートを作成しました!という感じの映画。

出演者は、ほとんど押井映画では、お馴染みの面々で、そのあたり知っているとより楽しめます。

個人的には、現代パートのが好きだな。
予知野屋の襲撃事件は爆笑ものだし、ハンバーガー100個もサイコーに笑えた。パテを返しまくった神山さんが、好きです(笑)。

まったく一般受けするとは思えない映画ですが、押井ファンなら、一見の価値はあるでしょう。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索