▼「笑の大学」

2007年5月4日 演劇
戦時下の昭和15年の東京。検閲官・向坂は劇団「笑の大学」の座付き作家・椿に次々と無理難題をふっかけ、直せなければ上演中止だと脚本の書き直しを迫る。が、椿はその要求を聞いてさらに素晴らしい脚本を作りあげていく。そんな2人が、ガチンコ対決を通して次第に不思議なきずなを芽生えさせていく様を描く。


←リンク先は映画版だけど、見たのは舞台版。

主演の二人は、検閲官に西村雅彦、座付き作家に近藤芳正。
この舞台は何度か再演されているのだけど、今回放映されたのは98年版です。

映画化もされ、ロシアやカナダでも現地のキャストによって舞台化されているこの作品が、今年ロンドンでも上演されることになったそうです。
そんなわけでWOWOWが舞台版と映画版を一挙放映してくれました!
ありがとう、WOWOW!(笑)

映画のほうは公開したときに見ていたのだけど、舞台版は見たことがなかったのよね。
で、映画公開の際に、やっぱり舞台版のほうが面白いっていう感想を目にしていたので、ずっと興味があったんだよね〜。
しかも、西村さんと三谷さんの組み合わせって、もう今ではありえないから、余計に。

で、やっぱり舞台のほうが面白かったです。

もともとラジオドラマとして作られた物語で、その後二人芝居になっているので、登場人物も少なく、場面は検閲室(っていうの?)のみという三谷さんお得意の密室劇です。
登場人物が少ない分、テンポと間が大事なこの作品は、やっぱり映画というメディアには向いてないんだよねえ。と、実感しました。

WOWOWでは英国版の宣伝も放映していて、こちらもなんだか面白そうな雰囲気。
是非見てみたいですなあ。

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