三谷幸喜が2000年に劇団東京ヴォードヴィルショーに書き下ろした舞台劇を、市川準監督がツボにハマったキャスティングで映像化。せつなくて、笑えて、泣ける、見ごたえたっぷりのラブコメディだ。
時は明治13年。維新の功労者、坂本竜馬の13回忌に出席させるため、新政府の役人でかつての竜馬の部下・覚兵衛(中野貴一)は竜馬の妻であったおりょう(鈴木京香)を尋ねる。おりょうは甲斐性のない情けない男・松兵衛(木梨憲武)の妻となっていたのだが、腰が落ち着かず、竜馬に似た愛人の虎蔵(江口洋介)と駆け落ちを企てていた…。
男と女の愛のすれ違いを、絶妙なシュチュエーションに乗せて描いた脚本が秀逸。そこに市川監督ならではの叙情テイストをたっぷり注ぎ込み、キャスト陣がのびのびとアドリブを演じている。木梨×中井の息の合ったやりとりは必見! どんな男をも引き付けるが、愛した男はすでにこの世にない、おりょうの悲しみを熱演した鈴木京香のいい女っぷりも見事。


脚本が三谷さんだってことで、以前録画したままだったのを発掘したので、観賞。

もともとは劇団東京ヴォードヴィルショーの舞台用に書き下ろした(2000年)もので、その後映画化(2002年)されたのだそうな。
だから、こちらの映画が先なのはわかってるんだけど、鈴木京香とか江口洋介とかが、大河「新選組!」(2004年)のイメージが強くて、ちょっと困った(^^;。
てか、もしかしたらこの映画での彼らのイメージから、大河の配役がふられたのかもしれない、とか思ったりして。

暗殺された竜馬には妻がいたのよね。
最愛の夫を殺された、ひとりの未亡人の悲しい姿を描いた物語でした。

とか書くとすごく綺麗なんだけど(^^;、相変わらずコメディなのは三谷脚本だからでしょうね。
ポイントは、タイトルである妻の夫ってのが竜馬じゃないってところかな?(^^;

最後のオチは、かなり賛否両論あるらしいけど、私は三谷さんらしいオチで嫌いじゃないです。

映画の演出はちょっと脚本と相性があんまり良くない感じでしたけど、まあこういう映画もアリかなってところでした。
三谷ファンなら、チェックするべし。

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