なにも欲しくない。誰のためでもない。誰も褒めてはくれない。ただ、飛び続けたい。僕が僕であり続けたい。生きているかぎり。
スカイ・クロラのシリーズは、現実感が全くなくて(褒めてます)、そこがこの作品の魅力の一つ。
徹底した独自世界、自己の内面に向かい続ける視点、世界も他人も関係なく、自らの決めた美しさの規範にのっとって生きる姿勢。
これは多分一つの理想なんだと思う。
とても静かで、強く、孤独な。
他のどんな物語では感じられない、特徴的なこの物語は、あと一冊で完結するのだそうです。
最後の話が楽しみで、でも終わってしまう寂しさも感じます。
コメント