●「宇宙戦争」

2007年1月8日 映画
H・G・ウェルズが1898年に発表した小説を、スティーブン・スピルバーグ監督が映画化。世界各地で異常気象が発生するなか、港湾労働者のレイが住むアメリカ東部の街でも奇怪な雲が立ちこめ、稲光が落ちると、地底から巨大ロボットのような物体が現れる。異星人の襲来だと知ったレイは、別れた妻から預かったふたりの子どもを守りながら、必死に逃走。しかし、異星人のパワーは予想以上で、街はどんどん破壊されていく…。
オープニングから静かに恐怖が高まり、いざ異星人の攻撃が始まると、畳みかけるような迫力映像の連続。この前半には息をのむ。60mものトライポッド(異星人が操る兵器)がビルやフェリーをいとも簡単に破壊し、人間を一瞬に消し去る光線を発射するのだが、このあたりのパニック映像には、スピルバーグの真骨頂が発揮される。中盤からは、生け捕りにされた人間の悲惨な運命や、ついに姿を現す異星人など、スリリングな場面も配置。これらを2時間以内にまとめた手腕もさすがだ。


原作はウェルズ。ってことは、物凄く古い時代、SFの初期に作成された物語だってことです。
ということは、あの有名なオチの元ネタがコレだってことだよな、きっと。

映画そのものは、パニック映画ですので、恐怖に震える登場人物たちの挙動だとか、それらの演出、そして宇宙人の描写だとか、そういうところを見るものなんでしょう。

現代においては、物語の出来としては、かなり不十分というか、ツッコミどころ満載なんだけど、それは言わないのがお約束でしょうね(笑)。

ダコタ・ファニングの叫び声は、しかし、凄かった。
耳に張り付いて、頭が痛くなること必至(^^;。

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