金城一紀が原作・脚本を担当。彼の小説ではおなじみの高校生集団「ゾンビーズ」も活躍する熱いドラマだ。堤真一が演じる中年サラリーマンの鈴木が、娘に大ケガをさせた男に復讐するため、岡田准一演じる高校生、スンシンからケンカを習うという物語。やがて鈴木とスンシンには、年齢を超えた友情が育まれていく。プロットからして現実離れしているが、「作り物」として観れば、鈴木の不屈のがんばりに共感できるはずだ。真っ青な空や海など、全編に散りばめられた夏らしい爽やかな映像も、物語の嘘くささを薄めていく。


堤さんだしー、と思って鑑賞。

物語はかなり絵空事で、リアリティとかを求める物語じゃないですね。
ただし、描かれている小さなリアルや、散りばめられた笑いが好きなタイプには楽しめるお話となっていると思う。

ちょっと情けない感じの父親役が堤さん。彼は、年齢からいって父親役をやってもおかしくないのだけど、どうも私は彼に父性を観ることができない。

まあ、だからこそ動機の点で多少違和感を感じたものの、夏休みをかけたトレーニングシークエンスは、その彼の子どもっぽさというか、大人ではない低い目線での頑張りには、とても似合ったものを見ることが出来た気がする。

で、かなりイイ雰囲気を出していたのが、岡田クン。
私は彼を特別好きではないのだけど、この映画での彼はとっても独特の雰囲気をかもし出していて、惹かれるものがあった。

孤独感をまとっているのに、どこか寂しげな人恋し気な佇まいがあって、よかった。

大人と子どものセイシュン物語、といったところ。
出来れば夏に見ると、よりのめり込めそう(笑)。

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