●「United93」

2006年8月23日 映画
AmazonにはまだDVDはでてなさそうだったので、映画のURLを。
ttp://www.united93.jp/top.html


突然思い立って、鑑賞してきました。

9.11のテロでハイジャックされた飛行機は四機あり、そのうち建造物にアタックしたのは三機。
最後に落ちた一機だけは、ターゲットにたどり着く前に墜落したのです。
映画は、この最後に落ちたアメリカン航空のUnited93についてのドキュメンタリー風ドラマです。

あのテロは、日本時間では夜22時ぐらいでしたね。
丁度仕事から帰ってきて食事が終わった直後ぐらいだったでしょうか。家族で何気なくみていたTVがいきなり切り替わって、事故のレポートになったのを覚えてます。
二機目がWTCの南塔にささったところで、事故じゃないという確信に至った衝撃が、未だに忘れることなく残っています。

映画を観終わって印象的だなあと思ったのが、クライマックスにいたるまで、機内にいた全員(もちろんテロリスト含む)が「神」にすがるようにしていた姿。

結局のところ、ハイジャックを行ったテロリストたちの動機は、自分たちの神を強く信じる、その信仰心だったのだと感じました。

そのやり方(行動)は認めることは出来ませんが、しかしそこに至った「個人の理由」には、部分的であれ、理解あるいは共感できるのだなあ、と。

遺族の方の心情として、テロから五年後である今公開されることが妥当であるのか、早すぎるのか。
私にはその判断はつきませんが、しかし、あの出来事を大袈裟に美化することなく表したこの映画を作った人たち・公開した人たちには、観せてくれてありがとうと言いたい。

ありきたりな言い方だけど、
「忘れてはならないもの」のうちの一つだと思うから。

リンクは、United93に乗っていた乗客トッドの妻が書いた本。彼女は、夫からの電話で機内の様子を知ることができた。
乗客たちが、いかにテロリストと対峙したのか、その一部をうかがうことができるようだ。

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