●「プロデューサーズ」
2006年5月10日 映画1959年、ニューヨーク。かつてはブロードウェイで栄光を極めたものの今やすっかり落ち目のプロデューサー、マックス・ビアリストック。製作費を集めるため、今日も有閑老婦人のご機嫌とりに悪戦苦闘。そんな彼のもとにやって来たのは、異常に神経質な小心者の会計士レオ・ブルーム。さっそく帳簿の整理を始めた彼は、ショウが失敗したほうがプロデューサーは儲かる場合もあるという不思議なカラクリを発見する。それを聞いたマックスは、大コケ確実のミュージカルを作り出資金を丸ごといただいてしまおうとレオに協力を持ちかける。一度は拒否したレオだったが、小さい頃からの夢だったブロードウェイのプロデューサーになるチャンスと思い直し、マックスのもとへと舞い戻る。かくしてレオとマックスは史上最低のミュージカルを作るべく、まずは史上最低の脚本選びに取り掛かるのだが…。
近年日本に輸入されたミニュージカルの映画化っていうと、「シカゴ」とか「オペラ座の怪人」などがあるわけですが、この映画もそれらのミュージカル映画に並び立つ面白コメディでした。
でも個人的な好みからすると、この作品はちょいと下ネタが多くて下品だったなあ…。
あんまり大画面で下品な作品は見たくないので、その点がちょっと…と思ったけど、これは完全に好みかもしれないですね。そのあたりを笑い飛ばすことができるなら、楽しいと思います。
一番のお気に入りは、カルメン役のロジャー・バート。
もう大ファンになっちゃいましたよ!
受話器を手にとるときの小指の立て方は基本ですが(爆)、それを抜いても、あの黒衣装での立ち姿だけでゲイってわかりますから!!
彼が出てるシーンは、主役の二人そっちのけで目が釘づけ状態でした(笑)。
あとは、演出家ロジャー@ゲイリー・ビーチ。
彼の初登場シーンのドレスもゴージャスでしたけど、必見はやっぱりクライマックスでの劇中劇での姿でしょう。
どことなくナヨっとしたあの役…(^^;。
当初のキャスティングだったら、主人公たちの企みは成功しただろうけど、…でも実際代役だからこその爆笑劇になったわけだしね。
こういうコメディを見るときは、一緒にみてるほかのお客のノリも結構大事で、今回はしっかり爆笑してくれる客が多かったのもよかった。
そうそう。
この映画は最後のテロップまで席を立っちゃダメですよ〜(^^)。
歌も終わって、長ーいテロップまで終わってから、メインキャストたちが再登場しますから。
これも面白い仕掛けで、コメディを十分堪能した〜って感じました。
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