美しい妻と娘との生活にちょっとギクシャクしたものを感じていた中年男性が、通勤途中の電車から見えたダンススクールの窓辺に佇む美しい女性にひかれ、スクールの門を叩く。そして踊ることの楽しさに目覚めた彼の退屈な日々はイキイキと変化していき…。


日本版は昔見たことがあったのだけど、あんまり詳細は記憶になかった。
でもまあ結構楽しんでみた覚えはある。

というわけで、ハリウッド版です。

ストーリーは詳しく覚えてないけど、竹中直人と渡辺えりこは覚えてたんだよね。
あの笑いどころ。
あれが、そのまま設定として残っていたのは結構楽しかったな。

ただやっぱり、リチャード・ギアはいい男すぎるよなあ。

役所さんも十分いい男っぷりが感じられたけど、なんというか、日本人が、現代においてかなり廃れているともいえる社交ダンスにチャレンジする、というシチュエーションそのものが、すでにダメっぷりを表しているっていうか…。
そのギャップと、そこへのチャレンジっていう姿勢こみで、冴えない中年男性の頑張りみたいなものが伺えるのが、この映画のポイントの一つだと思ってたのよ。

だから、本場ハリウッドの役者がソシアルダンスに挑戦する姿(絵)からして、もう、出来て(踊れて)当たり前じゃん!みたいな偏見が、視聴者である自分の中に何となくある時点で、すでに「冴えない男性像」からはみだしてるっていうか。

こういう視点を持ってハリウッド版のこの映画を観るのが、そもそもマズイといえばそれまでなんだけど、似たようなことを感じた人はいるんじゃないでしょうかね?

「シカゴ」の時に、ステテコダンスを披露してくれたリチャード・ギアですけど(笑)、あれだって下品に見えなかったのはやはり彼の俳優としての力(ネームバリュー含む)なわけでして。
そんな彼がちょっとくだびれちゃったお父さん役って、似合いませんよう。

ところで、全然話は変わりますが。

社交ダンスのクイック。

あのひたすらパートナーがくっついたまんま、走り抜けるという(私にすれば)奇抜なダンスは、見てるだけで迫力がありますね(笑)。
あの格好(ポーズ)で走れるだけでも凄いのに、女性はヒールはいてますから。
アリエネエ。

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