銀のエンゼルといったら、おもちゃの缶詰。

物語の軸というか、ポツンと光るエピソードのひとつとして含まれていたわけですが、この静かな映画の中ではなかなかに綺麗なものでありました。

主演の小日向さんが、やっぱりイイですねえ。
彼は脇役体質なので(これは役者としての巧い下手ってよりも、個性だと思う)、主演ってホントに難しいだろうなあと思っていたのですが、これがこれが。

彼に合った、ちょっと情けないお父さんで、すばらしいです。

あと、わけありなバイト店員の西島さん。
この人、本当に演技が下手だよねえ。というか、好意的に見れば、下手な演技をしてるの?(^^;ってぐらい、表情が出ない人だわ。

でもだから、最後に大泉さんを殴るところが、意外性を発揮していて、いいシーンになっていたわけで。

映画は、大きな盛り上がりも、すっごく重大なストーリーでもなく、淡々と北海道の広さと寒さを背景に人々の姿を浮かび上がらせる、地味な作品となってました。

この物語には、それが合ってたと思います。

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