←これは原作にあたるスティーブン・キングの本の邦訳。
以降に小野不由美『屍鬼』のネタバレがあります。
『呪われた町』自体、有名らしいから大丈夫だとは思うけど、こちらも完璧にネタバレありますので、未読で知りたくない人は以降遠慮したほうがよろしいかと。


見たのは、アメリカで2004年に作成されたドラマ。主人公ベンは、ロブ・ロウが演じてました。
二時間ドラマの前後編で、全部で四時間。

この原作は、ずっと気になっていたんだけど、読んでなかったのです。もともとスィーブン・キングって有名で、密かにミーハーは私は(笑)気にはしていたのだけど、彼の作品ってホラーなんだよねぇ。
スプラッタ、サイコ、スリラー、ホラーって嫌い…というか苦手なので、それでずっと敬遠していて。

しかし、ドラマ版をWOWOWで放送するってことだったので、本よりは気楽に見られるかなと思って鑑賞。
スティーブン・キングというキーワードってよりも、実は小野不由美『屍鬼』への影響が知りたかったというのが一番だったのだけど。

そういう動機で見始めたからだと思うけど、すでに敵(?)の正体はわかってるんだよね(^^;。
ま、こういうのは特にドラマだと演出的に魅せるものがあれば十分なわけで、その意味ではすっごく怖かった(笑)。

毎日20分とか30分ぐらいずつ、ゆっくり見てたのだけど、これが後半になるに従って怖さがましてくるんですよ。

最後のボス戦(^^;のところなんか、すでに深夜にみるのが出来なくて、結局土曜の午後なんていう中途半端な時間にみることに。
でもやっぱり怖かった。

ストーリーは、逆説的になるけど『屍鬼』にそっくりでした(いやだから逆だってことはわかってます)。
小さな田舎の閉塞感漂う町に吸血鬼がやってきて…、というモチーフ。

まあこの作品に関していえば、ストーリーはあんまり重要じゃないと思う。雰囲気というか、人間関係なんかを受け取るものなんだと思います。

そうそう。
一点、ちょっとびっくりした。

吸血鬼の弱点は「陽をあびる」「聖水」「十字架」、彼らの特徴は「吸血」「目をあわせることで、人間をあやつる」「招かれないと家に入れない」「異常な身体能力(すばやく動けるとか)」あたりは有名だわね。
吸血鬼作品をあまり読んでない私でも何となく知ってる。

しかし、このドラマの作中では、人間の肉を食べる吸血鬼が出てました。
肉食…?は初めて聞いたなぁ。

最後に逃げた少年は、その後どうやって生きていったのか。
じんわりと余韻を残した作品でした。

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