●「博士の愛した数式」
2006年1月28日 映画地元の映画館で上映予定になかったので、上京のさいについでにみてきました。
原作は読んでいたのだけど、映画オリジナルの設定…というか演出が独特な部分もあって、それが案外原作の印象の邪魔をしていなかったのはよかったですね。
細かなエピソードは、映画用に変わってました。
実際、タイガースの試合なんかは映画の中にちゃんと含めるのは難しいだろうなあと思っていたので、あのアレンジはありでしょう。
ただそのせいで、折角の完全数 28 と、江夏の背番号の 28 が示す、物語中の比重が少しだけ軽くなってしまっていたように感じます。
主人公の家政婦が 28 を見つけるくだりも、意外というか唐突だったし。
物語のエンディングも、原作のほうが哀しみが含まれたしみじみしたものだったのが、映画ではノスタルジックなものになってた気がします。
でも、物語のテーマという部分はしっかりと表現していたと思うし、映画ならではの美しい映像だとか、原作では深く触れられていない博士と未亡人のことについても分かりやすく示されていたので、成功していたと思います。
それにしても朝丘ルリ子が綺麗だったなぁ。
未亡人の出るシーンは全体の中では少ないのだけど、その少ない出番の中ですっごく光ってたと思う。
女としての葛藤や、プライドと愛情が静かにこめられていて、あまりにイメージにぴったりで驚いてしまったよ。
とにかくキャストもベストなイメージだったし、いい映画だと思います。
公式ページ:http://hakase-movie.com/
原作は読んでいたのだけど、映画オリジナルの設定…というか演出が独特な部分もあって、それが案外原作の印象の邪魔をしていなかったのはよかったですね。
細かなエピソードは、映画用に変わってました。
実際、タイガースの試合なんかは映画の中にちゃんと含めるのは難しいだろうなあと思っていたので、あのアレンジはありでしょう。
ただそのせいで、折角の完全数 28 と、江夏の背番号の 28 が示す、物語中の比重が少しだけ軽くなってしまっていたように感じます。
主人公の家政婦が 28 を見つけるくだりも、意外というか唐突だったし。
物語のエンディングも、原作のほうが哀しみが含まれたしみじみしたものだったのが、映画ではノスタルジックなものになってた気がします。
でも、物語のテーマという部分はしっかりと表現していたと思うし、映画ならではの美しい映像だとか、原作では深く触れられていない博士と未亡人のことについても分かりやすく示されていたので、成功していたと思います。
それにしても朝丘ルリ子が綺麗だったなぁ。
未亡人の出るシーンは全体の中では少ないのだけど、その少ない出番の中ですっごく光ってたと思う。
女としての葛藤や、プライドと愛情が静かにこめられていて、あまりにイメージにぴったりで驚いてしまったよ。
とにかくキャストもベストなイメージだったし、いい映画だと思います。
公式ページ:http://hakase-movie.com/
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