私の場合「風と木の詩」を知ったのは、中学ぐらいだった。

図書委員で構成されていたミニサークル(実態は漫画同好会(笑))ではその頃とても特定のセクシャリティに関するものがもてはやされていて、「アナザー・カントリー」とか「枯葉の寝床」などがよく友人の間を流通していた。
風木もその中の一つで。

しかし驚いたねぇ、しょっぱなのページからイキナリ少年の裸体ですよ。しかもベッドで。
こんな少女漫画があったのかと、本当にびっくり。

しかも物語を書いているのは、あの「地球(テラ)へ…」(当時アニメになったばかり)の竹宮恵子だもの。
うちのサークルでは彼女は一種崇拝の的になっていた人だったので、それで余計にね。

物語の舞台はフランスの寄宿学校。出てくるのは美少年ばっかり。
当時、耽美ものに傾倒していたこともあって、なんだかすっごく皆で盛り上がったのを覚えてます。

番組は、作者とこの物語にゆかりのある人の談話などで構成されていました。

あの作品が、作者のものすごい愛を受けて作成されたものであるとか、いろいろ一ファンとしてもなんだか嬉しくなるようなことが沢山語られていました。

最終巻が発表された時には、友人との間でもいろいろ意見の相違があったけど、私はあのラストは納得できました。悲劇だとは思うけど、多分避けられないことだったと思うし。

ところで、この番組では漫画のあるカットを画面上に映し出して、その場面のセリフに声をあてた演出をしているのだけど、ジルベールの声が女性で安心しました(^^;。

少女マンガ的にはやはりジルベールが男性の声(少年の声ならまだしも)ってのは、ちょいと許されないですからね(笑)。

あらすじなども紹介されていたせいで、いろんなシーンを思い出したよ。
また読みたいなぁ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索