大手ビール会社の社長(長塚京三)が誘拐された。犯人は「レディ・ジョーカー」と名乗る5人(渡哲也、吉川晃司、大杉漣、吹越満、加藤晴彦)のグループ。身代金は20億円。犯人と被害者、それぞれの思惑の中、やがて社会的強者と弱者、差別する側とされる側などの問題が浮き彫りになっていく…。

原作は高村薫の。
ビール会社の社長誘拐事件、被差別部落問題、総会屋、警察内部による組織への反発、などなどいろんな要素の詰まった長編物語なんですよ。ハードカバーで凄い厚いわけで。
それが二時間に収まるわけないって(^^;。

と危惧したとおりに、結局わけがわからんまま終了した…(^^;。

原作が重厚で読み応えがあったから、この映画の陳腐さが悔しい。

各俳優さんたちは、それぞれ頑張っていたと思うので、やはり脚本/構成がマズかったんだと思う。
もう少し大胆に何かを削らないと映画にはならないだろうなぁ。全部中途半端だったような…。

結局手にいれた現金は、原作ではうまくやったなと思ったけど、映画だと右から左に流れて終わってたから爽快感もないしねぇ。

ダメダメでした。

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