わかった。
どうやら私はこの著者の描く女の子が非常に受け付けないんだわ。

最初に読んだのはハウルで、こちらは少女が少女っぽさをもった言動をあまりしていなかったので、多分あんまりわからなかったのだと思う。

次に読んだのが、よりにもよって四姉妹の出てくる話で、これがもう、どのキャラも拒否反応が出るぐらいに私と合わなかった。

物語そのものや、構成なんかは、今思い返してみると面白そうだと思えるストーリーだったのだけど、とにかく主要キャラが苦手で、読んだ時の評価は自分の中では大層低かったんですよ。

で、本書。

前回の本がそういう印象だったので、この本を手にとるのもちょっとためらいがあったんだけど、実は発行されてすぐに手に入れてあったので(四部作なので、全部出てから一気に読もうと積読してあった)、旅行の道中長い移動時間用にと用意していったのでした。
ダメそうだったら、車窓眺めて過ごそうかと思って(^^;。

そうしたら、この物語の主人公は男の子だった!(笑)
詩人(うたびと)と呼ばれる、いわゆる旅の大道芸一家の息子の視点で語られる物語は、もともと長編大好き、伝承とか魔法とかが伏線に使われる物語大好きな私にはうってつけ。

そして、この主人公の姉の描写を見て、自分の苦手な部分がはっきりとしました。
姉のシーンがどうも苦手なんだよ(^^;;;。

こういうのはかなり個人の好みの問題なので、どうしようもないんだよねぇ。
しかし姉のヒステリックな性格が出るところとか、読んでて辛かった…。

結構大きな道筋から外れることもなく、クライマックスのエピソードも胸がすく思いがしたし、最後の旅立ちのシーンも納得です。
四部作ということですが、いろいろな書評をざっくりみるとどうやら同じ主人公で続きというわけじゃないらしい。

次の話が楽しみだなぁ。

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