父のいない14歳のウォルターがひと夏の間、母の親類である老兄弟の家に預けられる。どうやら母は、兄弟が隠し持つ大金を狙っているらしい。傍若無人な兄弟の生活に戸惑っていたウォルターだが、彼らの過去の冒険談を聞き、大人へと成長していく。
プロペラ機を乗り回し、街の若者を素手でノックアウト。さらにペットとしてライオンを購入するなど、老兄弟の型破りな行動が痛快。オスメントの演技はやや過剰だが、老友ふたりが、いぶし銀の名演技を見せる。ずるがしこさと優しさの両方を漂わせるケインの弟に対し、ある思いを胸に秘めながら、豪放に振る舞うデュバルの兄。ふたりの姿は、「こんな風に年をとりたい」と思わせる理想の老人像のようだ。ポイントに挿入される兄弟の回想シーンも楽しく、1960年代のテキサス州を再現した美しい自然も見どころ。


シックス・センスでハーレイ・ジョエル・オスメントを見てから、安心して見られる俳優だなぁと思っていたので。
ただ、子役のコの成長につきものなんだけど、ハーレイ君も大きくなってしまって、ちょっと寂しいよ。
ダコタ・ファニングでも、今後そんな風に思うのかしらん…。

で、さて。
この物語の楽しみ所はやはり、インディージョーンズ並みの冒険活劇部分ではないかと思うのですよ。

老人たちに群がるハイエナたちのエピソードより、彼らの若い頃の物語が面白い。

クライマックス直前、実はこれがクライマックスか?とも思われた、ライオンのエピソードと少年の帰宅するがやはり…といった展開は、これで終わりだったら正直ツマンナイ映画だなぁと思ってしまったと思うんだよね。

そこをもう一ひねりして、少年が成長し、老人たちのその後のことが語られたあと、ヘリがやってきたところで、「そうそう、これだよ!」とニンマリしちゃったのでした。
ふふふ、こういう展開は好きだなぁ。

エンディングのところで、成長した青年の描くイラスト…というより漫画かな、あれも個性的な絵でかわいくて、きっと老人たちとの生活のエピソードを基にしたお話を描いてるんだろうなぁと、ちょっと読みたくなってしまったのでした。

ハーレイ君もよかったけど、この映画の主役はやはりロバート・デュヴァルとマイケル・ケインですな。

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